Nameさん
こんにちは!
やすらぎの杜整体院の上川名おさむです。
受験のシーズンですので自分の受験時代のことを懐かしく振り返ってみます。
私は仙台市生まれですが父の仕事の都合で2歳〜小六まで埼玉県川越市にいて、
小六〜高三まで新潟県新潟市で過ごしました。
仙台で暮らしていた父の両親が高齢になったので新潟に呼び寄せて
祖父母、両親、私と弟の6人で新潟市で暮らしていました。
ところが、祖父母と母がそれぞれ病気などで入院して
父はまた転勤になり県外で単身赴任をすることになりました。
ということで受験生だった高三の頃は
私と二歳下の弟で2人で生活していました。
高校生2人の生活です。
今思うとなかなか精神的にも大変だったろうと思うのですが
なぜか当時は不安を感じることもなく淡々と生きていました。
母方の祖母が時々仙台から新潟に来て
母のお見舞いや私たち孫の面倒をみに来てくれていました。
でもずっといるわけじゃないので料理の支度など
どうしていたのかと思いますがあまり覚えていません。
受験校に通っていましたので大学受験を控えていました。
志望校を決めるのも、受験の手続きや宿の手配も全部1人でやりました。
インターネットもない時代にどうやってやったかあまり覚えていませんが
電話帳などを見てなんとかやったような記憶があります。
私が高校三年の春に入院していた祖父が亡くなり
秋には母が亡くなりました。
私が大学に入ったら、新潟の家には高校生の弟が1人になってしまいます。
(母は死去、祖母は入院、父は単身赴任中)
そんなわけで父が勤務先を仙台に戻してもらうように希望を出し
翌年から父、弟、祖母が仙台で暮らすことが決まっていました。
(弟の高校の編入手続きなどもいろいろ大変でした)
私は自分の大学受験がありますから受かった先に引っ越します。
不合格ならば私も仙台に行くことになります。
私は仙台生まれですが2歳で埼玉に引っ越したので
親戚以外は知り合いはいませんから友達のいない仙台で
浪人生活で予備校通いをすることはしたくありませんでした。
スキーとバイクに青春を捧げたいと思っていたので
北海道大学に憧れていました。
でも学力的にちょっと無理な感じでした。
スキーとバイクのツーリングと言えば他には信州が有名です。
そこで信州大学の工学部に入ることを目指してましたが
センター試験の結果を見るとこれもまた厳しい感じでした。
そこでまた調べると工学系の学部で繊維学部というのを見つけました。
工学部よりは入りやすい感じだったので急遽受験することにしました。
誰にも相談せずに自分で全部決めてました。
受験のための宿の手配もちゃんと出来ていなかったことに
直前になった気づいて大慌てで取り直したこともありました。
ホテルも皆埋まっていて、旅館の人に頼み込んで同じ男子受験生が泊まる部屋に
無理矢理相部屋で泊めてもらうという荒技でなんとか切り抜けました。
しかも相部屋の彼は事前に何も知らされておらず、
当日旅館に来てみたら相部屋だったという、
今ではちょっと考えられない話ですよね(^_^;
最初はすごく迷惑そうでしたが結局意気投合して仲良くなり
受験が終わった後宿泊予定を一泊延ばして一晩中語り合いました。
青春ですね(笑´∀`)
家に親がいなかったのでそういう面では自由な気楽さがありました。
結局何とか現役で合格することができました。
でもスキーとバイク以外に特にやりたいことがあったわけではなく
窮屈だった受験生の暮らしから解放されたことで解放感が一杯でした。
なので大学に入った頃はずっと遊びほうけていて
それで後に体調を崩すことになりました。
本当にいい加減で将来のこともきちんと考えていませんでした。
当時は可能性すら思い浮かべたこともなかった整体の仕事を今しています。
思い返すと本当に不思議な気持ちです。
母親の病気は癌でした。
高校二年から三年になる春休みに母が体調を崩して入院して検査をしたら末期の膵臓癌でした。
本人と私たち子供には病名を知らさてなかったですが、夏に意識不明の重体になり
その時に初めて癌ということを聞かされました。
それから一回も意識を戻さないまま3ヶ月後に亡くなりました。
(ちょうど今の自分と同じで年齢の時に亡くなりました)
