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「ものづくりにはいのちの創造という意味を含んでいる」


2016年3月2日水曜日,
寒戻りで気温の変化が激しいですね。

■2月末帰省して中学校時代の同窓会に参加して考えました。

今年69歳になる歳、70歳古希まで1年となりましたが
皆さん元気で社会貢献に、歴史の勉強に、孫育てに、
介護に活躍されていました。

僕も妻の介護者ではありますが
施設の介護専門職のお世話になり、
その分残された人生で何ができるか日々真摯に考えています。

男子独居老人として生命力を旺盛にして自然体で
生きて行こうと思っています。

■一つの挑戦は企業人として技術者から独立自営し、
事業経営や経営システム開発の
プロジェクトの経験、経営コンサルタント等から
マネジメントを体系化(モデル化)してみたいという
魂の欲求を持っています。

介護しながらマネジメント教育だけは続けました。

東京農工大大学院MOTと多摩大学大学院MBAの客員教授
それぞれ6年の12年、ドラッカー塾4年、
法政大学理工学部経営システム工学科の非常勤講師2年の経験で
教育者としての仕事は知識の体系を必然とします。


■そして今、
「ものづくり日本の手法」にたどりつきました。
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wld7s0iqmtnvea5xqMV

サプライチェーンマネジメント関係の著作を通して
ゴールドラット博士のTOC(制約理論)から刺激を受けて
トヨタ式経営へ、豊田佐吉から二宮尊徳へ、
「日本的経営の原点は何か」
の問い続けています。

又社会生態学者ドラッカーを読んで
経営を生命体と見なす思想になじみ
日本的経営の本質は「ものづくり」の思想が根底にある
「生命観」にあると認識しました。

■生産や製造という西洋語の翻訳ではなく
物造りという漢字でもなく、
なぜやまと言葉で「ものづくり」か?

「もの」とはものがたり、もののけ、もののあわれ・・・
などいのちが感じる精神的、情緒的な、感動的な
心が鼓舞されるスピリットが反映された言葉です。

株式会社21世紀ものづくり日本(MN21)を一緒に立ち上げ
「21世紀義塾」の塾長である古川勇二先生が日本学術会議の
政府系の答申で「ものづくり」という用語を提案されたという。

古川先生は元都立大学工学部長、元東京農工大MOT研究科長、
職業能力開発総合大学校校長を歴任され
日本のものづくり人材育成に多大な貢献をされています。

■「21世紀義塾」は東京農工大学MOTの教員とOB中心で
とした発起人で立ち上げました。
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wle7s0iqmtnvea5xyQf


発起人ではありませんが、この人脈の中にいて
「ものづくり.com」でマスコミで有名人になっている
株式会社産業革新研究所代表 熊坂 治 様を紹介します。

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wlf7s0iqmtnvea5xFgI

ものづくりに伴う手法や技術者を紹介し
ものづくり日本の復活発展に頑張っている
熊坂さんとともにものづくり日本に貢献したいと思います。


熊坂さんは
2月19日の朝日新聞の地方版に結構大きく紹介されました。


http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wlg7s0iqmtnvea5xY0Y

熊坂さんは21世紀義塾でも「ベストインクラスのものづくり技法」
というタイトルでQFD/TRIZ/品質工学を駆使する
事例を紹介して頂きます。

■又もうひとり展示場で知り合い富山県高岡市の
工場見学に行き
オートバランサープロジェクトの
パートナー仲間と日本海の寒ブリを楽しんだ
株式会社フジタ 代表取締役  梶川貴子さんを紹介します。

“ものづくり” 町工場にメタルアートミュージアムを作る
プロジェクトを立ち上げました。


ものづくりアートミュージアム

http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wlh7s0iqmtnvea5xSe0

東京テレビにカンブリア宮殿にも出演されました。

プレスリリース
http://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/f0wli7s0iqmtnvea5xjvK
でクラウドファンデイングも募集されていますので
興味にある方は応募して下さい。


さて、
本日のテーマ
====================
「針供養にみる日本人の生命観」
「日本人の価値観:生命本位の再発見」(立花均、ぺりかん社)より
==================

■日本で産業用ロボットが最初に普及したのもロボットという物に
日本人は親しみを感じる生命観を持つからだと言える。

西洋はロボットをフランケンスタインのような
人造人間として忌み嫌う。

センサーとコンピュータで動くおもちゃや掃除機にも
日本人は生命を感じて親しみを持つ。

ましてや自動掃除機や産業用ロボットは
人間のために働いてくれるものにはありがたみを感じる。

■自ら動かないが人間のために「働いて」くれた針に対して
針供養という弔いをする。

動くことは人のために働くことであり働くことは
神聖な生命の発露であり
日本人の労働観を表している。

太陽も月の水も風も動いているが同時に人間が生きていくために
働いているのだ。

いのちを育んでいる自然もいのちなのだ。

■働いてくれていた「針」が折れると「働けなくなる」
それを擬人化して死んだと思う感性こそ日本人の特徴である。

人で物でも人間にとって役に立ったものが
その役目を終わると感謝を込めて供養するというのは
日本人の古来から感性である。

■西洋語の翻訳である製造や生産を今でも「ものづくり」という。

「もの」には生命観が隠されている。

「もの」がたり、「もの」かなしい、「もの」の気など
「もの」にいのちを込める。

最近はものづくりに加えてことづくり、ひとづくり、くにづくり
など創造活動は「つくる」ことを意味する。

ものやことに生命があるならば
ものづくりにはいのちの創造という意味を含んでいる。

ものづくり日本の手法とは
「もの」に中にひとも、サービスも、組織も
含まれ、いのちの創造でもある。

ものづくり日本の手法:21世紀義塾は欧米型のMBAやMOTを
専門性の知見として活用するが
仕事の創造においていのちを吹き込む社会人教育を目指したい。



●ご質問ご意見は気軽に
返信で意見よろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


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株式会社21世紀ものづくり日本
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法政大学理工学部経営システム工学科非常勤講師
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。