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                   第263回   
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「いつまでも好奇心を持って」


●22日土曜日のカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
に学生時代の友人が参加してくれました。

20代の若者に交じって
カフェタイムの交流会を盛り上げてくれました。

僕と同じ団塊世代で
キャンパスは全共闘の学生運動運動で異常な時代でしたが、
皆が社会のことを考え、
議論していた青春でした。


彼も僕と同じく独り暮らしの
コンサルタントでミャンマーなどで
仕事をしている。


●古代ギリシャを起源とする弁証法、
日本における陽明学の元祖、中江藤樹。

学生時代に読んだ「知的生産の技術」の梅棹忠夫、
「創造性開発発想法」の川喜多二郎、
そして最近の野中郁次郎「知的創造SECIモデル」

僕なりの共通点を整理しました。

僕の友人が
考えが整理できたと喜んでくれました。

いつまでの好奇心を持ってやることが
大事だと話し合いました。

僕が15年前から好奇心を持って取り組んでいる
サプライチェーンマネジメントが次回のテーマです。

■■■2013年春期第7回
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」ご案内■■■

個別の専門だけでは物事は進まない。
細切れになった仕事を統合して流れを作るのが
実践の極意です。


平日コース7月4日木曜日18:30〜
週末コース7月6日土曜日15:00〜

第7回は精神・戦略・実践の三位一体の
最後「実践」の続きです。


テーマ1 「ロジスティクスの実践:統合 
プロジェクトの流れを作る」

テーマ2 「ロジスティクスのニュートン力学
TOC(制約理論)」


○事例研究

コンテナ船とクロスドックのイノベーションを
事例研究します。

ドラッカーも「企業家精神とイノベーション」
でコンテナ船の事例を上げています。

SCM成功企業事例として
ウオルマートを見てみましょう。


○目的と概要

テーマ1「統合」
現代組織の細分化は個別責任業務が多く
業務と業務の繋ぎストックポイントが多くなっています。

プロジェクトの仕事の滞留を無くし流れを作るには
どんな考え方をすればいいか。

多くの事例とメタファーで図解します。

ジャストインタイムも
コンテナ船も、クロスドックも、
クリテカルチェーン
プロジェクトマネジメントも同じ原理で語れます。


テーマ2「TOC(制約理論)」

故エリヤフ・ゴールドラット博士のTOC(制約理論)を
いち早く自署「サプライチェーンマネジメント」で
原書から解き明かして日本に紹介した立場から

ハイキングメタファーやダイゲームメタファー使って
本質をわかり易く解説します。


facebookで様子紹介

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0nr10v0lluttypooz7VW


東京都中野区 新中野
チラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0nr20v0lluttypooza4Z

