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                   第260回   
     ★ドラッカーから学ぶ一流の仕事術★ 
     
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「義の復活の時代へ」


●6月2日の午後
アフリカ開発会議が開かれている横浜の
中華街の老舗 萬珍楼で家族が集まりました。

海外プラント建設現場の仕事から一時帰国した
次女の婿の父と母を入れて

長女夫婦、二人の孫のいる長男家族、次女夫婦
計11人で円卓を囲みました。

●ここに妻がいない寂しさは
心の内に秘めて
楽しい時間を過ごしました。

妻が元気な頃の5人の家族が
今、それぞれの家族に分かれたが
日常会わない大きな家族、
新たな親族が誕生ている。


家族や親族、そして
会社や、地域社会、難病家族会など
人と人は繋がりあうことで癒される社会を
作るのです。


●かって「義」という言葉が人と人の繋がりの
大切さから来ているのに
条件反射的に「戦争」や「やくざ」を連想する
刷りこみから脱しなくてはならないと思います。


根本は家族愛なのです。


■■■2013年春期第5回
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」ご案内■■■

個に重きをおいた分裂と戦いの時代から
人と人の関係を根源とする使命で「義」を復活し、
己を知り敵を知る賢い生き方で「統合」の時代へ!


平日コース 6月6日木曜日18:30〜

FBでのご案内

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcpyu0ll6za7l6m6UW3


(週末コース 6月1日土曜日終了しました)


週末コース 6月1日土曜日
盛況の内に無事終了しました。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcqyu0ll6za7l6m6i3M


テーマ1 「人と人の関係を根源とする使命」
テーマ2 「成すべき戦略はどう立てるか」

○事例研究

ユニクロで世界展開しているファーストリテイリングの
理念と戦略を事例に取り上げます。

製造小売統合でグローバルな統一コンセプトは
そのビジョンや理念があって初めて戦略が活きる。

創業者の柳井さんはドラッカー信奉者として有名です。

創業者の強烈な個性と理念で離れていく社員
ビジョンの共感している猛烈社員もいる。

これをどう捉えるか?

皆が議論しました。


○目的と概要

テーマ1 「人と人の関係を根源とする使命」

組織内部も外部も政治社会も
なぜシステムの分断・断絶が進み崩壊に向かうのか?

どのようなリーダーシップが
システムを持続可能にするか?

持続するエコシステムを論じる
ドラッカー、ピーターセンゲ、アーヴィン・ラズロの思想を
紹介します。


テーマ2「成すべき戦略をどう立てるか」

「彼を知り己を知れば百戦危うからず」

「勝兵は先ず勝ちて而る後戦いを求め
敗兵は先ず戦いて而る後勝ちを求める」

の孫子から始めてドラッカーを紹介します。


東京都中野区 新中野
チラシ

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcryu0ll6za7l6m6u8v

さて、
本日のテーマ
===================
1.命令によらず目覚める
2.一つの正義の危険
3.クロス・ファンクショナル・チーム
===================

