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  発行日: 2026年04月08日
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きもの人の伊藤康子です。
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/q601/p060m2n127fxr2egze


先日、孫のことなが小学校6年生の卒業式を迎えました。
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/q601/p060n2n127fxr2egze

卒業式には、七歳の七五三の時に誂えた祝い着を、寸法を直して着用しました。
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/q601/p060o2n127fxr2egze


これが、その着物です。

ちりめん地に手染めで、玩具の柄を可愛く染めた小紋です。
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/q601/p060p2n127fxr2egze


こちらが、7歳のお祝いの画像です。
小さかったですが、子供の成長は本当に早いです。
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/q601/p060q2n127fxr2egze

黒い袴を合わせた姿はとてもよく似合い、晴れやかで、成長を感じる本当に嬉しい一日となりました。

【ブログ】https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/q601/p060r2n127fxr2egze


ここで多くの方にお伝えしたいのは、2つです。

まず、七歳で作った着物は、十二歳になっても美しく着ることができるということです。


その理由は、子どもの着物の仕立て方にあります。

三歳までの着物は「一つ身」といわれ、反物の幅一枚で仕立てます。
そのため、生地に余りが出る構造です。

一方、七歳前後になると、大人と同じ反物の取り方で仕立てます。
身幅の幅は、反物幅一枚分では足りないため、二枚を横に使って身幅を作ります。

つまり、大人と同じ仕立て方です。


とはいえ、まだ体は大人ほど大きくありません。
そのため両脇には「縫いしろ」として余分な布を内側に入れて仕立てます。

さらに、着丈も長めに仕立てて、
裾や腰の部分に内側へ折り込んで調整しています。

つまり――
成長に合わせて出せる“余裕”を、あらかじめ中に仕込んでいるのです。

今回も、その中に入れてあった生地を出して寸法を直すことで、
十二歳の体に美しく合わせることができました。

そしてさらに素晴らしいのは、
この先、大人になった時にも、仕立て直すことでまた着ることができるという点です。

着物は「その時だけのもの」ではなく、
人生の節目ごとに寄り添い、成長とともに形を変えていく衣装です。

七歳の思い出が、十二歳の門出に重なり、
そしてその先の未来へもつながっていく――

これが、着物の奥深い価値ですね。

こうした日本の美しい文化と合理性は、多くの方に知っていただきたいし、
これからも守っていきたいです。


もう1つは、個性によって異なる「好き嫌い」に対応する着物のコーディネート力です。

子供は、成長過程で、「好き嫌い」と「似合うもの」が変化します。

ことなは、幼い頃は、赤青黄色などの原色が良く似合っていましたが、

その後、「ピンクが好き」に変わり

小学校に入学してからは、青、茶、紫、白などに好みが変わりました。

もちろん、好きな柄やセンスも変化したのです。


ですから、私は、「卒業式には、本人が好きなものを着せてあげて」と言っていました。

もっと大人っぽいレンタル着物が候補に挙がっていたようですが、
結局、3歳の時のこのお祝い着になりました。

そして、袴は、えんじ色?と思ったのですが

本人が黒を選びました。


ずっと、バレエを習っていて、数学が得意です。
つまり、白い個性が強い子になっていたのです。

となると、玩具は、可愛すぎるのでは?とも思ったのですが、
本人が袴を黒にすることと、小物を黄色にしたことで納得の姿になりました。

このように、着物をコーディネートによって変化させて着るという力は大きいです。


また、レンタルと手染めでは、生地の良さの違いが遠目でもわかるという点も
ポイントだったようです。

この着物は、大人も着ることができるものですが
さて、今後、どのようになることでしょうか?


孫の成長が楽しさと学びを教えてくれます。

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