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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第465号
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「物や動物に人間の声を聴く日本人の感性」



6月7日水曜日のメルマガ配信します。


現在休講中ですが
ドラッカー塾開催していたころ
よく参加頂いた
青木篤実さんのブログ「企業理念通信」で
先週の僕のメルマガを引用して頂きました。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/g03zdrs07s7vg4r011CN5

曰く
■ドラッカーについて教えて頂いた
今岡先生のメルマガに、
 
「サプライチェーンの繋がりがうまく行く為には、
横ぐしを通した“和”が大切である」
 
「顧客のために、経営理念を共有して、
社内外の人と人の助け合いであるつなぎに
焦点を当てることが重要である」
とありました。

同感です！
人は、ひとりでは生きていけないように、
企業も人無しには在りえないですもの！
 
今岡先生は、
サプライチェーンの専門家でもあります。
 
「つながり」「横ぐし」「つなぎ」という言葉から、
企業理念と同時に「小麦粉」を
想像してしまいました。
 
小麦粉にはたくさんの役割があります。
揚げものの衣になったり、
スープや炒め物のとろみになったり、
クッキーなどお菓子やパンの
メインの素材になったり、
グラタンのソースになったり。
 
メインであり、つなぎであり、潤滑剤であり、
飾りを兼ねていたり。
 
まるで企業理念みたいだなぁと思いました。
 

■人と人のつながりを料理の材料でメタファー（比喩）
するのは女性ならではのセンスですね。

しかも恐らくモノに人間関係を喩えるのも
動物や機械の声を聴く日本人の感性を
見るようです。



さて、
本日のテーマ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「犬の言葉や機械の声を聞く」
「日本人の価値観」立花均、ぺりかん社）より
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

■動物に言葉があるかどうか諸説あるが
脳の働きで日本人と非日本人の説に
違いがあるという。。

生命本位の日本人と理性本位の非日本人では

人間の声
動物の鳴き声
物がぶつかる音（機械音）

を脳がどこで情報処理しているかの違いがある。

■日本人は動物の鳴き声を
人間の声と同じように言葉として捉える。

非日本人は動物の鳴き声を
物がぶつかる機械音として処理する。

花に鳴く鶯
水にかすむ蛙の声

生きとし生けるものは
短歌や俳句に歌い人々の心の種となる。


■日本では高度な声紋分析技術で
犬の鳴き声を分析しその意味を翻訳した事例がある。

人間には分からない、犬たちに驚くべき
種類の違う声があったという。

「楽しい」「欲しい」「悲しい」「威嚇」の感情が
表示できるそうだ。


お客が来るときの鳴き声に
飼い主が威嚇と思っていると実は「たのしい」という
歓迎を示す感情であった。


■日本人は人類が古代に持っていた
山や川や草や木にも感情を認め
その言葉を理解する心を完全に消し去ってはいない。

ものづくりの現場では
プレス音など聞いて力を調整する作業者が
機械が教えてくれるなどと言う。

音を出す機械の振動を
人間の声と同じように「会話」の言葉として
捉える技能者がいる。




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今岡善次郎


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