 
1.命令によらず目覚める


■道元の仏教修業が禅でした。

典座(てんざ)という炊事役の仕事も
修業だった。

「誰かのために」は
ドラッカーの「顧客のために」と同じで
食事を作ることは尊い行為だと考える。

禅の修行とは炊事や掃除を含む
「働く」ことで
必ず「誰かのため」の仕事なのです

■曹洞宗(そうとうしゅう)禅を日本に伝えた
道元は
「典座教訓」(てんざきょうくん)」という
名著を残しました。


料理本が宗教書なのです。

現代なら「モノ作りの生産マネジメント」の
本が経営哲学や生き方を解説するのと
同じです。

二宮尊徳から松下幸之助氏や稲盛和夫に到るまで
優れた日本的経営者にはマネジメントに哲学が
あります。


■道元の「典座教訓」(てんざきょうくん)」には

「ひと粒の米も粗末にしてはいけない」と
命令で書かれてはいない。

「ひと粒の米も粗末にしたくてもできない真理に
目覚めよ」と問いているそうです。

人への不満や怒りを抑えろという教えではなく
人への感謝が自然にできる人間になる心の修業、
マインドセットを埋め込むことを説いているのです。

心から心へ伝わるいのちの触れあいを
体得するのが禅の修業なのだそうです。

インドから中国へ、中国から日本へ伝わって
日本化されたか、強化されたか
分かりませんが。

現代日本は表向き西洋の合理的思想文化が
建前となっていますが、
底流には禅の思想が流れていると思います。


■「雑巾がけから始めよ」
「現場現物現実の3現主義」
「おもてなしのこころ」

など日本的経営の原点に「禅」の心が
あるかもしれません。


マネジメントは文化の中に存在しています。

日本人は先人の知を取り戻さなければなりません。


2.一つの正義の危険


■よりよい社会実現への反面教師として
なぜヒットラーが台頭したのかの考察に
ドラッカーの哲学の原点があります。

ファシズム全体主義が生まれた背景を
考えなければならない。

ドイツの国民性やヒトラーの人間性のみを追求する
単純化はできません。

■ドラッカーの考察によると
根本的な要因は西洋の理性主義に行きつくという。

理性主義はどんなすばらしいことを言っても
政治的に意味ある行動は生まれない。

理性は政治的不妊症であると前回言いました。

一つだけ政治的意味を見出し
実践するとすれば
「一つの正義」への信奉であり、
ファシズム全体主義への道しかないと言う。

■理性主義から生まれる
「一つの正義」を実現するためには政治的不毛から
脱しなければならない。

政治的不毛から脱するためにファシズム全体主義への
道を開いた思想家がいた。

その思想家とはルソーだたっと
ドラッカーは言います。

ルソーは理性による分析を拒否した。

一方で
「一般意思」という一つの正義は存在すると
信じました。

「一つの正義」を実現するために
個人の自由や理性は認めなかったと言う。

それがファシズムにつながった。


■「一つの正義」を
トップリーダーの判断に置き換えると
カリスマ経営者の危険を意味します。

今で言う
「ダイバーシテイ」(多様性)が
優れた一人の戦略家に勝るのです。


誰がリーダーかはっきりしないと
批判される
日本的経営にヒントがあるかもしれません。
 


3.クロス・ファンクショナル・チーム

■カルロスゴーンが
日産のリバイバルプランで最初にやった仕掛けは
再建プロジェクトの立上げだった。

事業部や国の境界を越えて
200人の社員が
9つのクロスファンクショナル(部門横断)の
チームを編成した。


■200人の組織横断チームメンバーを核に
数百人の参加者が
2000以上のアイデアを出した。

そのうちの
400の提案がエグゼクティブコミッテイで
検討された。


最終的に
32のプロジェクトが立ち上がった。


■一番重要なのが
新車開発プロジェクトだった。

北米でのフェアレデイZ
日本での新型マーチ、キューブ
欧州でアルメ―ラ、プリメーラ

それぞれのの市場向けに
改めて開発プロジェクトが立ち上がった。


そして何よりも
価格競争に巻き込まれないブランド戦略立案の
プロジェクトがあった。

■大企業になるほど
細切れの縦割り組織で顧客が見えなくなっている。

クロスファンクショナルチームは
社員にマネジメント意識を植えつけたと言えるかもしれない。

皆が顧客を知り、
組織内の他の部門を知る。

そして日産は復活したのです。


●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcsyu0ll6za7l6m6KzM

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ドラッカーマネジメント塾グループ
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塾生募集中(友達募集中)

■■■2013年春期第5回
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」ご案内■■■

FBでのご案内

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcuyu0ll6za7l6m6cJf

テーマ1 「人と人の関係を根源とする使命」
テーマ2 「成すべき戦略はどう立てるか」


週末コース 6月1日土曜日終了

平日コース 6月6日木曜日18:30〜


○事例研究

ユニクロで世界展開しているファーストリテイリングの
理念と戦略を事例に取り上げます。

製造小売統合でグローバルな統一コンセプトは
そのビジョンや理念があって初めて戦略が活きる。

創業者の柳井さんはドラッカー信奉者として有名です。


○目的と概要

テーマ1 「人と人の関係を根源とする使命」

組織内部も外部も政治社会も
なぜシステムの分断・断絶が進み崩壊に向かうのか?

どのようなリーダーシップが
システムを持続可能にするか?

持続するエコシステムを論じる
ドラッカー、ピーターセンゲ、アーヴィン・ラズロの思想を
紹介します。


テーマ2「成すべき戦略をどう立てるか」

「彼を知り己を知れば百戦危うからず」

「勝兵は先ず勝ちて而る後戦いを求め
敗兵は先ず戦いて而る後勝ちを求める」

の孫子から始めてドラッカーを紹介します。


東京都中野区 新中野
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcvyu0ll6za7l6m6VhI


5月4日第3回カフェ塾の様子を
facebookでご覧ください。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcwyu0ll6za7l6m6zbG



●麻婆豆腐に
野菜たっぷりの肉に魚介類の焼肉、
ビールに焼酎で交流会行います。

スポット参加大歓迎!

フルコース終了者は半額2,000円で
毎回誰か参加しています。



お申込み頂いた方もいますが、
スポット参加大歓迎です。

imaoka@bizdyn.jpにメールして下さい。

場所、アクセス、時間、料金はチラシをご覧ください。

チラシ
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wcxyu0ll6za7l6m6q89



■■■■■寄付金のお願い■■■■

メルマガ初刊から間もなく5年になります。

3年経過して寄付金制度導入しました。

何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

又これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。

金額やお名義は問いません。

請求や領収書など入金管理はしません。

一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ(6000円)、
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月次(500円)もOK。

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新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 株式会社 ビジダイン


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株式会社ビジダイン
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wc0yu0ll6za7l6n6DB5
多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/c0wc1yu0ll6za7l6n6qtH
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。