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「政府主導ではなく民間の活力の復興が日本経済成長の鍵」


目次
…………………………………………………
〇前書き  「聖徳太子に見る日本のマネジメントの原点」
〇本文  「渋沢栄一だけに帰するこのでできない公益資本主義の日本の謎」
〇編集後記「聖徳太子」
………………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。

今年最後
令和3年12月29日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き「聖徳太子に見る日本のマネジメントの原点」

■12月27日新聞広告で知った
六本木のサントリー美術館の「聖徳太子展」を見てきました。

聖徳太子と言えばかって一万円札の肖像画にもなり
「和をもって尊しとなす」で有名な憲法17条の制定が
有名ですね。

また遣隋使を派遣して
「日出る処の天子、日没するところの天子」と言って
日本を対外的に対等な外交をした。

共同体を大事にする日本の神道を基盤にして
個人の生き方を説く仏教の教えを合体させて
天皇を中心とした日本の社会政治の基礎を作りました。


■日本書記にも登場し、後に日本仏教を切り開いた
最澄や空海だけではなく、民間に広まった鎌倉仏教の
法然、親鸞、日蓮にも大きな影響を与えました。

天皇を中心とする日本の国体の基礎を作った思想は
南北朝時代の国の乱れた時代に「七生報国」思想で
命を懸けて国(公儀)に尽くす楠木正成にも繋がっているそうです。


明治維新のエネルギーや太平洋戦争末期に
米軍の本土上陸を阻止する日本人を形成しました。

戦後のリベラル系の言論人は日本人の主体性を否定し
軍部に利用されたと言っていますが
それは欧米のトップダウンのイデオロギーだと思います。


■二宮尊徳の報徳思想でも渋沢栄一の公益資本主義も
トヨタ自動車の社祖、豊田佐吉も
政府主導の産業を興していない。


一人ひとりの野心ある事業家が
産業報国、報徳思想、至誠という日本の伝統があると
思います。

私利私欲を汚いもの、利他の精神が美しいものという
美的感覚は口には出さないけど、日本文化の底流には
あると考えます。

そのためには
政府主導ではなく公益心をもった
民間の活力の復興が日本経済成長の鍵だと思います。


■2022年1月今岡ドラッカー塾再開のご案内

諸事情で休講していた今岡ドラッカー塾を再開します。

第1回1月29日土曜日テーマ「ドラッカーの社会生態学マネジメント」
午後2時〜3時半の90分講義、そのあと90分交流会とします。

<自己紹介>
技術者から経営コンサルタントに転じ
今岡のライフワークとして1992年、
技術と経営の両方をカバーするマネジメント手法として
処女作「経営力学」を上梓しました。

その後物理学者ゴールドラットの「ザ・ゴール」から
その原点に「トヨタ生産方式」の思想を観て
さらにトヨタの源流に豊田佐吉の「豊田綱領」に二宮尊徳の思想あることが分かり
マネジメントの体系化を試みて来ました。

そして、ものづくりの全体最適の方法論として
1997年「サプライチェーンマネジメント」を
世に問いヒットしたことからコンサルテイングの依頼をこなし
、幾つかの大学でMOTやMBAのマネジメント教育に携わりました。

その間、マネジメントを発明体系化したと言われている
ピーター・ドラッカーの書籍を読み漁り、

ドラッカーの思考回路で日本的経営も体系化できると思いつきました。


是非、月1回最終土曜日の午後、
年間12回の講義でいつの時代にも役立つ普遍的なマネジメントを
共に考えて行きましょう!

ご案内文
以前のドラッカー塾写真
特徴1心技体
特徴2エコシステム思考
特徴3日本的経営
今岡ドラッカーマネジメント塾2022年予定表
対面受講料(講義後カフェ懇親会付)
お申込みフォーム
場所アクセス

等詳しくは以下のURLご覧ください

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0h09qs0xyr53hlpepmL1




■さて、
本日のテーマ
==============================
「渋沢栄一だけに帰するこのでできない公益資本主義の日本の謎」
(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)」より
==============================


■ジャパンアズナンバーワンのと言われた時代
日本の戦後の経済成長の要因を米国では「謎」として
多くの研究がなされた。

その一つが渋沢栄一の影響だとみられていた
公益資本主義である。


企業理念や規範をドラッカーは法則という言葉で
説明しているが日本人にとっては
渋沢栄一が「論語と算盤」で言うように「徳」と言える


■しかし、一人の指導者が新しい道筋を作ったと
説明することは難しい。

日本が米国の占領下から経済成長と遂げた謎は
幕末から明治維新にかけて近代国家を作りながら
日本的文化を保持したのと同じ謎である。

戦後の荒廃から生活向上へ労使が
対立することなく、マネジメントが自らの利益より
労働者のニーズに答えたことも「謎」と見られた。



■西洋の理論では
対立や紛争は共通のビジョンや目標の枠内に閉じ込めることで
複雑な多元社会の運営ができる。

西洋、特にアメリカは
ケインズ経済学によって政府が国民経済を制御できるという
信仰が支配的になった。

中央のリーダーシップが全てであるという
理論が、「日本株式会社」論であった。


■ドラッカーは「日本株式会社論」には組みしない。

日本は正しい問題提起をしたと評価する。

その問題とは多元的で組織化が進み
競争と対立の中で共存するにはどんな法則が必要か
というものである。

ドラッカーは渋沢栄一のことは知っていたが
江戸時代の「三方良し」の近江商法、その思想的原点
鈴木正三や二宮尊徳の思想が

日本人の精神の底流を流れていることまで知らなかった。





〇編集後記(聖徳太子)
===========================
聖徳太子は6?7世紀の摂政・思想家で推古天皇の摂政
(今でいう総理大臣?)で蘇我氏とともに大陸から仏教を取り入れ
政治・外交・文化に活躍しました。冠位十二階,憲法十七条の制定,
『天皇記』『国記』の編纂,小野妹子を隋に派遣して国交を
開き大陸文化を摂取。また仏教興隆につとめ,四天王寺・法隆寺を建立し,
『三経義疏 (さんぎようぎしよ) 』を著した。
天皇を中心とする中央集権国家をめざしたその政治思想は
大化の改新以降に結実した。
===========================





■ホームページご案内

SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0h0aqs0xyr53hlpepKag




そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。


ホームページご覧ください。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/k0h0bqs0xyr53hlpepxWg


●ご質問ご意見は気軽に
本メールの返信でよろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
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科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
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