◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第344回
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
本メルマガはボランティア寄付金で運営しています。
僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
お送りしておりますが、
不要の方はそのまま「配信不要」と返信頂くか
ご面倒かけますが解除手続きお願いします。
配信解除手続き&寄付金制度は最後をご覧ください
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
「アート・サイエンス・クラフト統合のプロジェクトマネジメント」
おはようございます。
1月21日水曜日の朝
1月は新たなプロジェクトや新年度にむけての計画やイベントの準備で
多忙な方が多いと思います。
大寒の季節ですが
皆様体調に気を付けてお過ごし下さい。
◆先日の週末PCを切り替えました。
データ移行やネット接続、プリンタードライバーの入れ替え
メールソフトやじめ使い慣れたソフトの移行など
時間がかかっております。
PC購入は半年前でしたが、
Window8にやっと切り替えましたが、不自由な思いをしています。
マニュアルを見たり、コールセンターに相談したり、
SEである息子に聞いたり悪戦苦闘しています。
1994年から個人で自営業始めてほぼ20年になりますが、
身近にヘルプデスクがあるわけではなく
こうしてメルマガやfacebookなどインターネットやPC,スマホなど
ICT回りのスキルは未熟なものですから大変です。
自転車に乗ることと同じく習熟してしまえば
簡単なことでもマイクロソフトの戦略に振り回されます。
メルマガの定期予約配信はこれが新PCで初めての利用となります。
無事配信されるころを祈るばかりです。
習熟はICTだけだはなく、
どんな仕事でもプロジェクトマネジメントとして
立ち上げ、成果をだすには時間をどう活用するかが成功のカギです。
◆来週の今岡ドラッカー塾は
時間、会計、プロジェクトマネジメントがテーマです。
マネジメントはアート(精神)、サイエンス(戦略)、クラフト(実戦)
の総合力であり、プロジェクトマネジメントにも
総合力が要求されます
■■■青梅街道 新中野
今岡‘塾’(ドラッカー塾)第8回ご案内■■■
1月29日木曜日19:00
1月31日土曜日15:00
■第8回のテーマは「時間短縮のイノベーション」です。
マネジメントは数多くの実務から成り立ちます。
実務は一連の仕事(タスク)のネットワーク連鎖である
プロジェクトマネジメントと言えます。
製品開発も生産も物流も、そして新事業立ち上げも
モノと情報の流れを作ることであり、
流れを作るのは「時間」です。
また人生を豊かにするゆとりは
仕事と生活(ワーク&ライフ)において時間を制することで
生まれます。
TOC(制約理論)、トヨタ式経営、ドラッカーから
実践的マネジメントの原理を語ります。
@モノづくりにおける時間短縮のイノベーション
@在庫時間診断と経営改善の処方箋
@トヨタ式経営をマネジメント原理にしたTOC(制約理論)
@ドラッカーとトヨタ式経営の実践原理
時間とフィードバック・統合・流れ
■ゲスト講演はマネジメントの基盤である会計と
プロジェクトマネジメントの日本における代表的存在である
以下の2人をお迎えします。
●1月29日木曜日 講師 相馬裕晃様
タイトル「会計維新:会計の未来を創造する」
<概要>
企業がなければ成り立たない社会構造が進展する中、
企業のインフラとしての役割を担う会計は、ますますその重要性を増しております。
しかし、最近の会計は、判断の難しい将来の事象(投資の失敗、将来の税金費用、
資産除去債務、退職給付債務など)をいかに決算書に表現するか
ということに焦点があたっており、会計のハードルをあげております。
そこで、経営者が実際に経営を行っていく上で重要な「いかにしたら儲かるか?」
といった経営の視点に立った会計について分かりやすく説明します。
また、会計=簿記といった従来の会計教育が定着しておりますが、
相馬さんが普及している経営・会計の体験型セミナー(MG、TOC)の魅力と、
未来の会計教育のあり方についてお話しします。
●講師プロフィール
公認会計士、税理士、中小企業診断士
監査法人アヴァンティア マネージャー
株式会社アヴァンティアコンサルティング 取締役
上場会社に対する監査業務、IPOコンサルティング、
経営計画の策定支援などに携わるとともに、
体験型の企業研修(MG、TOC)に力を入れており、
顧客ごとの事情に合わせた儲けるための研修を展開。 「
儲からないのは教え方が悪い」が信条。
MG、戦略MQ会計については「会計人コース」で4回連載を執筆したほか、
大手製造業、銀行及び公的機関等において研修の開催多数。
現在の公的活動など
一般社団法人 小規模企業経営革新支援協会 会員
日本公認会計士協会 実務補習所 運営副委員長
中小企業基盤整備機構 中小企業大学校 講師
