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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第835号
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「人という資源は補うことのできないある資質『真摯さ』が要求される」



目次
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〇前書き   「人間の本質は真摯さである」
〇本文    「自信と信頼による楽観主義はボトムとトップの双方向から築かれる」
〇編集後記 「ドラッカーの目標管理」
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いつもお読みいただきありがとうございます。


令和6年8月7日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き   「人間の本質は真摯さである」

■ドラッカーによると人間の本質は
自由と自律を重視し、
挑戦と創造を求める。

人は強制して働く存在ではなく
経営資源として人を使えるのは
本人だけである。

働くか働かないか本人が完全な支配力を持つ。


■人は仕事に誇りや自尊心や自負の対象を求める。

内面の豊かさを仕事で生み出したいと考える。

人が貧しいか豊かか、伸びるか枯れるか、
向上するか退化するか。技術や設備や
システムはつくることができる。

しかし人という資源は
補うことのできないある資質が要求される。

真摯さである

■仕事は常に挑戦的でなければならず
平均的な標準化ほど人的資源の本性に反する
ことはない。

人間の本性は最低ではなく
最高の仕事ぶりを目標とすることを
要求する。

真摯さをトップもボトムも重視する
組織は自信と信頼観がみなぎっている。


〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「自信と信頼による楽観主義はボトムとトップの双方向から築かれる」

「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年）」より
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

■楽観主義、つまり状況が良くなるという
確固たる信念がなければ実験への意思は
絶えず打ち砕かれついには萎んでします。

自分たちのアイデイアに
公正な注目が捧げられていると感じれば
従業員達は自信を抱くようになる。

個人、チーム、会社全体で楽観主義を
養う必要がある。


■アップル創業者のスティーブ・ジョブズは
一度取締役会で解雇され
再び復職したとき、

すっかり士気の落ちた社内の現状を
目の当たりにした。

従業員達は15以上の製品プラットフォームに分かれ
生き残りをかけて
競争しあっていた。

お互いに疑心暗鬼で自信を失っていた。

■そこでジョブスは
製品15種類から4種類に削った。

プロジェクト担当者は経理担当者に
精査されつぶされる心配はないという
事実を理解した。

楽観主義が広まり士気は
180度転換した。

その後のアップルの業績は著しく発展した。

■楽観主義には自信が必要であり
自信は信頼から生まれる。

信頼はボトムとトップの双方向から
築かれるものなのだ。

企業は楽観的で、
実験好きで
リスクに寛容な風土から生まれる。




〇編集後記（ドラッカーの目標管理）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
要求が大きいほど、人は困難な領域において要求に
答えることがでできる。大きな仕事を生み出す力は
要求の水準によって決まる。

共通の目標と信条があれば、窒息状態に置かれ
た優秀な人たちが適切な仕事を効果的に行うことが
できるし、普通の人たちの視点を高め卓越
した人に変える

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
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