高校三年の男の子が母親が末期癌、祖父母は入院中、父は単身赴任で県外にいて、
弟と2人で生活して行かなければならくて、しかも大学受験を控えている。
今思うと当時の自分はそれなりによく頑張ったなぁと思います。
いろんな不安もあったはずです。
だけど当時はまったくそんな不安な感情を感じていなかったんです。
感じていたらやってられないので押し殺していたのかもしれません。
なんとなくどんよりした感じはあって
早くこの状況から抜けてすっきりしたいなとは思ってました。
だからとりあえず現役でなるべく学費のかからない
国立大学で滑り込めるところに合格するというのが目標になっていました。
そこから何を目指すとか何になりたいことかは考える余裕がなかったのだと思います。
とりあえず浪人は避けてどこでもいいから国立に合格できればよし、
スキーができてバイクに乗って景色が綺麗なところであればなおよし、
くらいの考えでそれ以上の考えはなかったように思います。
大学に入ってスキー部に入って、バイクも買ってあちこち長野県内の
景色の綺麗なところを走り回りましたが、スキー部は一年で辞め
バイクも三年生の時にパニック障害になって乗れなくなり人に譲りました。
この先どうやって生きていこうかというくらいに
体調が悪くなって何も出来なくなってしまったのですが
今思うとそれが「天の配剤」だったんだと思います。
そこから試行錯誤して健康を取り戻しながら今の仕事にも興味を持ちました。
だから全部が繋がっていたとも言えます。
直接的には大学で学んだことは何一つ今の仕事には繋がっていないけれど
悩んだり苦しんだりしてそれを克服してきた過程が今の仕事の役に立っています。
人生て面白いなぁと思います。
身体や心の不調も原因無しで勝手に起こることはありません。
何かしらの原因が必ずあります。
その原因にきちんと目を向けて取り組んでいけば解決の道が見えてきます。
しかし、原因から目を背けて対症療法を繰り返しても根本的に解決することはありません。
原因にアプローチすればよいと言ってもその原因も複合的になっていたりします。
原因の原因のそのまた原因もあります。
そうやって突き詰めると結局はその人の人生の生き方そのものにたどり着くのです。
つまり表に出ている症状の原因をずっと探っていくと人生の生き方の縮図とも言えるわけです。
だから根本的に解決すると言うことは
日々の身体の使い方や、人やものに対する接し方や、自分の人生に対する態度や
自分自身に対する思い込みなどが調和したものに変わっていくということなのです。
その結果として症状が自然と良くなるということが起こります。
普通の病院や治療院では病気や症状に対してそのように考えることはありません。
だけど心体魂のことをいろいろと学ぶほど結局そんな風に繋がっているんです。
自分の受験話からとりとめのない話になりました。
長文読んでいただきありがとうございます。
心と体が調和する整体を追究しています。
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心を込めて施術を提供させて頂きます。
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■あとがき
18歳、高校三年生。
当時は当時なりにいろいろ考えたり悩んだりしてたのかもしれませんが
30年も経つとリアルな感情はだいぶ薄れています。
でもそういう忘れていた感情が子供の卒業アルバムを見ているときなどに
ふと蘇ってくることがありました。
感情だけがジーンと突然こみ上げてきて泣きたくなるのです。
息子の卒業アルバムの中の応援練習や体育祭や部活の写真などを見て
自分の当時の感情がふと蘇って懐かしくて泣きたくなるような気持ちです。
これは不思議な体験でした。
普段の意識からは忘れているけどいろんな体験と感情が
身体の無意識の領域に積み重なっているのだと思います。
身体が緩むとそういう感情のエネルギーが解放されることもあります。
心と体の繋がりはまだわからないことがいっぱいあるので
とても面白いです。これからも探究を続けていきます。
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