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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第820号
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「幅広い人生体験」



目次
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〇前書き   「アリストテレスの弁証法」
〇本文    「よいアイデイアを手に入れるには多くのアイデイアを手に入れることだ」
〇編集後記 「発散的思考（拡散的思考） (Divergent thinking)」
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いつもお読みいただきありがとうございます。


令和6年4月24日水曜日メルマガ配信します。

〇前書き   「アリストテレスの弁証法」

■古代ギリシャの哲学者アリストテレスは
現実観察と思考との相互関係の中で
3つの思考法があると考えました。

Induction（帰納法）：
ボトムアップ、現実から思考（原理）へ

Deduction（演繹法）：
思考（原理）から現実へ

弁証法と言います。


■さらに現実の対象を広く発散せて関係ないと思われる分野
からメタファー（比喩）で
異なる情報を得る。

Abduction（発想法）があります。

異なる情報から新しい思考を引っ張り出すこことで
帰納法の延長と言えます。

Abductとは誘拐とか
人の妻を奪うとか
恐ろしい言葉です。

アイデイアを沢山生み出し
選択肢を増やすことになります。

■成功している複数の事例から
原理や法則を一般化する帰納法と
その原理を応用することで検証する演繹法。

帰納法と演繹法で理論が進化すると
アリストテレスは言っています。



■以前にも書きましたが
アリストテレスを大学生教養時代に知り

人生幅広く体験しようと決心しました。

日本企業2社
米国企業2社サラリーマン生活25年
自営業コンサルタント26年

途中で妻の介護生活10年
波乱万丈の人生を送って来ました。


メルマガもパステル画も高尾山登山も
後期高齢者として
いつまでも柔軟な頭でイノベーションマネジメント
できるルーチンを心がけています。





〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「よいアイデイアを手に入れるには多くのアイデイアを手に入れることだ」

「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年）」より
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■収束的思考と発散的思考
分析的思考と総合的思考
帰納的思考と演繹的思考

デザイン思考とは2つの相反する発想法が
必要とされる。


■西洋人は科学的思考、物理、経済、歴史いずれにしても
情報を受け取って「分析」し
1つの解へ収束するように訓練されてきた。

1つの結論に収束ことが求められてきた。

収束的思考は既存の選択肢の中から
判断を下すには実用的だ。


■しかしながら未来を探求したり新たな
画期的な可能性を生み出すには
収束的思考だけに頼っていてはうまく行かない。

問題解決において
収束的思考が解を導く原動力だとすれば
発散的思考は選択肢を増やすのに必要である。

新製品や新事業のビジョンやコンセプトを
生み出すことにおいて
様々な方法を考える場合には
発散的思考は重要である。

■相反する複数のアイデイアを発想し
より大胆で独創的・破壊的で
心をつかむアイデイアが生まれやすくなる。

よいアイデイアを手に入れるには
多くのアイデイアを手に入れることだ。


すなわち発散的思考である。


〇編集後記（発散的思考（拡散的思考） (Divergent thinking)）

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発散的思考とは、さまざまな方向に思考が働くことによって、
いろいろな発想を生み出すことといえる。
試行錯誤的な思考が行われるときには、必ず働くともいえるだろう。
つまり、与えられた条件から、多種多様な発想を生み出す思考である。
発散的思考は、問題把握のときは事実を、
問題解決のときはアイデアを出すのに用いられる。
問題解決の構想計画段階を考えてみると、 
解決のアイデアは何かを思いつく思考をまずやり、次いで、
それらのアイデアが解決目標に合っているかを評価し、絞っていく。
前者が発散的思考であり、後者は収束的思考と呼ばれる。
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

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