人と人 組織のつながり 功をなす 情物金の 流れが命
◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第235回
★顧客の顧客まで誠をつくす仕事の連鎖★
P・F・ドラッカーの
社会生態学的 俯瞰的 マネジメントモデルが開く
人生・企業・社会の共通のマネジメント原理
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『住みよい社会づくり』
おはようございます。
寒いと予想されている今年の冬ですが、
皆様お元気でしょうか?
●来週12月17日新宿区戸山サンライズで開催する
フォーラム「若年性認知症を受け入れる社会づくり」
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/b0dg1nx01kvrpenxsotGh
8月から世話人7人でプロジェクトを組んで
14回会議を重ねていよいよ5日後に開催の運びとなりました。
●コンセプトは
「あなたの勇気と優しさが住みよい社会をつくります
わかって下さい 私の心 家族の想い」
です。
家族が障害を持った時、本人も介護者も人生を
平穏に生きるマネジメントは
障害者、弱者を受け入れる企業や社会が住みよくなるよう
マネジメントすることに通じます。
●多くの参加者に共感と感動を与えるイベントにするには
どんな演出が必要か?
コンセプト作成、
講演を依頼する先生や登壇する専門家や
認知症本人と家族数名の選定と依頼、
事前打ち合わせ、
会場選定、告知、
申込受付、
会場の準備、当日配布資料など
時間スケジュール、予算など
段取りをうまくマネジメントしなければなりません。
世話人を中心に多くの人の考えを聞き
叩き台を作り、たくさん叩いて貰って
何とか開催にこぎ着けそうです。
皆さまのおかげで
続々と申込み頂いています。
未だ席はあります。
上記ホームページのチラシでお申込下さい。
今朝の読売新聞で告知されます。
■■■2012年秋期
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」第6回■■■
来週開催します。
平日コース12月20日木曜日18:30から
週末コース12月22日土曜日15:00から
です。
●テーマは以下の二つです。
テーマ1 続 戦略(知)の領域:賢人の知
ドラッカー他賢人から学んだ
僕の仕事人生で拠り所にした方法論を紹介します。
暗黙知と形式知で世界的に有名な現代日本人
野中郁次郎先生の暗黙知を「現場の知」に、
形式知を「思考の知」と解釈すれば
KJ法でおなじみの川喜多二郎の
W型問題解決法と同じと類似しています。
帰納法・演繹法・発想法という古典的
方法論です。
テーマ2 実践「時間とフィードバック 統合 流れ」
ドラッカーの
「成果を上げるものは仕事からではなく時間から始める」
に代表されるマネジメントの実践的手法を
わかりやすく解説します。
私の15年来の専門テーマ、
主要な課題である在庫を時間とする
サプライチェーンマネジメントを理解して
頂きます。
お申込はメール返信でお願いします。
チラシ
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/b0dg2nx01kvrpenxsorLy
さて、
本日のテーマ
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1.一隅を照らす道心
2.ひとり一人を組み入れる
3.販売不振の中で収益を上げる
===================
1.一隅を照らす道心
■昔、中国の大国 魏(ぎ)の国王が
小国の斉(せい)の国王に言ったそうです。
私の国には輝く玉が10枚あるが
あなたの国にはどんな宝がありますか?
