◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第327回
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「人は先祖と子孫を繋ぐネットワーク連鎖の結節点」
お早うございます。
秋分の日を過ぎて秋の気配が漂う
今日9月24日水曜日、
新たな季節に入りました。
今日も一日大自然に感謝の心を持って
充実した日を送りましょう!
■20日土曜日、
寝たきりの妻を病院で食事介助に
僕の家族が大集合しました。
僕達夫婦2人と3人の子供と
それぞれの連れ合い3人に
3人の孫、
合計11人が病棟に集合、
スマホで写真を取ると画面一杯で
大家族を実感した次第です。
一人でスタートした独立人生が
結婚で2人になり、3人の子供で5人になり、
それぞれが結婚し義理の子供が3人増え
孫が3人で11人になったわけです。
僕を中心に考えると2人の両親、それぞれの両親がおり、
先祖は4人8に人16人・・・と無限の数になる。
企業が資源調達機関と顧客等ステークホールダーを
繋ぐ結節点であるように
僕の存在は先祖と子孫を繋ぐ
ネットワーク連鎖の結節点です。
今は男ひとりの生活ですが、
空間的にも時間的にも現在の僕のいのち
の無限性を感じさせてくれるひと時でした。
■コミュニテイカフェ
青梅街道 新中野 今岡‘塾‘(ドラッカー)
2014年後期(第8期)10月9日11日開講します。
ドラッカーによると
我々の仕事の半分はやらなくてもいいことをしている。
あるいはやってはいけないことをしている。
殆どプロジェクトが成功しないのは
そもそも会社の存在意義は何か、顧客は誰か、
ミッションやビジョンは何かという
そもそも論を回避していることにある。
同じ場所同じ周辺から離れて時間と空間を広げて
そもそも論を考えるきかっけにしてみましょう。
飲食を楽しみながらのどんな仕事でも
自分の仕事に意義を見つけて日々心豊かに過ごすため、
気軽な交流の場として、
老若男女の実践の実学としてご活用下さい。
塾生もゲスト講師も女性の感性の役割が大きくなっています。
■8期第1回「ドラッカーの生態学的マネジメント」
ご案内します。
平日コース10月9日木曜日19:00〜
週末コース10月11日土曜日15:00〜
開催します。
ドラッカー思想の社会生態学(エコシステム)とは
組織も社会のいのちのシステムであると考えます。
地域社会も人間の身体も同じいのちのシステムとして
類推できます。
身体の組織と企業の組織のメタファー(比喩)から
人類の歴史的東西の英知や脳科学からも
同じことが言えます。
■ゲスト講師はそれぞれ以下のお2人です。
●平日コース10月9日木曜日は「食品開発と地域再生」
(食品コンサルタント 門田直明様)
門田直明様は大塚食品で新製品開発研究やグローバルな
食品素材の調達などで実績を重ね
現在は食品コンサルタントとして高知県など
農業による地域活性化の仕事をしています。
塾長の今岡とは大塚製薬時代に新素材の製品化プロジェクトで
一緒に海外出張も含めて協働した経験があります。
今岡塾のアシスタントとして長い間参加して
ドラッカー思想の下で活躍中です。
●週末コース10月11日土曜日は「 身体の統合と調律」
(米国認定ロルファー川口舞子様)
川口舞子様は日本では数少ない認定ロルファーです。
ロルフィングという米国発の
解剖学と生理学から身体のいのちのシステム
のバランスを取り戻す技術を持っています。
開発者アイダ・ロルフは東洋を研究していた。
川口舞子さんは現在銀座にあるボデイケアサロンの
マネージャーであり施術者でもあります。
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0haljv0bncr2t0wj4b1w
僕の多摩大学大学院での公開講座に参加して
企業システムを統合体とみて同調させることで
モノとカネと情報の流れを作るという
SCMの話との共通点を見出してくれました。
女性の感性に驚きました。
逆に多くを学ばせて頂いています。
現在多摩大学大学院の院生です。
ジャストインタイムの生産システムは
身体のシステムと同じように工程間でバランスして
モノの流れを改善することと言えます。
ちなみに僕を含めて塾生の何人かは
川口舞子さんの施術で腰痛が治った、
背骨が真っ直ぐになって
背が高くなったという人います。
生態学(いのちのシステム学)を人間の身体との
比喩でマネジメントを学ぶ絶好の機会です。
再度ご案内します。
今岡‘塾‘コンセプト
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0hamjv0bncr2t0wj4As1
開催要領:時間配分・料金・場所・アクセス
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0hanjv0bncr2t0wj44TG
開催日程
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0haojv0bncr2t0wj4VnJ
■フルコース10回参加者、
スポット参加者申込受付中です。
●スポット参加者
講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円
2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円
●フルコース10回参加者
新規 40,000円
2周目以上20,000円
フルコースご参加の方途中で曜日変更可です。
是非皆様のご参加お待ちしています。
●先ずは初回スポットでご参加頂き、その後で
ご判断頂くことをお勧めします。
初回スポット参加の方で
有利な全コースご参加希望の方はフルコース参加費から
初回参加費さし引いた料金を2回目に
その場でお支払い頂くか
所定の口座にお振り込み下さい。
お名前、所属、男女別、関心や興味等
平日希望か週末希望かを記入して
imaoka@bizdyn.jp
までご連絡下さい。
