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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第456号
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「野外での車座の花見の宴は日本の古来からある文化 」


2017年4月5日水曜日、いよいよ2017年の新年度に入りました。

春は分かれがあり新しい出会いがある新旧入れ替わる季節ですね。


■1日土曜日旧交を温めるイベントに参加しました。

かって客員教授を務めていた
東京農工大ＭＯＴのＯＢＯＧのfecebookグループが
井の頭公園で花見を呼び掛けているのを見て
気になりました。。

寒い雨が午前中降っていましたが
午後は止んでいたので近いこともあり参加しました。

幹事は朝7時から場所取りしていたようですが、
午後2時頃合流して7時頃解散まで5時間も７〜８人で
車座になり酒を飲みながら交流しました。

■車座になると年齢の区別も男女の区別もなくなり
ざっくばらんな一団となる。

僕だけ皆さんより20歳ばかり年上ですが、
楽しい時間を過ごせました。

日本人は車座になることで一体感が持てる。


ゴリラの集団も車座になるそうです。

車座は全員等距離で同じ会話が共有できます。

自然の野外で車座での花見の宴は日本の古来からある文化です。


■翌日日曜日は
孫娘を含む二人の娘家族と妻が入所している施設に行き
昼食の食事介助して、その後皆で食事を楽しみました。

娘が僕に「おとうさん」を呼ぶのを聞いた3歳の孫娘が
「おとうさんではなくジージだよ」と訂正したのを聞いて娘の
「おかあさんのおとうさんはジージ」という
説明で関係が理解できたようです。

最近はどこに行っても若い世代との付き合いが
増えました。

このように社会は入れ替わるのですね。


■
さて、
本日のテーマ
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「自然の音をノイズと見なさない日本人の脳」
「日本人の価値観」立花均、ぺりかん社）より
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

■日本語は
母音が単独で意味ある言葉であると以前紹介したが
楽器や自然界の出す音についても
違いがあるという。

三味線、尺八などの日本の伝統楽器は母音の類に属するが
バイオリン、フルート、オルガン、リコーダーなどの西洋楽器は
機械音と同じなのだという。

また、海辺に打ち寄せる波の音は母音に類するそうだ。

虫の声と同じように左脳で聞くのは
日本人だけだそうだ。


■人間の左脳は言葉や計算など論理的な情報処理に使い、
右脳は意味を持たない音を聞く。

日本人以外は人間の泣き声も動物や虫の鳴く声も機械音も
左脳で処理してしまう。

日本人だけが虫の音や波の音を左脳で聞き雑音としない。

耳鼻科の医師の角田先生の説は電気工学の信号処置をも
参考にする。

通信技術や品質工学に情報の品質レベルを評価する
Ｓ／Ｎ比（信号対雑音、ノイズの対するシングナル）がある。

雑音に対する信号を上げること
すなわち雑音を抑えて信号を優先して抽出能力である。

日本人はこおろぎの音を信号にしてＳ／Ｎ比を
30デシベル高いそうである。

機械音のみを雑音としてフィルターにかける。

■日本画と西洋画にも違いがると発見したは
ドラッカーである。

西洋画は描きたい対象に焦点を当て
背景を塗りつぶすかぼかすのに対して
日本は背景の風景を詳細に描く。

人間と自然の密な関係を描く日本画がトポロジーであり
西洋画は遠近を厳密に区別する幾何学であると言った。

■日本人特殊論は欧米人にも日本人にもあり、
時には自虐ネタとして時にはナショナリズムを煽ることにも
使われる。

冷静に本質を抑えることで
強み、すなわち何かイノベーションする時の
コアコンピタンスとして定義することで
有利に活かすこことができる。

回転抵抗をノイズ、外乱とする振動制御理論に対して
回転抵抗を詳しく分析して対策をデザインする
新しい振動制御技術を開発したい。



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今岡善次郎


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