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国家のマネジメントの指標は福祉、生活、安全でありGNPには表わせない
発行部数: 9,949部  発行日: 2024年05月29日
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◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「国家のマネジメントの指標は福祉、生活、安全でありGNPには表わせない」



目次
………………………………………………………………………………………………………………………………
〇前書き   「一次産業・二次産業・三次産業」
〇本文    「成長産業、成熟産業、衰退産業」
〇編集後記 「GNP国民総生産」
………………………………………………………………………………………………………………………………



いつもお読みいただきありがとうございます。


令和6年5月29日水曜日メルマガ配信します。

〇前書き   「一次産業・二次産業・三次産業」

■一次産業・二次産業・三次産業という区分は
米作り・モノづくり・コトづくりに対応して
産業構造の進化を示しています。

時代とともに生活スタイルの変化に合わせて
資金支出の配分が変化します。

衣食住に掛る費用よりも
教育、医療健康管理、娯楽の配分が増える。

■また生活面から見ると
資金配分より時間配分で見る産業構造の変化をみると
仕事時間と睡眠時間以外の時間に何に時間を費やすか?

運動、学習、テレビ、読書、
家族や友人など人との交流など
生きることに楽しみに時間を使う。

■産業区分における経済活動の集積であるGNPで見ると
日本は失われた30年と言われますが、
日本人の生活の質が落ちているのか?

モノや時間を有効に活用する
カイゼンや「もったいない」習慣などは
GNPに反映しない。

カイゼンや個人の生活や企業経営の指標にはなるが
国家としての改善とは何だろうか?


■ドラッカーによると
「マネジメントとは資源を顧客価値に
変換することで人類の福祉、生活、安全に貢献する信念の具現であり、
マーケテイングとイノベーション
によって顧客を創造する活動である」


国家のマネジメントとは
福祉、生活、安全でありGNPには表わせない。

福祉や安全とは正反対の戦争は
GNPを押し上げることを考えると
日本は決して失われた時代ではなかったのではないだろうか。


■さて、
本日のテーマ
==============================
「成長産業、成熟産業、衰退産業」
(「明日を支配するもの:21世紀のマネジメント革命」
P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)より
==============================

■これからの経営戦略を考えるにあたり
自社が成長産業か、成熟産業か、衰退産業かの別を
知ることが重要である。

成長産業とは
需要の伸びが国民所得や人口の伸びを
上回る産業である。

成熟産業とは
両者の伸びがほぼ同じ産業である。

衰退産業とは
前者が後者を下回る産業である。

■自動車産業は先進国ではすでに
衰退産業である。

成長産業であったのは
1960年代まであった。

第一次大戦以降
食料や工業用原料など一次産品の価格が
一貫して低迷しているのは
衰退産業の証である。


■現在の成長産業は何か。

20世紀後半の30年間における最大の成長産業は
情報産業ではなく金融サービス産業だった。

先進国における、豊かな人の退職後の準備のための
金融サービスの需要が高まった。

人口構造の変化があった。
30年後の財政基盤のための投資機会を
探しは始めた。


■年金基金や投資信託、あるいは証券会社が
アメリカ、イギリス、ヨーロパ大陸、日本市場で業績を
上げつつある。

先進国においては人口構造の変化に即した
退職制度が生まれるまで持続する。

情報産業の中でもSNS、IT,DX,
AIなど質的変化、国民の支出配分が大きく変化する
ことを全体に経営戦略、投資戦略を
考えなければならない。



〇編集後記(GNP国民総生産)
===========================
国民総生産とは、ある一定期間にある国民によって
新しく生産された財やサービスの付加価値の総計である。
景気を測る指標として利用されてきたが、
国民経済計算の体系変更に伴い、国民総所得 が新たに導入され、
現在は国内総生産が重視されている。 
また、世界の総生産の合計は、世界総生産 と呼ぶ。 
ウィキペディア
===========================

https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/n0fe5lo1s390xp1pnrEjj





そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。


ホームページご覧ください。

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