会援隊(公認会計士の有志団体) 隊長
西研究所 公式MGインストラクター
日本TOC推進協議会 会員
●1月31日土曜日 ゲスト講師 光藤昭男様
特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会
理事長
■週末コースのゲスト講演概要
タイトル「利用が広がるか プログラムマネジメント」
=ゲスト講師 光藤昭男様=
特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会理事長
== 概 要 ==
現政権は、「経済再生の実現」が最重要政策の一つとして掲げた。
いわく、「貿易立国」と「産業投資立国」の双発型のエンジン
による強い産業立国「ハイブリッド経済立国」を目指すとある。
この一環で、多くの意欲的国家プロジェクトがスタートしているが、
「近年役割が増しているプロジェクトマネジメントの専門家の
養成・活用を積極的に進めます。」と明言されているが、中身は
プログラムマネジメントをさし、既に「プログラムマネジャー」が
研究開発プロジェクトで任命されている。
このプログラムマネジメント概要を説明し、具体例をあげて、
参加者とその課題を議論したい。
==プロフィール==
東洋エンジニアリング株式会社にて設計自動化システム開発
石油精製建設、各製造設備やソフトの国内外の多くのプロジェクト
のマネジメント経験を持つ。株式会社荏原製作所に移籍した後、
本社IT部門及び経営企画部門にて取締役常務執行役員部門長、
ITエンジニアリング株式会社及び株式会社荏原エージェンシーの
代表取締役社長経て、2011年より現職。
東工大(制御工学学部&修士)、MIT-MOT各卒業&修了
●スポット参加者大歓迎です。
ホームページご案内します。
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05lt4s0to0vqbs51qhym
今岡‘塾‘コンセプト
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05lu4s0to0vqbs51qlq8
開催要領場所アクセス
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05lv4s0to0vqbs51qAYr
開催日程
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05lw4s0to0vqbs51qI2n
●スポット参加者
講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円
2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円
是非皆様のご参加お待ちしています。
参加日を選択の上、お申込下さい。
imaoka@bizdyn.jp
までご連絡下さい。
今岡善次郎
さて、
本日のテーマ
===================
1.旅行というプロジェクト(森信三全集幻の講話)
2.成功と失敗から学ぶ(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究 納期があるから身体を張る
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)
===================
1.旅行というプロジェクト(森信三全集幻の講話 )
■現代はテレビやインターネットでいながらにして
国内、国外どこでも情報を集めることができます。
しかし昔の人は時間をかけて現地見て見聞を広げるために
旅に出かけていました。
旅行することで人の世の辛酸を舐め
人間として鍛えられていたと思われます。
■江戸時代、松尾芭蕉は長旅で「奥の細道」で知られています。
関東平野から白河の関を越えて東北地方に入り
日本海沿岸を通って新潟県、富山県へ抜け、
石川県の金沢に至り、
150日前後、2400キロを一人で歩いた。
■旅は人を興奮させる。
何が起こるかわからないし、危険もあるが
普通の生活では決してしらない現実に出くわす面白さがある。
旅に出るにはお金と時間を確保しなければならない。
旅行というプロジェクトを準備し計画し実行するには事前にお金を貯め、
日常の生活と仕事から離れるので人に迷惑のかからないように
しなければならない。
その準備においても人間としての修業となる。
事前に情報を集め、人から体験談を聞き、
現地についてしっかり観察する必要がある。
■旅行というプロジェクトを計画し実行するプロセスは
現実の人生での生活も仕事同じである。
知恵を働かせ英知を結集しなければならない。
旅行と同じく思わぬ機会をとらえることができるか、
思わぬ災厄に出くわし無事切り抜けることができるか、
新しい事業を立ち上げることができるか。
プロジェクトには始めと終わりがあるように
人生にも始めと終わりがある。
2.成功と失敗から学ぶ
■現在世界を襲っている国家の財政問題への対処について
