◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第249回
★ドラッカーから学ぶ一流の仕事術★
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『仕事の段取り』
●東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が
16日始まりました。
相互直通にともない代官山駅−渋谷駅間一・四キロの線路も
地下化され、切り替え工事が
16日午前1ごろから、わずか約4時間で行われたという。
運休すること無しで、1200人をかけて4時間で
切替工事できたことは極めて日本的な
スケジュール管理だったと思います。
●世界で有名なトヨタ生産方式の革新が
段取り替え時間短縮が鍵でした。
日本を訪問する外国人が一番驚くのは
日本の電車の時間が正確であることだそうです。
細事にこだわる日本人の職人技と言えましょう・
人と人の連携プレイが無いとできない。
時間短縮と連携統合が仕事の実践力です。
●第5期コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」
4月開講します。
週末コース4月6日(土曜日)
平日コース4月11日(木曜日)
開講テーマ
・ドラッカーのマネジメントとは何か:
東洋哲学、脳科学との関連
・ドラッカーの人間観
初回は見学だけでの結構です
から奮ってご参加ください。
Facebook イベントに登録しました。
週末コース4月6日(土)
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平日コース4月11日(木)
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ドラッカーを呼び水にして
明治以前の人間学や脳科学を取り入れます。
又
フェースブックで「ドラッカーマネジメント塾」の
グループ作りました。
是非ご参加ください。
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お気軽に
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お待ちしています。
さて、
本日のテーマ
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1.いま・ここ・自己
2.多数派は正しいか
3.組織の横串を通すシステム(SCM)
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1.いま・ここ・自己
■「いつやるか?」「今でしょう!」
テレビコマーシャルで有名になりましたが、
その原点らしき思想が仏教の高僧の短歌にありました。
ときはいま(時は今)
ところあしもと(場所は自分が立っているところで)
そのことに(いま直面していることに)
うちこむいのち(集中している命こそ)
とわのいのち(永遠の生命である)
■自殺、殺人、孤独死、失業、難病、絶望・・・
にどう対処するか。
一度どん底に落ち込んでから
立ち上がる。
現時点を抜きにして人生はない。
今いる場所以外に行動する場はない。
今取り組んでいることに命をかける。
■現実から離れて空想と理論の世界に逃げる
ことはできない。
自分で行動しないで政治や社会を批判しても
変わらない。
他人のせいにしても好転しない。
先のことを心配ても過去を悔いても
ムダである。
ここから逃げたいときもあろう。
だけど
問題が一層複雑化する。
■法然の教えでは、
永遠の生命とは「未来」にあるのではない。
別のところにあるのでもない。
誰かに教えてもらうのでもない。
「今・ここ・自己」にあると。
厳しいが
現実を直視し受け入れることから
始まります。
2.多数派は正しいか
■町内会でもマンションの管理組合、難病家族会でも
過半数で何事か決定することが普通です。
この場合数が多いことは
少ないことより
完全であるという前提があります。
■多数派が正しいを決めると
それが絶対の正義であるとされます。
たとえ付和雷同だとしても。
少数派になると
抵抗してもムダであり異論は許されない。
■多数派支配は権力者によって演出できる。
多数派が
現実の政治、現実のマネジメントの世界において
その社会や成員が満足すべき決定となるかどうか
歴史を見れば疑問です。
51%の者の望むことが決定されると
残り49%は不満を残す。
民主的決定は対立を生む。
■日本人的解決法は先延ばしか、
白黒つけない玉虫色の案をつくることです。
一つの決定に反対派の見方を反映させる。
少数派の視点や権利や義務を尊重する
心配りができるかどうか。
多数派が正しいとは限らない。
3.組織の横串を通すシステム(SCM)
■ゴーン革命の日産にPD(プログラム・ダイレクタ―)
という制度があるそうです。
ゴーン以前は
新車開発から生産、販売まで
需要予測の見込み違いで大量の在庫を抱えていた。
一方でヒット車の品切れも多発していた。
これらのサプライチェーンマネジメント(SCM)
の問題を解決するシステムが
PDと言えそうです。
■SCMの解決策は
時間短縮で流れをつくることです。
新車開発から市場投入までのリードタイム。
受注から納品までのリードタイム
部品納入から完成出荷までの生産リードタイム
これらの時間を短縮することで
生産と販売出荷、部品納入などがタイミングがあう。
タイミングがあうことを同期化という。
逆に同期化すると時間短縮する。
そして滞留しないで流れが出来る。
■新製品企画、開発、販売、マーケティング、
製造のそれぞれの組織が自分の部署の責任だけを
考えて仕事をする。
モノとカネと情報が機能組織のつなぎの
部分で滞留する。
組織が細分化されるほど
滞留現象が大きくなる。
■これらのSCM問題解決に
日産のPD(プログラム・ダイレクタ―)という
横串を入れるSCMのシステム(組織)が導入されました。
PDは一つの製品(車種)に対して
企画から開発、生産、購買、販売、在庫、利益、キャッシュまで
すべてにおいて責任を持つ。
ドラッカーのいう、
連邦組織における最高責任者がPDです。
企業のトップマネジメントのように、
サプライチェーンを通して
収支とキャッシュに責任を持って全体を
マネジメントすることが求められます。
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
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今岡善次郎
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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。