◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第317回
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「プロジェクトマネジメント」
お早うございます。
今日7月16日
今日もメルマガお読み頂きありがとうございます。
■次回 青梅街道 今岡‘塾‘ご案内します。
平日コース7月24日木曜19:00
週末コース7月26日土曜15:00
テーマは「時間によるマネジメント」です。
TPS(トヨタ式生産システム)の本質、5Sと標準化、
米国の分析タイムベース競争、フィードバックサイクル、
ドラッカーの洞察「仕事からではなく時間から」等
実践におけるマネジメントは「時間」につきます。
プロジェクトマネジメントも
時間の使い方が成果を決めます。
■ゲスト講師は
特定非営利活動法人 日本プロジェクトマネジメント協会
理事長
光藤昭男様です。
日本発のプロジェクトマネジメント標準P2Mと
その応用について24日と26日はそれぞれ違うテーマで
お話頂きます。
7月24日木曜
タイトル「インフラシステム輸出戦略の課題とP2M」
7月26日土曜
タイトル「P2Mと戦略的イノベーション創造プログラム」
いずれも、政府成長戦略「日本再興戦略」の中短期工程表
の一部です。
■光藤昭男様プロフィールは以下の通りです。
東洋エンジニアリング株式会社にて設計自動化システム開発
石油精製建設、各製造設備の国内外の数多くの
プロジェクトマネジメントの経歴を持つ。
株式会社荏原製作所に移籍した後、
本社IT部門及び経営企画部門にて取締役常務執行役員部門長、
ITエンジニアリング株式会社及び株式会社荏原エージェンシーの
代表取締役社長経て、
2011年より現職。
東工大(制御工学学部&修士)、MIT-MOT各卒業&修了
なお、光藤様と僕は
東洋エンジニアリング株式会社同期入社で
それ以来の付き合いで本講演を引き受けて頂きました。
■スポット参加大歓迎です。
講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円
2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円
申し込み方法等
詳しくは以下をご覧ください。
↓
ホームページ
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0oktsu09npvvnsblkmQE
ダウンロードチラシ
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0okusu09npvvnsblkGRC
未だお渡ししていない方で
ご参加の方以下の小冊子漏れなく進呈します。
●日本工業出版 流通ネットワーキング連載
「全体を俯瞰するサプライチェーンマネジメント」
〜TOC(制約理論)とジャストインタイムをドラッカーで繋ぐ〜
昨年の「ドラッカー塾」の資料を中心に6回分の
連載記事 青梅街道 今岡”塾”
(コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
を別冊にして500部印刷しました。
■スポット参加大歓迎です。
講義のみ4000円、カフェ参加込み5000円
2周目以降の方は
講義のみ2000円、カフェ参加込み3000円
申し込み方法等
詳しくは以下をご覧ください。
↓
ホームページ
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0okvsu09npvvnsblkS0l
場所情報のチラシ修正
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/d0okwsu09npvvnsblkppv
未だお渡ししていない方で
ご参加の方以下の小冊子漏れなく進呈します。
●日本工業出版 流通ネットワーキング連載
「全体を俯瞰するサプライチェーンマネジメント」
〜TOC(制約理論)とジャストインタイムをドラッカーで繋ぐ〜
昨年の「ドラッカー塾」の資料を中心に6回分の
連載記事 青梅街道 今岡”塾”
(コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
を別冊にして500部印刷しました。
第1回「経済の暗黒大陸」から半世紀
第2回「部分の効率」と「全体の流れ」
第3回在庫は時間である
第4回目を開けて運転する〜フィードバックの原理〜
第5回機械中心から仕事中心へ〜統合の原理〜
第6回生命は流れ
