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第889号
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「目立たないイノベーション」
目次
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〇前書き 「目立たない改革」
〇本文 「顧客の無意識の行動を変える」
〇編集後記 「サイレント イノベーション」
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いつもお読みいただきありがとうございます。
令和7年8月20日水曜日メルマガ配信します。
〇前書き 「目立たない改革」
■「目立たない改革」とは、
一見すると小さな変化や改善に見えるが、
組織や業務プロセスに大きな影響を与える可能性のある改革のことです。
具体的には、業務効率化のためのツール導入、
コミュニケーション改善のための仕組み作り、
従業員のスキルアップのための研修などが挙げられます。
■これらの改革は、
直接的な成果が分かりにくい場合もありますが、
長期的に見ると
組織全体のパフォーマンス向上に繋がることが期待されます。
「目立たない改革」の例として、以下のようなものが考えられます。
業務効率化のためのツール導入:
タスク管理ツール:チームメンバーのタスク進捗状況を可視化し、業務の重複や遅延を防ぐ。
情報共有ツール:部署間やチーム間で情報をスムーズに共有し、意思決定のスピードアップを図る。
自動化ツール:定型的な業務を自動化し、従業員の負担を軽減する。
■又
コミュニケーション改善のための仕組み作り:
社内SNS:従業員間のコミュニケーションを活性化し、情報共有や意見交換を促進する。
定期的なランチ会:部署を跨いだ交流を促し、チームワークを向上させる。
メンター制度:新入社員や若手社員の育成をサポートし、早期離職を防ぐ。
■そして
ビジネススキル研修:プレゼンテーションスキルや交渉スキルなど、
実務に役立つスキルを習得する。
専門スキル研修:従業員の専門性を高め、業務の質を向上させる。
リーダーシップ研修:従業員のリーダーシップを育成し、
組織の活性化を促す。
これらの改革は、一見地味に見えるかもしれませんが、
組織の持続的な成長に不可欠な要素です。
目立たないからこそ、継続的な取り組みが重要になります。
〇本文
■さて、
本日のテーマ
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「顧客の無意識の行動を変える」
「デザイン思考が世界を変える」(テイム・ブラウン、千葉敏生訳早川書房、2019年)」より
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■顧客に大きな行動の変化を望んでも
抵抗にあうだけだ。
顧客に新しい物事を試してもらう方法の一つは
人々が慣れ親しんでいる行動を
土台にする方法だ。
■バンク・オブ・アメリカは
既存の顧客を維持しながら
新しい金融商品を開発しようと考えた。
顧客に貯金を促すサービスを提案しようと考えた。
誰もがもっと貯金したいと考えているものの
実際にその戦略をもって実行できる人はいない。
■数々のプロトタイプ、試行錯誤を経て
新サービス「キープ・ザ・チェンジ(お釣りを貯めよう)」
をデザインした。
クレジットの支払い額が自動的にドル単位に切り上げられ
差額が顧客の預金口座に振り込まれる。
カフェで3ドル50セントを支払うと4ドル支払うとする。
差額50セントのお釣りが
顧客の預金口座に振り込まれる。
■「キープ・ザ・チェンジ(お釣りを貯めよう)」
は250万人の顧客を惹きつけた。
既存の行動に新しいサービスを結びつけることで
新しい経験をデザインした。
バンク・オブ・アメリカの顧客は
知らず知らずのうちに、
今までなしえなかった貯金を実現することができた。
顧客の無意識の行動を変えることで
新製品をデザインできたことになる。
〇編集後記(サイレント イノベーション)
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「サイレント イノベーション」を日本語に訳すと、「静かなる革新」や
「目に見えない変革」といった意味になります。
文脈によっては、「潜行的イノベーション」や「気づかれない革新」とも訳せます。
「サイレント イノベーション」は、大規模で目立つような変化ではなく、
徐々に、そして人々の意識にあまり上らないような形で進む革新を指す
言葉として使われます。
例えば、技術の進歩や社会の変化が、人々の生活に深く浸透する一方で、
その変化自体が大きく取り沙汰されることが少ない場合などに用いられます。
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