小国の斉の王は答えました。
貴国の宝の光明は12台の車両の前後を照らす
そうですね。
私の家来達は国の一隅(一か所)を守りますが、
千里の先を照らしてくれます。
■「一隅を照らす」というのは
国民一人ひとりが自分の位置と役割を認識し
実践することです。
それが国全体・社会全体を明るくするとも言えます。
一人ひとりの考え方や行いが
「光」となって社会を照らす。
その光源が「道心」だと松原泰道師は言います。
■松原泰道師は
ある日タクシ―運転手に心を打ち明けられたそうです。
客が置き忘れた大金が入った財布を
誰も知らないからと猫ババしたと。
しかしどうも気が咎めるので
交番に届けた。
やっとほっとしたが
誰かに打ち明けて心を軽くしたかったと。
自分は盗人だと懺悔したかったと。
■拾った財布を交番に届ける日本人が海外では
テレビ番組で物珍しく紹介されたり
東日本大震災で
助け合う日本人が世界で注目されました。
国家財政が破綻しつつあると言われますが、
政治や行政がヘマをしても
少数政党でみんな違っているように見えても
一隅を照らす日本人の心は健全のようにも
見えます。
国富よりも一隅を照らす道心は
日本の宝であり、
日本人は無意識に備えていると思います。
2. ひとり一人を組み入れる
■企業社会が機能するためには
株主か経営陣か労働組合かどこが核となるかと
ドラッカーは自らに問いました。
答えは
株主でもなく経営陣でもなく労働組合でもなかった。
株主は責任を放棄している。
労働組合は経営陣の影の存在でしかない。
■労働組合は個人の位置と役割とは何か、
個人が仕事をする目的は何かを
問わなかった。
政治的経済的に経営陣から個人の権利を守ること
のみが問題だった。
経営陣という「権力」への抗体としての役割であり、
そこにあるのは
行政的な官僚システムでしかなかった。
■経営陣も労働組合も企業社会における
正当な権力とはなりえなかった。
いかなる社会と言えども
一人ひとりの成員を組みこまない限り
機能することはできない。
これがドラッカーマネジメント哲学の真髄と言える
メッセージです。
社会を構成する一人ひとりの人間の
位置と役割を与えない限り
社会は解体せざるを得ない。
ドラッカーマネジメントを
トップマネジメント教育のみに原点するのは
ドラッカーの本質と矛盾しています。
■これは国の政治にも言えます。
国民一人ひとりにそれぞれの位置と役割を与えない限り
国家は崩壊せざるを得ないと言えます。
江戸時代は身分制という批判はありますが
士農工商という位置と役割が与えられていたことが
徳川の260年の安定の基礎だったとも言えます。
現代の国際社会の中で
現代の産業構造の中で
現在の企業社会の中で
国家と行政と産業と企業と
成員である我々一人ひとりが自己を確立して
位置と役割を持って全体と一体的につながる。
東洋哲学では一隅を照らす実践が
組織社会を機能させるのです。
3.販売不振の中で収益を上げる
■トヨタ生産方式が注目されたのは
昭和48年(1973)のオイルショックで日本経済が
大きくダメ―ジを受けて
販売不振に陥った時です。
現在のデフレ経済は
バブル崩壊後20年続いています。
エコの補助金などのカンフル剤で短期に盛り返すものの
需要低迷、販売不振の長期化現象です。
エコポイントやセールストーク、
マーケティングテクニックで販売増を狙っても
一時的です。
■経済成長している時には
供給能力の制約を除き
生産性を上げることが売上成長に繋がります。
どの企業も生産性を上げることに
努力を注ぎました。
販売を増やすには生産能力を上げることと
同じだった。
今は経済の流れが逆に向いている。
■トヨタはオイルショックの減産で
新しい発見をしました。
生産能力を上げる過程で大型自動機を導入したが
機械への材料投入と加工済み部品の取りだしに
必ず2人必要だ。
生産を50%削減しても
2人を1人にできない。
生産システムが機能分担の定員制で支えられており、
固定費となっている。
この問題を解決したのが定員制の打破であり、
人と機械と作業レイアウトなど全体のシステムの
見直しだった。
■バラバラに説明されている
多能工、レイアウト改善、設備改善など
人と組織と設備についての多くの洞察があった。
会社組織の中で
作業者一人ひとりがみんな頭を働かせ
仕事に取り組む。
仕事と人間、機械と人間など対立させない。
主体と客体(僕と君、僕とそれ)を分離しない。
すべてが共生関係にある。
販売不振の中で収益を上げる方法を模索する中で、
大野耐一はいろんな人から発想を得て、
現場現物から
社会から歴史から学んだのです。
●ご質問ご意見は気軽に
返信でご意見よろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
■■■2012年秋期
コミュニテイカフェ「ドラッカー塾」第6回■■■
●先週は、
「続 精神の領域」では
ドラッカー、
