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◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第328回   
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「いのちと時間」

 
お早うございます。


今日から月が変わり
10月1日水曜日、
今年も残り3ヶ月になり
4月から始まった年度の後半期にに入りました。

御岳山の噴火で多くの犠牲者が出て
東日本大震災以来の大自然の猛威を思い出させました。

先の読めぬ人生何が起こるか分からない。
人生の無常を思わずにいられません。

せめて出来ることは
人生は二度ない、今日の日も二度ないと考えて
時間を大切にすることでしょうか。


■時間を大切にすることで言えば、
27日土曜日、大阪日帰りで行って来ました。

関西地区の出雲高校同期同窓会の誘いを受けていたのを
思い出し、別件で会いたい人がおり、
二つの用件を合わせて前日に急遽決断しました。

合いたい人とは
オートバランサ―という回転体が発生する騒音と
エネルギーロスを半減させる装置の発明者です。

工作機の現場技能者であり、
力学的理論が出来ておらす未だ世間に知られていない
とのことで40年前構造解析技師
としての感性が騒ぎました。

騒音対策と省エネは時代の要請です。

始めて現物を観て、何とか僕の人脈の中で
支援したいと考えています。

同窓会では高校卒業以来付き合いのある数人を除いて
50年ぶりに会った同窓生に会い、
感激の対面をしました。

限られた人生、時間はいのちですね。



■来週からコミュニテイカフェ
青梅街道 新中野 今岡‘塾‘(ドラッカー塾)
10月9日平日コース、11日週末コース
開講します。

ドラッカーによると
成果を上げるものは仕事からではなく
時間から入る。

殆どプロジェクトが成功しないのは
成すべき仕事に追われ全体を俯瞰する段取りが
できていない。

同じ場所同じ周辺から離れて時間と空間を広げて
俯瞰的に考えるきかっけにしてみましょう。

飲食を楽しみながらのどんな仕事でも
自分の仕事に意義を見つけて日々心豊かに過ごすため、
気軽な交流の場として、
老若男女の実践の実学としてご活用下さい。

塾生もゲスト講師も女性の感性の役割が大きくなっています。


■8期第1回「ドラッカーの生態学的マネジメント」
ご案内します。

平日コース10月9日木曜日19:00〜
週末コース10月11日土曜日15:00〜
開催します。

ドラッカー思想の社会生態学(エコシステム)とは
組織も社会のいのちのシステムであると考えます。

地域社会も人間の身体も同じいのちのシステムとして
類推できます。


身体の組織と企業の組織のメタファー(比喩)から
人類の歴史的東西の英知や脳科学からも
同じことが言えます。


■ゲスト講師はそれぞれ以下のお2人です。

●平日コース10月9日木曜日は「食品開発と地域再生」
(食品コンサルタント 門田直明様)

門田直明様は大塚食品で新製品開発研究やグローバルな
食品素材の調達などで実績を重ね
現在は食品コンサルタントとして高知県など
農業による地域活性化の仕事をしています。

塾長の今岡とは大塚製薬時代に新素材の製品化プロジェクトで
一緒に海外出張も含めて協働した経験があります。

今岡塾のアシスタントとして長い間参加して
ドラッカー思想の下で活躍中です。



●週末コース10月11日土曜日は「 身体の統合と調律」
(米国認定ロルファー川口舞子様)

川口舞子様は日本では数少ない認定ロルファーです。

ロルフィングという米国発の
解剖学と生理学から身体のいのちのシステム
のバランスを取り戻す技術を持っています。

開発者アイダ・ロルフは東洋を研究していた。

川口舞子さんは現在銀座にあるボデイケアサロンの
マネージャーであり施術者でもあります。
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d02dhjv0bny9f4heovKyi

僕の多摩大学大学院での公開講座に参加して
企業システムを統合体とみて同調させることで
モノとカネと情報の流れを作るという
SCMの話との共通点を見出してくれました。

女性の感性に驚きました。

逆に多くを学ばせて頂いています。

現在多摩大学大学院の院生です。

ジャストインタイムの生産システムは
身体のシステムと同じように工程間でバランスして
モノの流れを改善することと言えます。

ちなみに僕を含めて塾生の何人かは
川口舞子さんの施術で腰痛が治った、
背骨が真っ直ぐになって
背が高くなったという人います。

生態学(いのちのシステム学)を人間の身体との
比喩でマネジメントを学ぶ絶好の機会です。

再度ご案内します。

今岡‘塾‘コンセプト
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d02dijv0bny9f4heov9qs

開催要領:時間配分・料金・場所・アクセス
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d02djjv0bny9f4heovznB

