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第426号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「恩を受け恩を返すことが社会的役割」
2016年9月7日水曜日、残暑と台風と
不安定な気候が続いていますが
皆さまお元気ですか。
■アルツハイマー要介護5で特養に入所していた妻が
細菌性心膜炎で発熱し
7月初旬から8月まで再入院していましたが
9月1日退院し再度特養に戻りました。
入院、入所、
医療と介護の専門家のお世話になって
10年目に入ります。
31日奥様が同じ施設に入所している、
僕と同じ男性介護者とその娘さんと
介護学校の校長の4人で
食事をしました。
■在宅介護時代は妻を大事にしながらも
自分の人生はどうなる、このまま介護で人生終わるのか
という不安感と危機感に苛まされていました。
介護と仕事を両立させること、
介護はプロフェショナルにお願いして
僕自身の仕事や研究や教育をすることが大事だと
介護学校の校長からアドバイスされ
その通りだと思いました。
社会はお互いに自分の役割があり「用」をなす
分業システムこそ健全な経済社会だと思います。
お互いに恩を受け恩を返すことが社会的役割
だということが分かりました。
■ご案内しているセミナーは僕の人生にとって
いろんな修行を重ね、古今東西の人から学び
恩を受けてきた集大成でもあり
御返しでもあります。
本セミナーは
・企業の安定と成長のために技術とイノベーションを
どのようにマネジメントしたらいいかの気づきを得たい
経営者、技術者、管理者を対象とします
・米国主要MBAで使われている
MOTのバイブル「技術とイノベーションの戦略的マネジメント」の
日米の事例と手法に加えて、
日本的経営とドラッカーやミンツバーグ、ゴールドラットなど
米国のMBAでは異端だが日本的経営に重なる手法も参考にします
・僕の技術者や経営者としての修業、
マネジメント力学を体系化する試みの中での知見でまとめます
・演者が取り組んでいる回転軸振動低減の
イノベーションを事例として紹介します
・参加者各自のテーマを質問として提示することで
議論を深め身のなるセミナーにしたいと思います
■セミナータイトル
「MOT(技術経営)の基礎と技術開発への効果的な活かし方」
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f071xdu0lqr0aezyc5fZM
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さて、
本日のテーマ
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「アリストテレスと山鹿素行」
「日本人の価値観:生命本位の再発見」(立花均、ぺりかん社)より
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■日本人と西洋人(非日本人)の生命観の違いを
東西の思想家、アリストテレスと山鹿素行を
引き合いに出して立花先生は説明します。
非日本人も日本人と変わらず
「人間は動物の一種だ」
と認める。
しかし、非日本人は
人間は神から与えられたペルソナ(理性、知性、自由意志)
があるが動物にはそれがないと
人間と動物の間に境界線を引く。
■アリストテレスは
人間の機能と動植物の機能を
完全に分けている。
食べること、子孫を残すこと、寝ることの機能は
人間も動物も同じだから
人間はそのような自分にある価値を下に見る。
動物と人間を分けるものは
理性の機能だから
喜怒哀楽や煩悩で生きるバカな人間を
啓蒙しなければならない。
啓蒙主義からフランス革命もマルクス主義も
現在に至るリベラりズムもグローバリズムへの
流れにあると言えます。
英国のUE離脱も米国のトランプ現象も理性主義から
考えると愚かで暴挙の現象と見える。
■ところが日本は違っていた。
江戸時代初期の思想家、山鹿素行は人間を
「生々無息なる用」
(瞬時も休みなく生きて動いて何らかの働きをしている存在)
と定義した。
生々無息の人、
耕して食料をつくり、工としてものをつくり、
交易して利潤を得て天下の用を足らしむ。
生きてこめづくり、ものづくり、商いをして
食べて飲んで糞して愛して生きているのだと。
そしてそれは動物も同じであり価値の高い行為である。
働かないものは遊民、族民、盗賊の類であり
士農工商がそれぞれの役割を果たさないものは
動物に劣ると言った。
■こめづくりやものづくりは人間として尊い行為だが
同時に動物も微生物もそれぞれの役割の中で
働いている。
アリストテレスに代表される西洋の価値観、欧米の
マネジメントにおいてものづくりの現場の仕事は
理性ある人間の仕事として下に見る。
日本ではものづくりは神聖とは言わないでも
技術、芸術、武術に並ぶと尊い仕事とみる。
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今岡善次郎
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