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第355号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「最上位にある人間欲求」
おはようございます。
4月15日木曜日、
冬に逆戻りしたような寒く不安定な気候が続いていますが、
皆さまお元気でしょうか?
■4月12日の日曜日朝から
多摩大学大学院ビジネススクールで修士論文を
書こうとする院生の社会人向けの
論文ゼミを僕の自宅事務所で開催しました。
OBOG含め6人に今週のメルマガのテーマである
森信三の言葉を紹介してアドバイスしました。
ビジネススクールの修士論文は
自分の仕事において生き甲斐を持てるような
事業計画(ビジネスプラン)を書きあげることであると。
■欧米的MBAでは通常、生き甲斐とは
自己実現や自己の可能性の追求に置く。
この「自己」に焦点を当てるビジョンは
日本的経営では違和感がある。
ビジョンとは理念であり、
古来日本的経営では社是や店是と言って
社会貢献に焦点が当たっていた。
■自己実現や自己の可能性追求は目的ではなく
手段でしかない。
最上位の「生き甲斐」とは
自分の持ち味を最大限発揮する使命を意識すること
それを社会の問題解決に役立てることにある。
自分を知ることと
社会の問題を観察すること
そしてその接点を探すことがビジネスプランになると
自分に言い聞かせていることを
アドバイスしました。
さて、
本日のテーマ
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「天分を発揮すること、人のために尽くすこと」
(「森信三全集」致知出版社を参考)
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■仕事でも生活でも人生をマネジメントすることにおいて
目的は真の生きがいを持つことです。
短期的な楽しみや快楽ではなく、
内面の充実した喜びを求めることであると
森信三は言いました。
ドラッカーのマネジメントの目的も同じです。
■「幸せは人生」のためには何事にも感謝することと
人々を幸せにすることだ前回森信三の言葉を紹介しました。
それは人が人間として成すべきことをすることに
よって実現する。
人間として成すべきこととは何か?
それは根本的に大切な2カ条があると森信三は教えてくれます。。
■1つは、
自分の天分をできるだけ十分に発揮し実現することである。
2つは
人のために尽くすことである。
前者は使命であり任務である。
ドラッカーの言葉を使えば「義務」である。
自分の長所、強味、特徴を棚卸することである。
後者は「仁」「誠」である。
平たく言えば「人のために親切にすること」である。
ドラッカーのマネジメントで言えば
「顧客価値」を提供することである。
最近の日本社会は西洋の個人主義思想の影響があって
生き甲斐とは「自己実現」「自己の可能性の追求」などが
主流の思想になっている。
5段階欲求説のマズローの影響もあるが
実はマズローは晩年には
もう一段階上位の人間の欲求があると言った。
それが自分を社会のために役立てたいという欲求です。
■森信三は自分の天分は若いうちはなかなか分からない。
人生経験を積まないと分からない。
一生わからない人も多い。
分からなければどうしたらいいかも教えてくれます。
まず自分の仕事に努力せよ。
自分の仕事が人のためになるように情熱を振り向けよ。
行き詰まらないように趣味を楽しめ。
の3点です。
実に分かりやすい実践的な考えですね。
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今岡善次郎
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