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第448号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「山鹿素行の思想:日本の思想こそ平和と安全安心をもたらす」
2017年2月8日水曜日、少し気温が緩んだら
又寒さが戻りました。
風邪に気付けましょう。
■6日夜、
ノーベル賞経済学者の契約理論を紹介する講演を聞きました。
プリンシパルとエージェントと言う対をモデルで
使う者が使われる者から最大の利益を上げるために
飴と鞭をどう使うかの科学と言えます。
しかしこれは搾取理論と感じました。
日本人として違和感を感じました。
経済活動は人間の営みであり経済主体が利益のみで
行動しない。
■日本的経営を高く評価数するドラッカー流に言うなら
プリンスパルではなくマネジメント
エージェントではなく顧客です。
江戸時代に中国伝来の朱子学が施政者の学問であったが
山鹿素行がこれは「民」のために学問ではないと
日本古来の神道を高く評価した。
学問はエリートだけの為ではなく
たからである「たみ」のためにある。
さて、
本日のテーマ
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「外部でありえないことが起こった時の対応がイノベーションを成否を決める」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)より
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■自社での成功や失敗だけではなく
外部にアンテナを張ってありえないことが起こっている事象を
真摯に観察することも
イノベーションのために意味を持つと
ドラッカーは言う。
コンピュータの世界で世界市場をコントロールしていた1970年代
において優秀な人材に溢れていたIBMの共通認識は
より大きなメモリーとCPU能力の
メインフレームこそが未来を作るという戦略で
一致していた。
業界も専門家にとっても
常識だった。
■スティーブ・ジョブスが学校の生徒の教育用にパソコン事業を始め
、またゲームにもパソコンが普及し始めた。
IBMのメインフレームにとって
性能ははるかに劣り、コストも
メインフレームの端末に比べれば割高だった。
IBMにすれば無視すればいい市場に違いなかった。
しかしパソコンの市場は1979年から84年の僅か5年で
160億ドルの市場になった。
イノベーションは機能やコストの優位だけでは起こらない。
スティ―ブ・ジョブズにしても
技術開発担当したオズニアックにしても
コンピュータ知識は学生の知識に毛が生えた程度でしかない。
■IBMは独自のパソコンを開発して短期に市場トップの座を奪ったが、
パソコンの普及はインターネットと一緒になり、
ビルゲーツのマイクロソフト、ジョブズのアップル、
インテルなどのモジュール化でコンピュータ市場は一変した。
IBMは当初、パソコンの普及など起こるはずはなく
無意味であると信じていた。
現在の収益源であるメインフレームへの資源投入が優先する。
■技術的知識は豊富でも業界の知識は深くても
ありえない現象を観察して「何故か?」と問うことで
社会の需要を認識することに意味がある。
集中、効率、機能などのパラダイムが
分散、感動、自由などのパラダイムに変わった。
専門家の視点は狭く、
長年の常識から見ればありえないと感じてします。
専門家が気がつかなかった
視点で見るイノベターが世の中を変える。
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今岡善次郎
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