バックナンバー BackNumber
 
今岡善次郎のマネジメント・メルマガ
最新号
デザイン思考には異質な情報を統...
このメールマガジンを読者登録しませんか?
メールアドレス
お名前
ひとこと欄
解除方法は届いたメルマガ内をご覧下さい
このメールマガジンをRSSリーダーに登録しませんか?
これまでの発行号
デザイン思考には異質な情報を...
個人と組織の健康を創るマネジ...
時間短縮は企業のイノベーショ...
時間短縮はイノベーションの鍵
イノベーションは過去を廃棄す...
人が生きる意味は人を幸せにす...
右脳を活用するビジュアル・シ...
変化の兆しを観て機会とする
変化の兆しを観て機会とする
自律神経を整え人生の活力を維...
思い込みによる視野狭窄を避け...
乱気流、構造変化、AI等技術...
NK細胞の活性化は人生のマネ...
人という資源は補うことのでき...
ナショナリズムとグローバリズ...
笑うことはコスパ最高の健康管...
日本発のボトムアップ経営
生命現象のメカニズムを知りス...
大谷翔平、湯川秀樹、トヨタ自...
生命現象の制御とマネジメント
身体のメカニズムからマネジメ...
トップだけではなくエコシステ...
生命現象のメカニズムを知りス...
イノベーションマネジメントの...
国家のマネジメントの指標は福...
超現代は主客と客体を統合する...
喜寿に思うマイウエイ:人生最...
喜寿を迎え持病もなくひとり暮...
人生とは1日1生の積み重ね
幅広い人生体験
高齢化社会の当事者として人生...
高齢化社会の当事者として人生...
読経、座禅、ロングブレス、心...
イノベーションは頭ではなく心...
心身の健康、医療介護福祉の安...
心身ともに健康に生きる秘訣
「3人寄れば文殊の知恵」コラ...
マネジメントは資源を顧客価値...
心身ともに健康に生きる秘訣
顧客に聞くだけではなく顧客の...
組織の内部で発生するのはコス...
腹は丹田とも言い丹田呼吸で心...
メタファー(比喩)による発想
グローバルビジネスとグローバ...
楽天的に不良長寿を目指そう!
探検とは想定外の現象を発見す...
企業間のサプライチェーンは共...
怒りや恐れや悲しみなどのスト...
希少な事実から洞察を得ること...
再送 人は指揮命令で行動する...
人は指揮命令で行動するのでは...
人は指揮命令で行動するのでは...
人生を楽しむことが健康で長生...
デザイン思考はニーズを需要に...
マネジメントが基盤にすべきも...
マネジメントの目的の第1は自...
イノベーションという革新には...
マーケテイングはニーズを探し...

他のバックナンバー
  発行日: xxxx年xx月xx日
このバックナンバーをメールで受け取る
ここで入力したメールアドレスはこのバックナンバーを送信するためだけに利用され、メールマガジンは読者登録されません。


◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
                   第604号
     ★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★ 
     
本メルマガはボランティア寄付金で運営しています。

僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
お送りしておりますが、
ご面倒かけますが本メルマガ最後にある解除手続きお願いします。

配信解除手続き&寄付金制度は最後をご覧ください
お願い;商号変更にともなう寄付金箱の
口座名義が変更になりました。
よろしくお願いします。

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「イノベーションとは二律背反問題を解決すること」




目次
…………………………………………………
〇前書き  「コロナウイルスの感染拡大を封じ込める」
〇本文  「稼働率と在庫削減の二律背反を超越する平準生産」
〇編集後記「トレードオフ」
………………………………………………………

令和2年3月4日水曜日のメルマガ配信します。



〇前書き「コロナウイルスの感染拡大を封じ込める」

■3月に入り4月初旬の気温になったり
2月の冬の気温に戻ったり
三寒四温の不安定な気候が続いています。

皆様お元気でしょうか?

