◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
第646号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「日本的経営の真髄は現場主義・完璧主義・集団主義にある」
目次
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〇前書き 「現場主義、完璧主義、集団主義」
〇本文 「機械化(システム化)の前に人の作業(業務)改善」
〇編集後記「現場主義」
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いつもお読みいただきありがとうございます。
令和2年12月23日水曜日のメルマガ配信します。
〇前書き「現場主義、完璧主義、集団主義」
■メルマガでドラッカー視点から日本的経営の真髄を配信しておりますが、
読者の1人である大学同期生の
住友電工副社長 西田光男氏から嬉しいメールが頂きました。
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西田です。
いつも楽しくメールを読んでいます。
今岡さんの日本文化の考え方には全く同感で、毎回「我が意をえたり」
と思っています。
私は、20年間ワイヤハーネス事業に関係し、この事業ほど日本的な
ものはないと実感しています。
また、今こそ「ジャパニーズウェイ」に自信を持ち、グローバルに展開
しなければと思っています。
添付ファイルは、過去、自動車部品工業会、京機会に掲載したもので、
直近では、大阪倶楽部に書いたものです。
何かの参考になればと送ります。
コロナがおさまれば、ぜひ、「日本のモノづくり」をアテにうまい酒を
飲みかわしたくよろしくお願いします。
■西田氏の原稿添付ファイルの内容を要約すると
日本のものづくり真髄は
「現場主義」「完璧主義」「集団主義」に集約できるという。
現場主義とは「事実は経営者の頭や会議室にはない」
完璧主義とは「品質管理では確率統計的に欠陥を許すシックスシグマとは違い欠陥を0にする」
集団主義とは「会社の理念を全社員が共有し一体感をもって多くの試練乗り越える」
この3つのマネジメントの本質は
住友電工のワイヤハーネス事業を2016年にグローバルNo.1にした
実績が裏付けている。
現場主義、完璧主義、集団主義は
組織が一体感をもって「使命」を共有する「マネジメント」
で可能になります。
■次回は12月26日土曜日
ドラッカーコミュニテイカレッジ#5「使命とマネジメント」
開催します。
我々の会社の存在意義は何か。
何のために仕事しているのか。
人と人も会社と会社も繋がっている。
繋がっている相手(顧客)のために仕事するための思想的方法論には
オットーシャーマーのU理論や
トヨタ式経営の元祖、豊田佐吉の報徳思想、
日本の共生思想などがあります。
U理論とは本邦初の外来の新理論であるかのように
説明されていますが、
日本人にとって馴染みがある二宮尊徳の報徳思想と重なります。
これらを学ぶことで個人にとって組織にとって
使命に目覚めることになります。
12月26日土曜日
ドラッカーコミュニテイカレッジ#5「使命とマネジメント」
興味あれば
次のURLからお申込み下さい。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0hyt9t0axeief12ltZto
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「機械化(システム化)の前に人の作業(業務)改善」
「トヨタ生産方式のIE的考察」(新郷重夫、日刊工業新聞社、1980年)」より
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■生産システムも経営システムも
人と機械(システム)の連合組み合わせで
改善する必要がある。
部品や素材を探しやすく保管配置を見直したり
作業順序を改善して
時間短縮するのは「人の作業改善」である。
切削時間短縮したり切削品質を向上する
新規の切削機を導入したり
カッターの自動取り換えするのは
「機械の改善」である。
■トヨタ生産方式では
「人の動作を徹底的に改善した後に
はじめて機械化を考える必要がある」としている。
現在のやり方をそのままにして
機械メーカーに勧められるままに
新規の機械に投資することを戒めている。
システム投資も同じで自社の業務改善をしないで
ソフトウエアパッケージを入れても
投資効果はないばかりか逆効果の場合もある。
■機械に部品を送るパーツフィーダーを入れて
自動化する案にたいして
全工程の機械と連結してしまえば
パーツフィーダーは不要となる。
多くの車種を組み立てる自動車組み立てラインにおいて
回転テーブルに各種部品を置いて必要な部品をすぐ探せるシステムより
組立に必要な部品が自動的に供給されるようになれば
探す時間が短縮される。
■機械化を考える前に、現在の作業動作そのものにムダが無いか、
価値ある仕事だけで成り立っているか
徹底的に考えて改善する。
作業改善とは設備改善もなく、
IT投資でもない。
DXもデジタルも人間中心にムダのない仕事を設計した上で
手段として使う必要がある。
〇編集後記(現場主義)
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現場(GENBA)主義とは日本的経営の成功要因として海外でも
GENBAという用語がKAIZENとともに知られている。
現場改善とは理論やコンセプトの先に現実のしっかり観察して
問題の本質を把握することを最優先することです。
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■ホームページご案内
SCM(サプライチェーンマネジメント)とは
供給連鎖において在庫削減と欠品防止のジレンマを解消して
利益体質を改善する手法です。
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0hyu9t0axeief12ltS0N
■以下の動画は回転摩擦抵抗の多いミニ四駆で走行速度が
10%程度向上しました。
↓
今岡テクノロジー『制振装置R2O』ミニ四駆実験
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0hyv9t0axeief12ltQ6a
2つのイノベーション
「在庫削減と欠品防止の両立」
「負荷運転でもアイドリングに近い軸振動抑制」
そしてこれらの研究開発を鼓舞した2つのマネジメント思想も
体系化しました。
ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0hyw9t0axeief12ltANR
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本メールの返信でよろしくお願いします。
imaoka@bizdyn.jp
今岡善次郎
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三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店(469)
口座番号 5324740
口座名義 アイエスデイアイ
■ホームページ
ISDI今岡システムダイナミックス研究所
運営 株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.combzmail.jp/t/ce7j/j0hyx9t0axeief12ltDM4
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部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。