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第354号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「義をみてせざるは勇なきなり」
4月1日水曜日、
今日から多くの組織で新年度が始まりますね。
入学、入社、転勤、転部など出入りがあり、
同じ組織でありながら入れ替わりしながら平衡を保っている。
■僕も67歳にして
東京農工大学工学府大学院博士課程に入学し、
あるプロジェクトに必要な研究を開始ます。
昨年の一期一会の出会いから
ある方向に人生が動き始めました。
回転体である工作機械や自動車や電車、飛行機
エアコンや冷蔵庫のモーターの
エネルギーロスは遠心力の中心が
回転軸からずれることによって発生する。
これを芯ブレ、アンバランスと言います。
■芯ブレを自動補正する構造を発明した技能者と
これから21世紀のものづくりNipponのマネジメント教育を
担う「義塾」を立ち上げる同士と
月曜と火曜の2日間話し合いました。
その画期的な発明を知って
その原理を理論的に解明し、世の中に普及させる「義」が
あると考えました。
「義をみてせざるは勇なきなり」の心境です。
発明者に恩義があるわけでもなく
仕事として依頼されたわけでもない。
あくまでもボランティアです。
■しかし、日本のものづくりの現場には
画期的な発明をする力がある。
そんな人材がいる。
一方でそれを阻害する制約もある。
ものづくり日本の現場力を強化するマネジメントと
それを社会組織のイノベーションを促進する
ことが出来る機会だと見ました。
さて、
本日のテーマ
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「世の中を変えたいという欲求」
(「ポスト資本主義社会
21世紀の組織と人間はどう変わるか)P・F・ドラッカー」)
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■ドラッカーによると
米国で非営利組織でボランテイアが増加しているのは
社会サービスのニーズからではない。
十分な教育を受け、専門を持つ人達が
生活のための本業を楽しんでいても
「世の中を変える」このとできる場所で何かをしたいという
欲求を持っている。
コミュニテイや参加や貢献を求めている。
■資本主義社会では資本の論理が企業社会を経済的役割を
も求めてコミュニテイが二の次になる。
人は経済的動機だけでは生きられない。
ドラッカーの観察では
日本では職場コミュニテイが一般従業員にとっての関心が高い。
しかし米国流資本主義経営の礼賛で
コミュニテイがかってに比べて弱くなっている。
その証拠に
日本は米国に比べてボランテイが少ないと言われているが
日本でも非営利組織(NPO)が多く立ち上がっている。
■江戸時代の四民(士農工商)の仕事の哲学は
「私」だけではなく「義」にあった。
「仁」とか「義」は古臭い道徳という風潮があるが
生活のための金銭ではなく、世のため人のためという
ボランテイアであった。
■ドラッカーによると資本主義者社会で失われた
「市民性の回復」である。
市民の責任を回復し、
コミュニテイに貢献する市民の誇りを回復することである。
経済を最も重視する社会主義も資本主義も
コミュニテイにおける責任や誇りを失ったことが
社会の本質であるコミュニテイが崩壊した原因である。
人に備わっっている社会性とは
「世の中に貢献したいという欲求」である。
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今岡善次郎
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