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第485号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「公式を利用することより現実から公式を作ること」
10月25日水曜日のメルマガ配信します。
今日もお読み頂きありがとうございます。
■21日土曜日
株式会社ソフトパワー研究所 清水 信博 所長 主催の
TOC学会に参加し、記念講演させて頂きました。
昨年に引き続き今年も招待されました。
学会という名にふさわしく全国から
改善事例の報告があり
議論しながら知見を共有します。
TOC(制約理論)はゴールドラット博士の「ザ・ゴール」で
広まった生産現場の経営改善の手法で
いろんな団体が推進しています。
■元々ゴールドラット博士は
トヨタ生産方式の生みの親である大野耐一氏から影響を受けて
即効的な収益改善手法として発案した手法と言われています。
理論は、時として原理にこだわり
他の手法を排斥する独断主義に陥る危険がありますが
清水氏の運営はTOCのみではなく
MG(マネジメントゲーム)やトヨタ生産方式の
考え方である小口多頻度生産などいろんな手法を
取り入れています。
理論や原理は通常発案者を「神」としてこれぞ万能と
固執する傾向がある。
■事例発表の中に「剣道」と「剣術」に例えて
理論的「型」を忘れて現場の実践観察から行動する「剣術」
で改善しているというお話がありました。
実践現場では理論「型」が使えない局面に遭遇する。
現実に直面し、
咄嗟の判断で起死回生の剣捌きを編み出すこともある。
公式を利用することより
現実から公式を作ることである。
さて、
本日のテーマ
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「工程Processと作業Operation」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■生産システムもサプライチェーンも
工程というプロセスと作業というオペレーションの
ネットワーク連鎖でなりたつ。
工程は材料という資源が価値をつける過程であり、
作業は人や機械が工程を実現する手段である。
作業は工程を実現する手段であり
作業主体は設備や人などの資源である。
工程は製品対象の変化であり
作業は生産対象の変化の手段である。
■食品工場の工程は肉からソーセージに変換する工程と
それを実現する作業主体である設備とオペレーターから
成り立つ。
完成した製品を倉庫に運搬する工程プロセスと
それを実現する
手段としてベルトコンベアを使うかフォークリフトを使うか
どんな作業者が必要か決めなければならない。
船舶ならば鋼板を船に変換する工程は切断、プレス、溶接などの
工程と機械設備や専門工が割り当てられる作業がある。
■工程を縦糸とし作業を横糸として
縦糸と横糸の網目構造として
生産システムもサプライチェーンも成り立っている。
工程も作業も細かく分析すると
多次元のマトリックスとなる。
生産やサプライチェーンの構造を正しく表現すること
システム工学でいえばモデル化することが
工場改善に欠かせない。
■マネジメントとはモノやシステムや人間の観察、見方が
基本であって原理や理論ではない。
公式から答えを導くのではなく
公式ができた現実は何かを考える。
方程式を解くことより
方程式を立てることがマネジメントである。
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今岡善次郎
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