さて、
本日のテーマ
===================
1.他人の中の私
2.マルクスとヒットラー
3.絞り込み
===================
 
 
1.他人の中の私


■自己に対して他者を道元は「他己」(たこ)と
言いました。

他己とは他人の中の己(おのれ)であり、
他者も己(おのれ)である。

YOUはMEであり、MEはYOUである
と言うのです。


■あなたの中に私がおり、
私の中にあなたがいる。

自己を愛するがごとく他者を愛せよ。


他者と自己との断絶を超えることなのだそうです。


■西洋の近代科学は「私」に固執します。


主体である「私」と
客体である「あなた」を明確に区別します。

正しい私と間違っているあなたを区別する。

自分と問題を区別する。

主体である人間と客体である自然を区別する。

変えるべきものは自分ではなく
あなたであり、問題であり、自然である。

そこから近代が始まった。

同時に現代の病も深刻化しました。


■道元は
「自己の心身及び他己の心身をして
脱落せしむなり」と禅の修行の心得を
教えます。


人と人は我執を離れて伸び伸びと
生きなさい。

人を批判的に見ないようにしなさい。

所詮みな同じだと。

「和」の精神とは
「他人の中の私」です。



2.マルクスとヒットラー

■ヒットラーが猛威を振っていた時代に
ドラッカーはヒトラーのナチス全体主義は
マルクス社会主義に原点があると
分析していました。

マルクス社会主義は
ファシズム全体主義の父であると。

■ヨーロッパではマルクス社会主義革命は
起こらなかったけれど思想の流れは生き残っていた。

社会主義革命が起こったのは
産業システムが充分発達していなかったロシアであった。

ヨーロッパでは人間を総合的に見る保守の
社会主義への抵抗勢力が
強かったのです。


■イギリスの保守反革命の伝統は
ヨーロッパの啓蒙思想とフランス革命を
受け入れなかったのです。

アメリカの南北戦争が
自由な社会、自由な移民、平等な機会を広げ
ヨーロッパの自由な保守勢力を
立ち直らせたのだそうです。

その中でヒトラーは残存する
マルクス社会主義が残した
ファシズム全体主義の政治理念と構造を
利用したのだそうです。

■マルクス社会主義がヒトラーを生んだという
ドラッカーの分析は
人間の本質論から見ても納得がいきます。

精神・感性・個性・自由・・・を無視して
理性や経済的平等のみを強制する社会構造は
悲劇を生むのです。


理性だけの人間社会は部分最適でしかない。



3.絞り込み

■ルノ―と日産の提携はそれぞれの強みと弱みの
相互補強で非常にうまく行った事例です。

日産はルノーに比べて工場生産性は高かったが
車種数が多くて全体でみれば生産性が悪かった。


■車のプラットフォーム(車台)数は
幾つかの車種で共通化できる。

日産ではプラットフォームの共通化が
徹底できていなかった。

プラットフォームの共通化が重要な
課題になった。

■一般に欧米に比べて日本企業が絞り込みの
重点戦略が弱い。

必ずしも弱点とは言えないが、
思い切り棄てる大胆さが日本人には弱い。

小さなことが気になって
あれもこれもを盛り込む。

製品数も車種数も、拠点数も
共通化すれば
多種少量から小種多量にできて
設備の稼働率が良くなる。


■赤字体質から黒字にリバイバルする時には
稼働率を上げて固定費を下げることが第一優先です。

同じ時期に赤字を黒字に浮上させた
日産のゴーン氏とコマツの坂根氏が採用した
戦略はこの絞り込みの
重点化戦略だった。


ゴーン氏は日本の現場の強みを知りつつ
当然西洋の絞り込みを大胆に行った。

坂根氏はアメリカ法人の経営から
絞り込み戦略の思想を身に付けた。

ただし大事なモノを切り捨てない感性は
必要です。


●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


■■■2013年春期第7回
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」ご案内■■■

個別の専門だけでは物事は進まない。
細切れになった仕事を統合して流れを作るのが
実践の極意です。


平日コース7月4日木曜日18:30〜
週末コース7月6日土曜日15:00〜

第7回は精神・戦略・実践の三位一体の
最後「実践」の続きです。


テーマ1 「ロジスティクスの実践:統合 
プロジェクトの流れを作る」

テーマ2 「ロジスティクスのニュートン力学
TOC(制約理論)」


○事例研究

コンテナ船とクロスドックのイノベーションを
事例研究します。

ドラッカーも「企業家精神とイノベーション」
でコンテナ船の事例を上げています。

SCM成功企業事例として
ウオルマートを見てみましょう。


○目的と概要

テーマ1「統合」
現代組織の細分化は個別責任業務が多く
業務と業務の繋ぎストックポイントが多くなっています。

プロジェクトの仕事の滞留を無くし流れを作るには
どんな考え方をすればいいか。

多くの事例とメタファーで図解します。

ジャストインタイムも
コンテナ船も、クロスドックも、
クリテカルチェーン
プロジェクトマネジメントも同じ原理で語れます。


テーマ2「TOC(制約理論)」

故エリヤフ・ゴールドラット博士のTOC(制約理論)を
いち早く自署「サプライチェーンマネジメント」で
原書から解き明かして日本に紹介した立場から

ハイキングメタファーやダイゲームメタファー使って
本質をわかり易く解説します。


facebookで様子紹介

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0nr30v0lluttypoozC5R


東京都中野区 新中野
チラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0nr40v0lluttypoozMVu

●麻婆豆腐に
野菜たっぷりの肉に魚介類の焼肉、
ビールに焼酎で交流会行います。

スポット参加大歓迎!

フルコース終了者は半額2,000円で
毎回誰か参加しています。


お申込み頂いた方もいますが、
スポット参加大歓迎です。

imaoka@bizdyn.jpにメールして下さい。

カフェの準備とコピーの準備のために
お手数ですが毎回申し込み下さい。

場所、アクセス、時間、料金はチラシをご覧ください。

チラシ
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0nr50v0lluttypoozfvj



■■■■■寄付金のお願い■■■■

いつもご寄付ありがとうございます。

何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。

金額やお名義は問いません。

請求や領収書など入金管理はしません。

一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。

寄付金(お布施)箱(口座)

三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン


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登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。

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株式会社ビジダイン
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0nr80v0lluttypoozUVq
多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0nr90v0lluttypoozrNB
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。