是非ご参加下さい。
お待ちしています。
さて、
本日のテーマ
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1.救いと悟り(森信三全集)
2.仕事の改善は現場から
(ドラッカー「ポスト資本主義」)
3.事例研究:
ハーマンミラー社「組織衰退の兆候」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
===================
1.救いと悟り(森信三全集)
■有限な人間のいのちは不完全であるから
不完全者相互の衝突・摩擦等人間関係の難しさに発する
苦悩を味わうのだ。
艱難辛苦、喜怒哀楽は人の常である。
■人は生まれた時から親子・兄弟であっても
一人ひとりが心も身も離れており、
それぞれの立場でしか物を見ない。
人間界の一切の苦悩は相互の対立から生じる。
釈尊やキリストなど宗教者は人間の苦悩から
離脱する救済に端を発する。
■「救済(救い)」は超越者たる神に求める。
一方、「悟り」は坐禅や自力本願で自覚することで
救われる。
救いと悟りは他力か自力かで対立しているように
見えるが、表裏一体である。
一方救い方には方便(方法や型)があり、
その型に固執してしまうと危険な面もある。
人類の歴史には
宗教と宗教の間に対立で
修羅場をつくった事例に満ちている。
■「悟り」とはいのちの自証自覚であり
神だのみではない自力を伴う。
いのちの自証の光に照らされると、
すなわち真の自己のいのちを自覚すると
有限なる制約を認識して
「超個のいのち」の永遠なることが理解できるのだそうです。
悟りを得ることができるかどうかは
自分を個としてではなく、
より大きな自然の一部だと謙虚に認識できるかどうかだと
森信三は教えてくれます。
2.仕事の改善は現場から
■20世紀資本主義社会までの近代的思考では
「答え」は専門家のものだったと
ドラッカ―は言う。
科学的管理法の発明者フレデリック・テイラーは
仕事のやり方の指示をしたが
現場の労働の意見を聞くことはなかった。
■「ヒューマン・リレーション(人間関係論)」で有名な
エルトン・メイヨーも同様だった。
レーニンやスターリンも「人民」に指示したが
聞くことはしなかった。
第2次大戦までは新兵器の導入において
兵士に意見を聞くことはなかった。
■日本でデミング賞の品質管理が
TQC(総合的品質管理)へとマネジメントに変化した。
現場で働く人のQCサークルが経営改善に貢献した。
米国海兵隊のボイド大佐は朝鮮戦争の
戦闘機のパイロットの体験から
戦後の米国の戦闘機開発、兵器システム開発に貢献した。
■どんな仕事でも
仕事を行うものが誰よりもよく知っている。
何がうまく行き、何がうまくいかないか、
言葉で表現できない暗黙知は現場にたくさんある。
「どんな道具が必要か」「どんな情報が必要か」
現場が一番わかる。
生産性の向上について働く者自身が責任を負い、
管理するように求めることが
ポスト資本主義時代の仕事の改善に必要である。
3.事例研究:
ハーマンミラー社「組織衰退の兆候」
'Leadership Is an Art'
(邦訳 響き合うリーダーシップ、海と月社)
■ハーマンミラーの元CEOのマックスデブリ―によると
経営者として最も大切なことを質問されて
答えた。
「エントロピーを断つことです」と。
エントロピーとは熱力学第二法則で、
すべての物理現象はそのままにしておくと
無秩序で混乱に陥るという法則である。
■組織も含めて生命は
「すべて衰退する方向に変化する」運命にある。
組織によって寿命の長さは異なる。
リーダーが学ばなければならないのは
衰退の兆候を察知することである。
■組織衰退のエントロピー増大に兆候は以下の事実があると言う。
@上っ面だけで交流する
@現実の複雑さや曖昧さを受け入れようとしない
@リーダーがメンバーを支配しようとする
@日常業務の忙しさから組織の目標やビジョンを
考えない。
@貢献・精神・美徳・美などに無関心である。
@気品や礼節さ、言葉に対する敬意を失う
■人でも組織でもいのちのシステムは
人間の本質に関わるもである。
仁・義・礼・智・信という、
日本人の先祖がかって大事にしていた社会の規範と
同じではないだろうか?
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
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多摩大学大学院客員教授
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。