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第416号
★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★
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「与えられた情報ではなく魂が欲している情報」
2016年6月8日水曜日,
いよいよ東京も梅雨に入りましたね。
■5日の日曜日
1泊で故郷出雲で高校時代のあるグループの同窓会に
参加して6日月曜日朝早く東京に帰りました。
半世紀ぶりに再会した人もおり、
それぞれ近況とともに高校時代の出来事も
つい昨日のように思い出し話が盛り上がりました。
将来のことを夢見ていた時代のことをその時代に達して
逆に昔のことを思い返す機会になりました。。
■父や母がいて高校時代を楽しんでいたが
今は子供がいて孫がいる年代になった。
今は亡き父からよく聞いていた戦争の話し、
悲惨な戦場での体験、規律の厳しい訓練の様子、
日本陸軍の戦い方など実話に興奮して聞いていたこと
思い出します。
この話は僕は自分に子供達には一切していないが
果たしてそれでいいのか。
日中戦争が始まったと言われる盧溝橋事件に1か月後
内地から動員されて大陸に渡って戦闘を乗り越えて
連隊の殆どが戦死したなかで足に銃弾があたり
負傷したことが原因で幸運にも生き残った。
それで僕が存在していると思うと
近代日本の歴史に無頓着ではいられない。
■子供ながらなぜ戦争が起こったのか聞いたが
一発の銃弾が撃ち込まれたことだけが理由だと聞いたが
納得できなかった。
戦後の日本は戦前の日本人を無謀でバカな国民だと
子供達が教育されていることと
僕が父から聞いていた戦前の日本とは大きなギャップがある。
戦後の中国共産党の記録では
戦闘を望まなかった
誇り高い日本人が挑発された事実が分かった。
真珠湾攻撃もルーズベルトが日本を挑発したこと
原爆を落とさなくても日本は戦争終結できたことなど
元大統領のフーバーの記録で
明らかになった。
日本の父祖たちは決してバカではなかった。
■日本的経営とは何か研究している時
ドラッカーが日本について高い評価をしていることに気が付きました。
江戸時代の文化から知る日本人の美観、
「論語と算盤」を書いて日本的経営の思想を広めた渋沢栄一、
明治維新の日本人の欧米への対応など
改めて日本への関心が沸いて来ました。
欧米の資本主義経営に対して
それを追従するのではなく日本人の「義」を中心に据えた
マネジメントこそ普遍的な価値がある。
日本的経営の神髄に迫るとき
戦争に明け暮れていた近代日本の思想について
見直す必要に駆られています。
■生き残る経営とは企業の歴史と直面している現実から
正しく状況を観察することで正しい戦略が立てられるように
日本人がこれからも平和を維持するためにも
正しい歴史認識をしなければなりません。
過去を否定するだけの自虐史観では
正しい戦略は出てこない。
与えられた情報で行動するのでなく、
こころの中から魂が欲している情報に飢えなければならない。
■。
さて、
本日のテーマ
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「燃えている時は情報を必要としない」
「システム再構築入門」(金田秀治、ぱる出版)より
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■経営とは人間集団が情報によって決定し行動し
製品を生み出し顧客満足を実現するシステムを運営する
ということできます。
つまりシステムのマネジメントであるが
システムという用語は誤解されやすい。
コンピュータ屋さんが昔から使っている弊害かもしれません。
有機系(オーガニックシステム)
複雑系(コンプレックスシステム)
ホロン構造(ホリステックシステム)
生態系(エコシステム)
日本語の概念では系、組織、構造など使い分けられているが
それらを抽象化した便利な用語だと思います。
■経営システムにおいて情報と情報伝達は欠かせないのは
生命にとって神経系やホルモンが各器官の動きを
指令していることと同じ現象と言えるからです。
経営において現場作業や作業の改善の活動など
様々な行動がありります。
ものづくりだけではなく、
サービスやことづくりにおいても同じです。
■金田氏によると
日本のものづくりの発展期において盛んだった「小集団活動」という
現場作業の自主的自律的改善活動において
情報を特に意識してこなかった。
新しい手法を学んだり、他の小集団活動の動きを知ったり
会社全体の動きを理解したりと
実際は多くの情報が入っていたが
小集団活動においてシステムとか情報とか意識しない。
なぜか?
小集団が燃えていたからだと。
■経営システムにおいて
最近流行っている用語はIOT(すべてとつながりインターネット,
AI(人工知能9ですね。
かっては
MIS(マネジメント情報システム)、
DSS(デシジョンサポートシステム)
SIS(ストラテジックインフォメ―ションシステム)、
CIM(コンピュータ統合生産)など流行りました。
どの時代にも流行り言葉はありますが
経営の本質は人間です。
そして人間にとって
燃えている時は情報を必要としないと
金田氏は言う。
必要な情報は与えられるよりも
本能で探索するもだと言えるかもしれません。
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今岡善次郎
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