◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第379号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「心身システムと経営システムの診断と処方」
おはようございます。
9月30日水曜日、上半期が終わり
下半期の活動が始まりました。
■昨年まで4年間継続していたドラッカーマネジメント塾
現在休講しています。
6月のメルマガで10月から再開すると予告していましたが、
株式会社MN21(21世紀ものづくり日本)の立ち上げにともなう
活動のため延期せざるを得ません。
皆様にお詫び申し上げます。
しかしマネジメント教育のビジョンは
MN21に基盤でありいずれ再開します。
是非お待ちいただきたくお願い申し上げます。
■9月28日月曜日
奉職する多摩大学大学院の秋コースの
第一回のオリエンテーションを行いました。
昨年までは春コースにドラッカー
秋コースにTOC、JIT、日本的経営など
僕のSCM体系を2つの講義を受け持っていましたが
一本化したので
タイトルも「TOC,JIT,ドラッカーを活用する成果追求マネジメント」
と詰め込んだ講義名になりました。
講義後の懇親会での反省。
盛り込み過ぎて暴走爆発だとダメ出し受けました。
他の先生の講義スタイルを
参考にしたらというありがたい提案頂きました。
■現場作業を模擬したベジネスゲームで作業改善を体感させる先生、
グループで自由に話しあいさせて発表させるコーチングスタイルの先生、
瞑想と姿勢で精神修養させる先生、
多摩大学大学院はバラエティーあっていいですね(笑)
一方僕のスタイルは
薬箱にいろいろな薬を並べて使い方を講釈する。
だから詰め込んでしまう。
作業改善も、コーチングも、精神修養もマネジメント教育に重要だと
思います。
しかしながら
僕のスタイルは、あらゆる症状に処方できる
多様な薬、サプリメント、セラピー、運動を体系化して、
診断から処方の仕方を教えることで社会人院生の皆さんが
誰でも自分の症状に対して自己管理できるようにして差し上げるのを
ポリシーにしたいと思います。
■だから僕は今岡スタイルのマネジメントの体系化にこだわりたい。
受講生からありがたいアドバイスをいただきましたが、
他の先生をまねることはできないし、
僕のスタイル、日本的体系化、僕なりの薬箱の整理は続けたい。
TOC.JIT.Druckerが知りたくで来たという社会人院生もいたし、
僕なりのスタイルに価値を認めてくれる院生もいるのは
大変ありがたい。
さて、
本日のテーマ
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「製品システムと経営システム」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
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■ドラッカーは知識の生産性を上げることは
個人にとっても組織にとっても社会にとっても
重要だと言った。
知識は道具であり材料である。
又いろんな病気や症状に使える「薬」である。
道具や材料を使って人間社会が持続できる
価値を提供できなければならない。
社会や組織の病を治さなければならない。
そのために成果を上げなければならない。
■知識の生産性を上げるのは「結合」である。
結合力はいい仕事をする医師も
小説家も芸術家も科学者の特徴である。
近年の日本の思想家、松岡正剛氏は「編集工学」という
概念で、日本の感性を道具として使う。
芸術家は創作といい
技術者は設計といい。
医師は処方といいその道具となる
知識の体系を芸術論、工学、医学という。
また一時システムエンジニアリングという
概念が流行したが本質は同じである。
■ドラッカーは成果を上げる能力は
個と全体を観る感性にあるという。
森を見て木を観ないのは欠陥である。
木を見て森を観ないのも欠陥である。
観ることは観察であり、知ることである。
通常知っていることより知らないことが
多いと考えて謙虚に「観察」しなければならない。
そして
森と木の両方を観て
成果に結びつける「結合」(松岡正剛氏の言葉では編集)
する力を学ばなければならない。
医療では「処方」であり、セラピー(療法)である。
■ドラッカーによると
専門知識が特化されて膨大な知識が蓄積され
膨大な可能性が与えられたと言った。
森を観て木を観ることが重要だが
GPSで木をいっぽん一本観察できビッグデータは取れるが
それを成果に結びつけるには
必要なデータの抽象化が必要であり、
単なる結合能力ではない。
臓器別の診断データと問診や触診など患者の全体を
観て総合的な処方箋が必要である。
多様な多くの観察データを、又多方面の知識を
右脳で結合し、左脳で言葉や図で表現することは
ひらめきであり創造である。
そのために
訓練する必要があるのは木と森全体を俯瞰して
結合するコンテンツを観察する
感性なのではないだろうか?
製品システムも経営システムも
そして人の心身システムも
相似形のフラクタル構造である。
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今岡善次郎
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