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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第487号
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「生命の不思議・人生の不思議」


11月8日水曜日のメルマガ配信します。

今日もお読み頂きありがとうございます。


■11月5日　日曜日は次女の第２子男子の
お宮参りに参列しました。

僕の妻は病気で婿の母は２年前に他界
2人のジイジと次女のもうすぐ3歳になる長女6人で
近くの氷川神社で健やかな成長をお祈りしました。

その後お寿司をとって皆で
語らい、家族の交流を楽しみました。

10月2日第2子男子誕生の後、1週間は婿が育児休暇で
長女の孫娘の保育園のお迎えできましたが
２〜４週目はジイジがお迎えの当番でした。

おかげで１か月間は二人の孫と
内孫のように毎日会うことができました。


■生まれたばかりの孫を毎日観察していると
生命の不思議、人生の不思議を感じます。

２人の母となった次女の生まれたばかりの赤ちゃんの頃を
思い出し、そして今は団塊世代のジイジである僕も
７０年前はこんな赤ん坊で母にすがっていただろうと
容易に想像できる。

そして僕の母も父も他界しているが
誰しも赤ん坊の時代があった。


生まれた男子も70年後にはジイジとなる。


さて、
本日のテーマ
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「統計ではなく現場を観察することでイノベーションを」
「イノベーションと企業家精神」(P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社）」より
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■少子高齢化社会の問題が
マスコミで取り上げられない日はない。

統計数字に現れている。

しかし統計は集団のマクロな特性を平均値や分散で
表現するだけで社会のニーズを語らない。

アメリカにける
過去の成功と失敗の事例をドラッカーはいくつかあげている。


■１９６０年代ベビーブーム世代が１０歳代になるころ
無名の小さな靴屋のチェーン店メルビルが
１０代を対象とする新しい店をたくさん作った。

デザインも広告も販売促進も
１６歳１７歳にターゲットを絞って急成長した。

統計数字で市場分析した他の大手の小売店が目をつけ
この市場に参入したがうまくいかなかった。

メルビルはいち早く若い大人に的を移していた。

■１９６１年ケネデイ大統領は
ラテンアメリカとの経済同盟について
学者を集めて助言を求めた。

学者は統計データを使って分析しラテンアメリカは
米国にとって機会とならないと結論づけた。

しかし大店舗小売りのシアーズローバックはすでに
数年前統計ではなく現地を観察し
メキスコシテイ、リマ、サンパウロなどに
アメリカ流百貨店で成功した。

学者の統計は都市化の波を予測できなかった。


■日本における高齢化に伴うニーズは介護や医療や
認知症など暗い話が多い。

日本のベビーブーバーは今、高齢の団塊世代に入ったが
学生時代は現実的ではなかったが
全共闘の社会革命について関心がありエネルギーに満ちていた。

介護や医療の世話にならずに
世間のために何かやりたいという層はかなり多いはずである。

引退して妻に濡落ち葉と嫌われる前に
自ら外に出て何かやりたいというという人口は多い。

団塊高齢者の社会生態を観察することで
イノベーションの機会が発見できるのではないか。


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imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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