4月初旬に予定していた会合が軒並み中止になりました。


中国武漢発の新型コロナウイルスの感染者が
世界に広がり経済活動に影響しています。

日本では学校の休校、人の集まるイベント中止、
小売店や飲食店の客は急減しています。

ウイルステロによる世界大戦の始まりではないかという
デマも流布しているほど世界が恐怖しています。



■中国共産党は国家の覇権を維持するために
コロナウイルスの感染拡大を封じ込めることと
経済活動の再開の両方を狙う方針を打ち出しています。

感染を封じ込めると経済活動が停滞し、
経済活動を活発にすると感染が拡大する。

二律背反、トレードオフの関係にあることを考えると
中国は危険な賭けをしている。

いずれにしろ日本一国の国難ではなく
人類にとっての災難ですね。


■問題が発生したらそれを解決するために
あらゆる手を尽くす。

1つ解決すると別の問題が発生する。

難病の薬が開発されると病気は治るけど
副作用で死に至る。

効果はあるけど高価で普及しない。


経営問題でも複雑な因果関係の問題に満ち溢れています。

品質を上げるとコストが高くなる。
コスト削減すると品質が下がる。


在庫削減すると機会損失のリスクが高まる。
機会損失を無くそうとすると在庫が増える。

現場で品質を作り込むことや
ジャストインタイムなどトヨタなど日本的ものづくりは
このトレードオフを解決するイノベーションでした。


イノベーションとは二律背反問題を解決することかもしれません。



〇本文
■さて、
本日のテーマ
===========================
「稼働率と在庫削減の二律背反を超越する平準生産」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
===========================

■生産における負荷とは需要であり
顧客や下流工程からの注文に応じる必要生産量である。

生産における能力とは供給力であり
人や設備の技能や性能で生産速度で表せる。

需要と供給をバランスさせること
はサプライチェーンマネジメントの究極のテーマであるが
その思想的原点はトヨタの平準生産にある。


■変動が大きい負荷に同期化するためには
変動に耐える能力を持つ必要がある。

そのためには能力に余裕が必要である。

しかし余裕能力は
余剰設備や余剰人員となって経費のムダとなる。

通常は在庫を必要悪として
需要変動の緩衝(バッファー)として
持つのが科学的管理法の方法論である。

この時
経費のムダを許すか在庫のムダを許すか
二律背反となる。

欧米の言葉で言えばトレードオフの関係である。


■「山を低く谷を高く」する「平準化」が
トヨタによる二律背反問題の回答である。

資材納入から加工、組み立て、検査、工場出荷、輸送、拠点倉庫入荷、
販売拠点の受注出荷までの需要と供給の連鎖があり、
その間に滞留在庫が発生する。

負荷変動は顧客からの需要変動だけではなく、
サプライチェーンのそれぞれの工程での
稼働率という部分最適の政策で発生する。

むしろ受注変動より部分最適の効率重視で
纏め生産、積載率、販促などの
内部要因が原因となるケースが多いのではいか。

良かれと思う政策が山を高くし、谷を深くする。


■平準化は平準生産だけではなく
輸送配送の平準物流でも効果が大きい。

小ロット化多頻度化することが平準化であり、
末端の実需変動に応じることである。

需要を一時的に伸ばすイベント販売や
慢性的で一時的な広告宣伝が大きな山を作り
顧客の在庫が次期に買い控えとなって大きな谷を作る。

平準化は生産だけではなく販売活動にとっても
重要な政策である。


〇編集後記(トレードオフ)
===========================
トレードオフ(英: trade-off)とは、何かを得ると、別の何かを失う、
相容れない関係のことである。
平たく言うと一得一失(いっとくいっしつ)である。
対義語は両立性(コンパチビリティ、英: compatibility)。
トレードオフのある状況では具体的な選択肢の長所と短所を
すべて考慮した上で決定を行うことが求められる(ウキペディア)。
===========================





■ホームページご案内

SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0j510q04xn4m1k3kkctf


■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。




今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0j520q04xn4m1k3kkz0e


2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」


そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。


ホームページご覧ください。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0j530q04xn4m1k3kks6c


●ご質問ご意見は気軽に
本メールの返信でよろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


■■■■■寄付金のお願い■■■■

いつもご寄付ありがとうございます。

何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付(お布施・献金)お願いします。

金額やお名義は問いません。

請求や領収書など入金管理はしません。

一口月500円(ワンコイン)を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ(6000円)、
半年(3000円)
月次(500円)もOK。

寄付金(お布施)箱(口座)

三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 アイエスデイアイ


■ホームページ
ISDI今岡システムダイナミックス研究所
運営 株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0j540q04xn4m1k3kkDdf



■今岡善次郎マネジメント・メルマガ
登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。

https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0j550q04xn4m1k3kkfxv

バックナンバー
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0j560q04xn4m1k3kkSDK


株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0j570q04xn4m1k3kkzRi


----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。