福岡アジア文化賞━━━━━━━━━━
 【 アジアの風だより Vol.138 】
 http://fukuoka-prize.org/
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八百屋では甘酸っぱい苺の香りが春を知らせる季節となりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

事務局では、第29回福岡アジア文化賞受賞者の選考と、来月3日(土)に開催される歴代受賞者講演会の準備を進めております。

歴代受賞者講演会には、福岡市内のみならず大阪や奈良など遠方からも多くの申込みをいただいております。貴重な機会になりますので、お誘いあわせの上ぜひご参加ください。

━━━もくじ━━━━━━━━━━━━

【 1 】特集「福岡アジア文化賞 歴代受賞者およびラモン・マグサイサイ賞受賞者による講演会」

【 2 】訃報 第21回福岡アジア文化賞大賞受賞者 黄 秉 冀(ファン・ビョンギ)氏

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【 1 】特集「福岡アジア文化賞 歴代受賞者およびラモン・マグサイサイ賞受賞者による講演会」

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3月3日(土)、福岡市役所本庁舎15階講堂にて開催される講演会。
今回は、講演会でお話いただく2人の先生についてご紹介いたします。

▼ アン・チュリアン氏について
アン・チュリアン氏はカンボジアを代表する民族学者で、クメール研究者。
「カンボジア人によるカンボジア研究」の立場から、長い歴史に立脚した生活文化要素を自らの民族感性で解明し、発表し続けています。
さらにアンコール遺跡群の救済事業における国際的枠組みづくりに尽力した功績は大きく、研究者及び遺跡保存の責任者として国際的にも高く評価されています。
2011年には、福岡アジア文化賞大賞を受賞されました。
今回は、「死者の神、生者の神−カンボジア宗教史における神“ヤマ(閻魔)”信仰と儀式)−」というタイトルでご講演いただきます。

▼ 石澤 良昭氏について
上智大学アジア人材養成センター所長。福岡アジア文化賞の創設期から2014年まで選考委員を長きにわたり務められ、また内戦中だったカンボジアにわたり、アンコール遺跡群の保存や修復、現地での人材養成に尽力されてきたことなどへの功績が高く評価され、2017年に“アジアのノーベル賞”と言われるラモン・マグサイサイ賞を受賞されました。今回は、「民族栄光の象徴アンコール・ワット−文化遺産に込められた精神的支柱−」というタイトルでご講演いただきます。

▼ 石澤氏が受賞された「ラモン・マグサイサイ賞」について
フィリピン大統領ラモン・マグサイサイの功績を記念して1957年に創設され、“アジアのノーベル賞”と言われる国際的な賞として知られています。過去にはダライ・ラマ14世やマザー・テレサ、ムハマド・ユヌス氏(第12回福岡アジア文化賞大賞)、先日亡くなられた石牟礼道子氏も同賞を受賞されています。

▼ 2011年のアン・チュリアン氏と石澤良昭氏の対談@アクロス福岡
2011年、福岡アジア文化賞大賞受賞を記念して、アクロス福岡にて、アン・チュリアン氏による市民フォーラムが開催されました。タイトルは「民間信仰から見たアジアの稲作社会〜カンボジアの村落から〜」。対談者・司会進行は石澤良昭氏が務められました。アニミズム(精霊信仰)や仏教などが複雑に絡む民間信仰儀礼などを手がかりに、固有な民族文化を解き明かしてきたアン氏。そこから見えてくるアジア稲作社会、ひいては日本の姿にも触れながらお話しいただきました。フォーラムには多くの市民が参加され、客席は満席。当時の市民フォーラムのレポートが写真付でこちらよりご覧いただけます。:http://fukuoka-prize.org/event/2011/forum.php#choulean
今回は、7年ぶりにお2人の対談を福岡でご覧いただけます。

◎ 電話、ファックス、ウェブ申込フォーム、メールにてお申込みください。
  電話:092-261-8570(受付時間 09:30-17:30(平日のみ))
  ファックス:092-262-0445
  ウェブ申込フォーム:http://fukuoka-prize.org/contact/apply/
  メール:ab@projectworks.co.jp
  ※ファックス、メールでのお申込みの際は「氏名(ふりがな)」「同行者氏名(ふりがな)」「住所」「電話番号」「メールアドレス」を記載ください。

◎ イベントについて詳しくは下記のホームページをご覧ください
   http://fukuoka-prize.org/news/release/003003.php

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【 2 】訃報 第21回福岡アジア文化賞大賞受賞者 黄 秉 冀(ファン・ビョンギ)氏

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第21回福岡アジア文化賞大賞受賞者 黄 秉 冀(ファン・ビョンギ)氏が、1月31日逝去されました。

韓国の伝統楽器であるカヤグムの演奏家であり、作曲家でもある黄 秉 冀氏。カヤグムの伝統を受け継ぎ深い理解に裏打ちされた演奏を続け、また伝統の継承と現代的展開を意図し、韓国を軸にアジアさらには世界へと視野を広げた作品を創りだし続けてこられました。

2010年の来福時には、イムズホールにて、韓国の演奏家5氏とともに氏の代表作を披露してくださいました。

氏が残した数々の作品は、これからも世界中の人々に愛され続けることでしょう。
ご冥福をお祈りします。

◎ 第21回福岡アジア文化賞大賞受賞者 黄 秉 冀(ファン・ビョンギ)氏について
  http://fukuoka-prize.org/laureate/prize/gra/byungki.php

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