◆━━━今岡善次郎のマネジメント・メルマガ━━━━━◆
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　第903号
　　  　★ドラッカーから学ぶ仕事の哲学★　
　　　　　
本メルマガはボランティア寄付金で運営しています。

僕の講演を聞いて頂いたり名刺交換した方に
お送りしておりますが、
ご面倒かけますが本メルマガ最後にある解除手続きお願いします。

配信解除手続き＆寄付金制度は最後をご覧ください
お願い；商号変更にともなう寄付金箱の
口座名義が変更になりました。
よろしくお願いします。

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆


「企業収益を上げる仕掛け 複雑系科学と制約理論を取り入れた21世紀の経営手法」



目次
………………………………………………………………………………………………………………………………
〇前書き   [サプライチェーンマネジメント（SCM）」
〇本文    [経済連鎖、サプライチェーン全体のコスト管理]
〇編集後記　[トヨタ生産方式」
………………………………………………………………………………………………………………………………


いつもお読みいただきありがとうございます。


令和7年11月25日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き  「サプライチェーンマネジメント（SCM）」

■サプライチェーンマネジメント（SCM）とは、
原材料の調達から製造、物流、販売を経て消費者に届くまでの、
サプライチェーン全体を統合的に管理し、
最適化する経営手法です。

目的は、在庫の削減、コスト削減、リードタイムの短縮、
そして最終的な顧客満足度の向上です。


■近年のSCMでは、
IoTやAIなどの最新技術を活用し、
企業間の連携や情報共有を強化することが一般的になっています。


主な目的
需要予測と在庫の最適化: 
需要の変動に合わせて適切な生産量や供給量を調整し、
過剰在庫や品切れを防ぎます。

■コスト削減: 
サプライチェーン全体の無駄を削減することで、
コストを最小化します。

リードタイムの短縮: 
顧客に製品をより早く届けるために、
プロセス全体の効率を向上させます。

顧客満足度の向上: 
迅速な配送や、
顧客が求める価格での提供などを通じて、
顧客満足度を高めます。

拙著1998年３月日
[サプライチェーンマネジメント: 
企業収益を上げる仕掛け 
複雑系科学と制約理論を取り入れた21世紀の経営手法」

ベストセラーになりそこそこ
日本経済に貢献したのではないかと
自負しています。



■さて、
本日のテーマ
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
「経済連鎖、サプライチェーン全体のコスト管理」
(「明日を支配するもの：21世紀のマネジメント革命」
P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社）より
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

■自社の活動のコストにの情報を得ただけでは
不十分である。

ますます激化する市場にあって競争に勝つためには
経済活動の連鎖全体のコストを把握し、
その連鎖全体のコストを把握し、
その連鎖を構成する他の組織との
連携の元にコストを管理し
成果を最大化しなければならない。

■すでに今日では
ますます多くの企業が
自社だけのコスト管理から
経済連鎖全体のコスト管理
へと重点を移動している。


経済連鎖においては、そのうちの最大規模の企業でも
環の1つに過ぎない。


■法人としての企業は
株主や債権者、
従業員や税務当局にとっては現実の存在である。

しかし、経済的には虚構に過ぎない。

産業史では無名な企業がどことなく
現れ数年の内にリーダー的地位を奪った例がいくつもある。

その原因は
優れた経営戦略、優れた技術
優れたマーケテイン戦略
あるいはリーン生産方式であった。

新規参入者のコスト優位である。


■下請けや販売店、系列メンバーのコストを把握し、
それらを管理したことで
成功した企業がトヨタである。

トヨタは系列のネットワークによって
生産、販売、物流、サービスのコストを
1つの流れとして捉え
最もコストがやすく
最も成果が大きくなるところで
仕事をしている。

経済連鎖全体のコストだけではなく
経営戦略や製品企画をはじめとする
あらゆる活動について
個別の企業の法的枠組みを超えて
事業のプロセス全体を組織化して
管理することである。

〇編集後記（トヨタ生産方式）
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
トヨタ生産方式とは、ムダを徹底的に排除し、品質を高めなが
低コストで製品を供給するトヨタ自動車独自の生産システムムダを徹底的に排除し、
品質を高めながら低コストで製品を供給するトヨタ自動車独自の生産システムです。
その二本柱は「ジャスト・イン・タイム」と「自働化」です。
ジャスト・イン・タイムは「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」作ることで在庫を削減し、
自働化は「不良品を自動で発見し生産を停止する」ことで品質を確保します。
これらの手法は、単なる生産技術に留まらず、カイゼンなどの考え方も含み、
製造業を中心に広く取り入れられています。
トヨタ生産方式の二本柱は
ジャスト・イン・タイム（Just-in-Time）：
「必要なものを、必要なときに、必要なだけ」生産する考え方です。 
後工程が使ったものを前工程に取りに行く「引き取り方式」を採用しています。 
かんばん」という情報伝達手段を使い、後工程の要求に応じて前工程から部品が供給されます。 
、過剰な在庫を削減し、リードタイムを短縮します。
自働化（Jidoka）：
異常が発生したら機械が自動で停止し、不良品の流出を防ぐ考え方です。
これは一般的な「自動化」とは異なり、
人による監視や作業を必要とせずに異常を検知・停止できる点が特徴です。 
100％良品をつくることを前提とし、異常があればすぐに生産を止めることで、
不良や異常の発生防止を図ります。 
この仕組みによって、設備や工程を監視する人が不要になり、省人化も可能となります。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝


ホームページご覧ください。
↓
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/o0jq95q1j55iqs50mw


●ご質問ご意見は気軽に
本メールの返信でよろしくお願いします。

imaoka@bizdyn.jp

今岡善次郎


■■■■■寄付金のお願い■■■■

いつもご寄付ありがとうございます。

何度も寄付頂いた方、
個別にお礼メール差し控えますが
大変感謝申し上げます。

これからもあらためて
学生や無職の人でマネジメントを学びたい人のために
ご寄付（お布施・献金）お願いします。

金額やお名義は問いません。

請求や領収書など入金管理はしません。

一口月５００円（ワンコイン）を
ベースとして随時受け付けます。

年間まとめ（６０００円）、
半年（３０００円）
月次（５００円）もOK。

寄付金（お布施）箱（口座）

三菱東京UFJ銀行
新宿中央支店（４６９）
(普通）口座番号　５３２４７４０
口座名義　株式会社２１世紀ものづくり日本


■ホームページ
ISDI今岡システムダイナミックス研究所
運営　株式会社21世紀ものづくり日本
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/o0jqa5q1j55iqs50mw



■今岡善次郎マネジメント・メルマガ
登録・変更・解除はご面倒でも下記のフォームで
お願いします。
↓
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/o0jqb5q1j55iqs50mw

バックナンバー
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/o0jqc5q1j55iqs50mw


株式会社２１世紀ものづくり日本
https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/o0jqd5q1j55iqs50mw


----------------------------------------------------------------
部分である人は人との関係でしか存在しない。仕事の場で人は組織
の関係でしか、存在しない。どんな専門も他の専門との連携でしか
仕事の成果を生まない。企業は社会との関係でしか存在しない。
科学的管理が説く、外部は単なる環境ではなく、
企業は社会の一部である。