開催日程
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d02dkjv0bny9f4heov1vu



■フルコース10回参加者、
スポット参加者申込受付中です。

●スポット参加者
講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円

2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円

●フルコース10回参加者
新規 40,000円
2周目以上20,000円

フルコースご参加の方途中で曜日変更可です。


是非皆様のご参加お待ちしています。


●先ずは初回スポットでご参加頂き、その後で
ご判断頂くことをお勧めします。

初回スポット参加の方で
有利な全コースご参加希望の方はフルコース参加費から
初回参加費さし引いた料金を2回目に
その場でお支払い頂くか
所定の口座にお振り込み下さい。
お名前、所属、男女別、関心や興味等
平日希望か週末希望かを記入して

imaoka@bizdyn.jp
までご連絡下さい。


今岡善次郎



さて、
本日のテーマ
===================
1.頼山陽13歳の詩(森信三全集)
2.組織に部下はいない
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:作業改善とシステム改善
「システム再構築入門」(玉川秀治、ぱる出版)
===================

 
1.頼山陽13歳の詩(森信三全集)


■森信三の「幻の講話」の中で13歳の頼山陽の詩が
紹介されます。

十有三春秋
逝くものはすでに水の如し
天地始終なく
人生生死あり
いずくんぞ古人に類して
千載青史に列するを得んや

■意味は

ああ、いつの間にかもう13歳になってしまった

時は流水のように流れ去って行く

この大自然、宇宙には始めも終わりもない。

しかし人生は始めと終わりがある

どうしたら昔の偉人のように
歴史の名を残す人間になれるだろうか


■13歳の少年が有限なる人生を理解し、
無限ないのちに思いを馳せた詩である。


古典に名前が残る古人は死して後世に
思いを伝えている。

それに比べて現実の殆どの人間は
せいぜい50〜60年で人生を終る。
現在は80〜90年となったが。

殆どの人間は後世に忘れられる。


■「幻の講話」では次のような解説しています。

誰でも後世に名を残すことはできないが
いずれ死ぬことを意識することだけで
「志」を持つ。

志を持つと時間を大切にする。

それが人生の種になる。

頼山陽の詩は青少年への種まきであると。



2.組織に部下はいない

■社長という組織の代表を除いて
部長や課長という部門長の責任はあるが
上司、部下(あるいはボスと子分)という関係は
ポスト資本主義時代には意味を成さない。


「同僚」の関係があるだけだと
ドラッカーは言います。


■あらゆる人間が自らの目標と貢献と行動について
責任を負う。

命令する人間と命令に従って行動する人間の区分
考える人間と行動する人間の区分
は人間の本質に反している。

全員が問題を考え責任を負う。


■トヨタがジャストインタイムのイノベーションを
行った時代に、
誰ともなく、
「全員が現場経営者」であると言っていたそうです。


あらゆる人間が知識労働者であり、
自分で目標を設定し成果をフィードバックし
自己管理する。

ドラッカーは「自己目標管理」として
提案した。

■一人ひとりが自らの目標を組織全体の目標に
合致させる責任がある時、
組織に部下は存在しない。


同僚がいるだけである。

腎臓の細胞は腎臓の部下ではない。

腎臓の細胞は自律的に腎臓の役割のために
機能する。

組織に部下はいないのです。


 

3.事例研究:作業改善とシステム改善
「システム再構築入門」(玉川秀治、ぱる出版)

■ドラッカーのマネジメントの定義は俯瞰的ですが
生産システムの限定すると
改善、KAIZEN,改革、進化、イノベーション、
パラダイムシフト・・・様々です。

またトヨタの改善に関わった金田氏は
作業改善とシステム改善という概念で
生産システムのマネジメントを定義しています。

■生産システムは
材料や水道光熱、電気などインプットして
人や設備を使って生産し、
製品をアウトプットする変換システムと言えます。

身体のシステムが
食物や空気や水をインプットして
細胞・臓器、腸内細菌を使って
生活・仕事をアウトプットする変換システムと
同じです。

身体には生活の乱れや病気があるように
生産システムも製品の品質劣化、欠品、納期遅れなど
病気が発生します。

身体の健康を維持し身心共に健全性を維持するように
生産システムが適正にマネジメントされる必要があります。


■金田氏によると
生産システムのマネジメントである
作業改善とは現状のシステムで
品質、納期、コスト、欠品など病気を無くす活動である。

システム改善とは作業改善を組織内に組み込んで
改善の仕組みを作ることだと言う。

日常的な症状に対する対症療法でいい場合もあれば
食生活や運動などによる生活スタイルを変える
根本的な体質改善もある。


■病気にならない体質にすることや
身心の健康体質を改めに生き方を変えるべき
時間とお金の投資が必要なように
生産システムも考え方から構造まで変革することで
優れた企業体質を作ることも必要である。

作業改善とともにシステム改善によって
環境変化に対しても適応できる
企業を創造することができます。

トヨタのイノベーションにはそのような
マネジメント思想があったのです。



●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

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半年(3000円)
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多摩大学大学院客員教授
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