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ファミリー消費が主役?ネット通販 / Weekly Focus第17号
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フォーカスマーケティングの蛭川速です。

今日は3連休前ですが肌寒い一日になりそうです。

もうすぐ4月となりますが、4月と言えば・・・
新聞やテレビでは消費税増税前の駆け込み需要が取り上げられ
ています。
増税前のまとめ買いの様子を映像で見ると高齢者が目につきます。
変化への備え意識(防衛意識)が強いということでしょうか、
単に高齢者が買い物をする場所と時間帯を撮影したかどうか
分かりませんが・・・

さて本日は消費状況変化としてインターネットによる支出に
ついてフォーカスしてみたいと思います。


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ファミリー消費が主役?ネット通販
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総務省が実施している「家計消費状況調査」の平成25年(2013年)
平均結果が公表されました。
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0rotet07nthsjfg15bCv


●1世帯当たり1か月間のインターネットを利用した支出金額の推移

平成25年 5,801円 (前年比14%増)
平成24年 5,077円 (前年比11%増)
平成23年 4,560円 (前年比 8%増)

ここ2年間の増加が目立ちます。

*インターネット上で商品・サービスの注文や予約をした場合の
支出の総額をいい、インターネットを利用しなかった世帯も集計に
含まれています。


●インターネットを通じて商品・サービスを購入した世帯の二人以上
の世帯全体に占める割合

平成25年 24% (前年比2.7%増)
平成24年 22% (前年比1.7%増)
平成23年 20% (前年比0.2%増)

インターネットを利用して商品などを購入している世帯数が増加しています。
こちらもここ2年間の増加率が顕著です。



ここ2年間でネット購買が増加した理由はどのようなことが考えられる
でしょうか?
1つ考えられるのがスマホやタブレットなどの普及があげられます。
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総務省「平成24年通信利用動向調査」によると
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0rouet07nthsjfg159fr


●スマホからネット接続した比率は

平成24年 31%
平成23年 16%

とほぼ倍の比率となっております。

参考までにタブレットは

平成24年 8%
平成23年 4%


また同調査で
家庭内と家庭外でインターネットで実施していることを聴取しています
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0rovet07nthsjfg15s1Z

●商品・サービスの購入
家庭内 57%
家庭外 31%

スマホやタブレットで家庭外でも商品購入をしていることが推察できます。
機器の普及によってネット通販の機会が広がったと考えられます。

「平成24年通信利用動向調査」はほぼ1年前の状況ですので
25年は更に普及が促進されていると予測できます。

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ではどんな人がネット購買し出したのでしょうか?

前述の 1世帯当たり1か月間のインターネットを利用した支出金額 を年代別
に比較すると

●世帯主年代別1世帯当たり1か月間のインターネットを利用した支出金額
20代 6,304円
30代 9,693円
40代 9,508円
50代 7,173円
60代 3,874円
70代以上 1,582円

となります。
ネット通販の主役は30代40代世帯と考えられます。
さらに3年前の平成22年と比較すると増加率も高いことが分かりました。

●世帯主年代別1世帯当たり1か月間のインターネットを利用した支出金額
(平成22年)

20代 5,704円
30代 7,089円
40代 7,110円
50代 5,656円
60代 3,163円
70代以上 1,337円


●平成22年比の増加率

20代 11%増
30代 37%増
40代 34%増
50代 27%増
60代 22%増
70代以上 18%増

ファミリー層がネット購買を押し上げていると考えられます。

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ではどのようなモノを購入しているのでしょうか?
(株)ブラケットの実施したネット通販に関する調査
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0rowet07nthsjfg15ECX
によると

●ネット通販でよく買うもの

1位 男性 本雑誌(47%) 女性 本雑誌(46%)
2位 男性 家電(42%) 女性 洋服(44%)
*20代〜60代以上の全体の比率

ここ2年でネット通販が増加した理由として、ゾゾタウンなどの
アパレル通販の躍進や電子書籍の普及が推察できます。


では30代40代の消費の特徴はどのようなところがあるでしょうか?
三井ダイレクト損害保険株式会社の「インターネットでのお買いもの」
に関するアンケート調査
http://k.d.combzmail.jp/t/8f9a/d0roxet07nthsjfg15WSk
によると


●インターネットで購入・申込みしたことのあるもの

【20代】
1位 本・CD・DVD 70.0%
2位 洋服 60.0%
3位 食品 50.0%

【40代】
1位 本・CD・DVD 82.4%
2位 食品 63.9%
3位 ネットバンキング 60.2%

20代は洋服、40代は本と食品に特徴があります。
書籍は利便性、食品は価格や重いもの(まとめ買い)などが
想定できます。

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まとめ

1.ネットを利用した商品・サービスの利用はここ数年、増加傾向にある。
2.増加に貢献しているのは30代40代の世帯。

仮説として
●仕事や家庭で忙しいファミリー世帯がネットに利便性を感じて消費を増加
 させている
●子育てで生活費が厳しい中で少しでも安く購入しようと情報収集した結果
 ネットで購買している

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最後までお読みいただきありがとうございます。

前回は50代男性の潜在ニーズについて触れました。今回は30代40代です。
高齢化社会の進展によってシニアが着目されがちですが、実際の消費行動を
細かくみるとそれ以前の年代にも特徴があり、潜在ニーズを掘り起こす
ポテンシャルが大きいと思います。
今後も世代別の消費特性についてフォーカスしていきたいと思います。

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(バックナンバー更新 2014年03月20日12時21分)