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イノベーションの歴史は時間短縮だった
発行部数: 9,799部  発行日: 2025年08月13日
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「イノベーションの歴史は時間短縮だった」



目次
………………………………………………………………………………………………………………………………
〇前書き   「情報革命とはコピー時間の短縮だった」
〇本文    「印刷革命という情報革命は教育制度など社会を変えた」
〇編集後記 「グーテンベルク」
………………………………………………………………………………………………………………………………


いつもお読みいただきありがとうございます。


令和7年8月13日水曜日メルマガ配信します。


〇前書き   「情報革命とはコピー時間の短縮だった」

■粘土に刻むクサビ形文字から紙による転記によって
コピー時間は数日から数時間に短縮した。

手作業による転記から
グーテンベルグの印刷機により
1000倍コピー時間が短縮した。

■インターネットにより全世界への通信も
瞬時のコピー時間の短縮と言える。

人類が膨大な情報を瞬時に
得られる時代になった。

情報革命とはコピー時間の短縮だった。

■情報だけではなく
物や人の移動時間の短縮が
イノベーションの秘訣である。

馬車から列車へ、自動車へ、そして飛行機へ、
産業革命は時間短縮の歴史であった。



■さて、
本日のテーマ
==============================
「印刷革命という情報革命は教育制度など社会を変えた」
(「明日を支配するもの:21世紀のマネジメント革命」
P.F.ドラッカー、ダイヤモンド社)より
==============================

■今日の情報革命は
人類史上4度目である。

一度目は文字の発明である。

5000年前にメソポタミアでおこり
その後中国で起こった。

2度目は書物の発明で
中国で紀元前1300年頃におこり
800年後ギリシャで起こった。

■3度目は1450年頃
グーテンベルグの活版印刷の発明で
大きな情報革命がおこった。

それ以前は、情報産業は最大の雇用主だった。

書写に熟練した大勢の修道士を抱えた修道院があった。

熟練の修道士は
1日4ページ週5ページ年1200ページ
を書き写した。


■グーテンベルグの発明後50年の
1500年には彼らに仕事は無くなった。

ヨーロッパ全土で1万人を超えていた修道士に代わって
1000人そこそこに新手の職人が
印刷の仕事をするようになった。

一人当たり1200ページの年間の生産量が
25万ページになった。

■書物の価格は急激に下がった。

本は贅沢品ではなくなり
マルチンルターの聖書は農民が買えるほどになった。

この三度目の情報革命によるコストと価格の低下は
今日の情報革命に勝るとも劣らなかった。

印刷革命という情報革命は
教育制度など社会を変えた。

〇編集後記(グーテンベルク)
=========================
グーテンベルクは、15世紀に活版印刷術を実用化したドイツの人物です。
彼の発明は、書籍の大量生産を可能にし、
ルネサンス、宗教改革、科学革命の発展に大きく貢献しました。?
グーテンベルクは、1398年頃にドイツのマインツで生まれ、
金細工師として働いていました。
1440年頃、活版印刷術を完成させ、
1450年頃にはマインツで印刷所を開業しました。
彼の最も有名な出版物は、1455年頃に出版された「グーテンベルク聖書」です。?
=========================

ホームページご覧ください。

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