ドラッカーは20世紀末にも
企業と同じマネジメント原理を語っています。
法人の低税率が経済の健全性と成長を保証するという
新自由主語(ネオリベラリズム)の主張は実証されていない。
税金が高いことが必然的に経済の停滞を招くと言うことは
誤りである。
税金は社会への配当であり、資本家との配分の問題である。
社会とは顧客であり社員であり、取引先である。
税率が高いと企業は節税のために人材開発や設備投資に
資金を使う。
■安倍政権は消費税先送りの見返りに
法人税減税策と打ち出しているが
企業のため、社員のため、経済循環のための政策ではなく、
世界の投資家のための政策である。
経済を縮小させデフレ脱却と逆方向にある。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものだ。
これをTOC(制約理論)では個別最適と全体最適の対立という。
■米ソ冷戦時代終焉から20年経過したが
この時代に大戦が起こらなかったという事実は大戦防止に成功したと言える。
しかし、この軍事のマネジメントはテロ対策には役に立たなかったし、
大国経済の崩壊を早めた。
今必要ななのはテロ対策を含む地域紛争を防止する軍備マネジメントである。
ドラッカーに言わせると
国家の福祉政策はせ成功していないが、
非政府系のコミュニテイによる福祉政策は成功だった。
■アベノミックスも欧米の経済対策も歴史的現実の分析(観察)が
不充分だる。
現実の失敗から教訓をフィードバックしていない。
ドラッカーの方法論は社会生態系の観察にある。
失敗事例と成功事例からその要因を学ながら
ポスト資本主義社会への方向性を模索することである。
一人ひとりの自主性を大事に「市民性とコミュニテイ」
を大切にすることである。
3.事例研究:納期があるから身体を張る
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)
■製品開発もシステム開発も、建設工事も
社内顧客でも社外顧客でも通常、締切という「納期」がある。
納期とは時間の制約である。
製品開発であれば発売日が
建設工事であれば契約納期がある。
納期は人様との約束である。
人様との約束には日本人は身体を張る覚悟が
伝統的にあります。
だから納期があることで身体を張る。
■ものづくりやシステムつくりやことづくりにおいて
創造的な仕事をした経験がある人には理解できることだが、
創造的な「気づき」「ひらめき」は
追い詰められたときである。
プロジェクト納期も論文の締め切りも
追い詰められたときの不安、困難に出くわしたときの不安が
気づきやひらめきを生む。
■人生のイノベーションも仕事のイノベーションも
区切り(納期)を設定することは一つの知恵である。
区切りにない仕事は時間が無駄に流れていく。
毎日出社すれば何かがあり、給料は振りこまれる。
わざわざ納期のある
切羽つまった人生はいらない。
かってはサラリーマン根性と批判的に言われたが
今は価値観多様な時代である。
■しかしながら時間は無限にあると思ったとたんに
気づきやひらめきは遠ざかり、
ドキドキするととよめきはなくなる。
アドレナリンとエンドルフィンを十分分泌する
人生が面白い。
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
■■■■■寄付金のお願い■■■■
いつもご寄付ありがとうございます。
何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。
これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。
金額やお名義は問いません。
請求や領収書など入金管理はしません。
一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。
年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。
寄付金(お布施)箱(口座)
三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン
■今岡善次郎マネジメント・メルマガ
登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05lx4s0to0vqbs51qfpW
バックナンバー
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05ly4s0to0vqbs51qRv9
株式会社ビジダイン
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05lz4s0to0vqbs51qzLX
多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/e05l04s0to0vqbs52qFHE
----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。