仏教など東洋思想と古代西洋思想を取り入れる
ピーター・センゲ、オットー・シャ―マー等
紹介しました。
又
神仏習合や七福神など近代西洋思想とは異質な
日本の心にも触れました。
「戦略の領域」の領域では
孫子の兵法や最近の脳科学の知を
ドラッカー思考で解釈しました。
●来週は
平日コース12月20日木曜日18:30から
週末コース12月22日土曜日15:00から
です。
●テーマは以下の二つです。
テーマ1 続 戦略(知)の領域:賢人の知
先週はドラッカー、孫子、脳科学から戦略の意味合いを
語りました。
来週は戦略の作り方、創造的発想について
ソクラテスからヘーゲルの西洋古来の弁証法,
現代日本の賢人、梅棹忠夫、川喜多二郎、野中郁次郎先生など
の方法論を分かりやすく解説します。
暗黙知と形式知で世界的に有名な現代日本人
野中郁次郎先生の
暗黙知を「現場の知」、
形式知を「思考の知」
と解釈すれば
KJ法でおなじみの川喜多二郎の
W型問題解決と同じと解釈できます。
僕の仕事人生で拠り所にした方法論
を紹介します。
テーマ2 実践「時間とフィードバック 統合 流れ」
ドラッカーの
「成果を上げるものは仕事からではなく時間から始める」
に代表されるマネジメントの実践的手法を
わかりやすく解説します。
私の15年来の専門テーマ、
主要な課題である在庫を時間とする
サプライチェーンマネジメントを理解して
頂きます。
お申込はメール返信でお願いします。
チラシ
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/b0dg3nx01kvrpenxsohwI
■新宿から丸ノ内線6分 新中野駅徒歩3分の
自宅事務所です。
●コミュニテイカフェ「ドラッカーマネジメント塾」は
経営の神様ピーター・F・ドラッカーを
「精神・戦略・実践」の「形」(かた・フレームワーク)
で理解し、 東西の知を関連付けてマネジメント思考を
身につけることを目的とします 。
それによって、
禅に通じると言われる武道や茶道などと同じく、
「道」とも言うべきマインドセットを形成して
行動に好循環が生まれるように支援します
マインドセット形成は
MITのピーター・センゲの「学習する組織」で
述べている
自己マスタリ―( personnel mastery) であり、
日本語では「修業」に相当します。
飛び入りスポット参加大歓迎です。
90分1限*2限=180分講義と
手作り麻婆豆腐他にビールに焼酎
コミュニテイカフェ
セットで4000円です。
居酒屋に行く感覚で
こちらへ参加しませんか?
お申込はメール返信でお願いします。
チラシ
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/b0dg4nx01kvrpenxsodHJ
■■■■■PDF電子書籍販売のお知らせ■■■■■
1.教材書籍「ドラッカーマネジメント塾」2012年春期
第1限〜第16限(各限20枚〜30枚)
2.メルマガ編集書籍
社会生態学マネジメント
「介護体験で学ぶドラッカー」
社会生態学マネジメント
「エッセー生き方に役立つドラッカー」
3.書籍ノンフィクション小説「壊れる思い出のエレジー」
注文は下記のチラシから
チラシ「電子書籍}
↓
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/b0dg5nx01kvrpenxsoh93
■■■■■寄付金のお願い■■■■
メルマガ初刊から4年半経過しました。
経費ご負担の寄付金制度導入して2年になります。
何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。
又これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。
金額やお名義は問いません。
請求や領収書など入金管理はしません。
一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。
年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。
寄付金(お布施)箱(口座)
三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
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株式会社ビジダイン
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多摩大学大学院客員教授
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/b0dg9nx01kvrpenxsoHn8
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。