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総コストにおける間接費の割合が高まり、適切な配賦の為に考案されたのがABC
発行部数: 9,769部  発行日: 2025年10月15日
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「総コストにおける間接費の割合が高まり、適切な配賦の為に考案されたのがABC」



目次
………………………………………………………………………………………………………………………………
〇前書き   「多品種少量生産時代の原価管理」
〇本文    「コストの計算から成果の管理へ」
〇編集後記 「ABC原価計算」
………………………………………………………………………………………………………………………………


いつもお読みいただきありがとうございます。


令和7年10月15日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き   「多品種少量生産時代の原価管理」

■収益性をより正確に把握するために生まれた
間接費は、従来だと直接労務費や直接作業時間などにもとづいて
製品に配賦されていました。

昔は少ない種類の製品を大量生産するのが主流のため、
直接費の割合が高く、
間接費の配賦が不適切でも収益の誤差が目立たない傾向でした。

■しかし昨今の製造業では、
多種多様な製品を少量ずつ作ることが
求められるようになっています。

従来の方法では、
製品ごとのコスト発生要因に対し
間接費を配賦することが困難となりました。

■総コストにおける間接費の割合が高まり、
適切な配賦が必要になることで考案されたのがABCです。

間接費がどの製品にどのくらいかかっているのか、
適切に把握するための手法として使われることになりました。





■さて、
本日のテーマ
==============================
「コストの計算から成果の管理へ」
(「明日を支配するもの:21世紀のマネジメント革命」
P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)より
==============================

■企業と情報のコンセプトの再構築は
最古の情報システムたる会計の世界において
最も進んでいる。

事実、すでに活動基準原価計算(アクテビテイ・ベースト・コステイング)
ABC原価計算が
多くの企業で使われている。

■ABC原価計算は最初に開発された製造業で
最も普及しているが
サービス業でも使われ大学など非営利組織でも
使われている。

ABC原価計算は
事業のプロセスについてのコンセプトと
その評価測定の方法が従来の原価計算と
根本的に異なる。


■70年前にGMが開発した今日の原価計算は
個々の作業のコストの和をもって総コストとした。

しかし、競争上及び収益上意味を持つコストは
プロセス全体のコストである。

ABC原価計算が把握するコストは
原材料や加工費だけではなく
製品が最終消費者の手元に達した後までの
プロセス全体を把握する。

アフターサービスのコストまで
製品のコストとして捉える。

■従ってABC原価計算は
コストの管理に優れているだけではなく
成果の管理を可能とする。

ABC原価計算は
経済的付加価値分析(EVA)
、プロセス分析、品質管理、原価計算など
これまで分かれていたものを
1つの分析に統合する。


〇編集後記(ABC原価計算)
=========================
ABCは、Activity Based Costingの略です。
原価管理におけるABCの概要を見ていきましょう。

間接費を明確に配賦する手法の1つ
間接費とは、どの製品の製造にかかったのか定かでない費用のことです。
具体的には、複数の製品に使用する塗料や接着剤などの消耗品、
設備の光熱費や燃料費などがわかりやすいでしょう。
ABCは製造業における間接費の計算手法として登場しましたが、
現在では官公庁や自治体でも取り入れられています。
=========================



ホームページご覧ください。

https://k.d.mail-magazine.co.jp/t/ce7j/o03sxrp1i5zxtkh84q


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