今岡善次郎
さて、
本日のテーマ
===================
1.教育者としての森信三(森信三全集)
2.オーケストラ指揮者はオーボエの演奏は出来ない
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:仕事とは作業と改善である
「システム再構築入門」(玉川秀治、ぱる出版)
===================
1.教育者としての森信三(森信三全集)
■森信三全集第一巻に「幻の講話」と言う
昭和48年(1973年)に出版された書籍が
紹介されています。
当時の小学生・中学生・高校生達に
「人間の生き方」について
分かりやすく書かれています。
私、現在65歳を過ぎた今岡善次郎は
当時26歳で社会人になった
ばかりの時代ですから、
この講話は現在55前後になっている人達が
青春時代に聞いたことになる。
■工学部で学び技術者として社会人となった僕は
森信三の名前もその思想も知る由もない。
どこかで目にしたり聞いたりしていても
関心テーマでは全くなかったことが
残念ですが、人との巡り合いは
それぞれに時期があるのですね。
■SCM(サプライチェーンマネジメント)を探究する中で
ドラッカーの社会生態系(エコシステム)に
僕の知覚が及び、いのちのサイエンス、
人間学に関心を寄せているなかで
森信三に出会いました。
当時の13歳〜17歳の青少年が学んだことが
67歳のに僕が驚きを持って学んでいます。
■ドラッカーのマネジメントとは社会はどうあるべきか
の問いに始まり、人間とは組織とは
そもそも何かと考えることから
答えを追求することなのです。
森信三は江戸時代の頼山陽(らいさんよう)という
詩人が13歳の誕生日に詠んだ詩から
講話を始めます。
人生で優れた仕事をする人間の秘訣が
ここから読みとれます。
次回以降をお楽しみに。
2.オーケストラ指揮者はオーボエの演奏は出来ない
■オーケストラ指揮者はオーボエの演奏は出来ないが
オーボエがどのような貢献を
しなければならないか知っている。
外科医は麻酔は出来ないが麻酔の麻酔医の
貢献を知っている。
マネジメントは簿記を知らないが
会計の経営への貢献を知らなければなならい。
■優れた組織のマネージャーは部下の専門知識を
知らなくてもそも貢献は知っている。
ドラッカーによると
マネジメントとは知識(専門性)ではなく、
組織は果すべき責任が本質である。
幅広い知識や知性ではなく、
責任こそがマネジメントの本質であると言う。
説得力ありますね。
■伝統的な指揮命令型の組織では
命令を上から下へ、情報を下から上へ
伝えるに過ぎなかった。
伝統的な組織論では
分業化と管理階層によって人間がコントロールできる
情報の制約を無くし単純化することが
組織設計の秘訣だった。
現在、命令と情報はICT(情報・通信技術)で
制約が少なくなり、中間管理層の
役割が矮小化した。
■知識労働者による組織は専門家別に構成される。
マネジメントは専門家の仕事はできないが
責任は残る。
顧客に対する責任、社員に対する責任、
社会に対する責任は
専門知識の発揮とは異なる。
マーケティングマネジャーはマーケットリサーチ
技術知らくても
マーケティィングの本質である
顧客を知る必要がある。
オーケストラ指揮者はオーボエの演奏は出来ないが
視聴者への責任が存在理由である。
マネジメントの本質は
責任にあるというのがドラッカーの本質です。
3.事例研究:仕事とは作業と改善である
「システム再構築入門」(玉川秀治、ぱる出版)
■大野耐一の思想を引き継ぐ金田秀治氏によると
仕事とは「作業と改善」からなる。
ちなみにこの秋の多摩大学大学院で僕が担当する
「ジャストインタイムとSCM」
金田氏をゲスト講師としてお願いするにあたり
9月18日お会いし食事をともにしていろいろ
お話をお伺いしました。
経営者の仕事、マネージャーの仕事、
現場作業者の仕事、すべての仕事に改善がある。
欧米流にマネジメントと現場作業者という
区分が無い。
当時トヨタではすべて現場経営者と言ったそうです。
■作業とは人モノカネの資源をインプットし
付加価値に変換する活動である。
マネジメントであろうが、
定型的な現場作業であろうが、
品質とコストと納期と数量と安全と道徳を維持することは
作業である。
今日の利益を保証する活動はマネジメントとは言え
すべて作業である。
■一方、アウトプットする付加価値を今日より
より良くする活動である「改善」は
作業とは言わない。
今日の利益ではなく、明日の利益を生む作業、
企業が長期にわたって生き残るために活動が
改善である。
作業は自動化できるが
自動化という改善は人間しかできない。
■「改善」とは人間が行う活動である。
機械に置き換えることのできない。
先輩達が築きあげた高度のシステムの中で
部分的な仕事しかできない現代人に失われたものは
何か?
それは「改善魂」だと言う。
トヨタ式経営を含めて日本的経営を否定するか
研究の対象から外している
日本人の経営研究者に対して
むしろフォードを含め欧米の研究者の方がその本質を
観察していると言えるかもしれない。
それは「感性」「企業文化」すなわち、
生態系(エコシステム)や
いのちの研究であると思う。
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返信でご意見よろしくお願いします。
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今岡善次郎
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株式会社ビジダイン
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多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0hasjv0bncr2t0wj4THE
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。