福岡アジア文化賞 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【 アジアの風だより Vol.130 】
 ◆ アシシュ・ナンディ氏@福岡ユネスコ協会・アジア文化講演会
 ◆ http://fukuoka-prize.org/
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     アシシュ・ナンディ氏@福岡ユネスコ協会・アジア文化講演会

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◆◆◆ もくじ ◆◆◆

≪1≫ アシシュ・ナンディ氏@福岡ユネスコ協会・アジア文化講演会

≪2≫ オン・ケンセン氏演出『三代目りちゃあど』福岡公演

≪3≫ 歴代受賞者ニュース&その他トピックス


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≪1≫ アシシュ・ナンディ氏@福岡ユネスコ協会・アジア文化講演会
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2007年福岡アジア文化賞大賞受賞者で、インドの社会・文明評論家のアシ
シュ・ナンディ氏をお迎えし、福岡ユネスコ協会主催、アジア文化講演会
「インドから見たアジアの未来」を開催します。

講演会では、近年経済発展が著しい南アジアの大国インドと、そのインド
からみた日本の姿について、ナンディ氏に語っていただきます。

インドは中国と国境を接し、また西アジアとの文化的な関係も強く、アジ
アの中でその存在感を増しつつあります。日本からは距離も遠く、まだ身
近な国というわけではありませんが、長い歴史に裏付けられた世界観を持
つインドから見ると、日本の姿は、アジアの未来はどのように見えるので
しょうか?

講演後に行われる対談では、東南アジア現代政治などがご専門の藤原帰一
氏とともに、更に深くアジアの未来について語っていただきます。

「インドから見たアジアの未来」
● 日時/12月11日(日)13:30〜16:30
● 会場/電気ビル本館 地下2階 8号大会議室
● 料金/当日1200円(事前申込1000円)※学生・留学生は500円
● 参加/アシシュ・ナンディ氏、藤原帰一(東京大学大学院教授)
● 主催/一般財団法人 福岡ユネスコ協会

http://fukuoka-prize.org/news/release/002885.php


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≪2≫ オン・ケンセン氏演出『三代目りちゃあど』福岡公演
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2010年芸術・文化賞受賞のオン・ケンセン氏演出による舞台『三代目りちゃ
あど』が、いよいよ12月17日(日)、福岡へやってきます!

『三代目りちゃあど』は、野田秀樹氏がシェイクスピア「リチャード三世」
から着想を得て脚本を書き、1990年から夢の遊眠社で上演されている舞台劇
で、「シェイクスピアはなぜリチャード三世を悪人として描いたのか」とい
う疑問に端を発した新しい解釈のもとで、翻案した傑作戯曲です。

それを、今回はシンガポール国際芸術祭芸術監督も務めるオン・ケンセン氏
が演出しています。豪華ですね!

日本、シンガポール、インドネシアの3ケ国で共同制作された本作は、俳優陣
も国際色豊か。日本の歌舞伎や狂言界、宝塚歌劇団をはじめ、シンガポール、
インドネシアの演劇界や映画界で活躍する俳優、バリ島の影絵芝居俳優など
多彩なアーティストが勢揃いしています。

会場は、今年オープンしたばかりのなみきホール。シンガポール、東京など
で巡演されてきた本作を、福岡で見られる貴重な機会です。是非お見逃しなく!

● 日時/12月17日(土)14:00〜16:30(13:30開場)
● 会場/東市民センター なみきホール(福岡市東区千早)
● 料金/S席:3000円、A席:2500円(全席指定)

http://www.ffac.or.jp/news/detail138.html


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≪3≫ 歴代受賞者ニュース&その他トピックス
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歴代受賞者の最新状況や、その他トピックスをご紹介します。

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■ アピチャッポン監督@東京都写真美術館
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2013年福岡アジア文化賞芸術・文化賞受賞、タイの映像作家アピチャッポン・
ウィーラセタクン氏の企画展「亡霊たち GHOSTS IN THE DARKNESS」が、
12月13日(火)から、東京都写真美術館で開催されます。

伝説や民話、個人的な夢の記憶などから叙情的な映像作品を制作し続けて
きたアピチャッポン氏。本企画展は、氏の作品の重要な要素でもある
「目に見えない亡霊=GHOST」をキーワードに、東京都写真美術館が保有す
る映像コレクションを中心に展開されます。

18日(日)には、本人が来館して「映像の不可視性をめぐって」と題した
シンポジウムも開催されます。
作品の背景にある歴史や政治、同時に映像本来にそなわっている不可視性
という問題をテーマに、四方田犬彦(映画研究者)、富田克也(映画監督)
らとともに、さまざまな立場から考察するシンポジウムとなっています。

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2572.html


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■ Lat氏の代表作『カンポンボーイ』が電子書籍化!
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2002年福岡アジア文化賞芸術・文化賞受賞、マレーシアの国民的漫画家Lat
(ラット)氏の作品2本が、eBookJapanより初の電子書籍化となりました!

11月からデジタル配信されているのは『カンポンボーイ』と『タウンボーイ』。
母国マレーシアでは、大人から子供まで幅広い世代で楽しまれている作品で、
そのキャラクターは今でもマレーシアの各所で見うけられるそうです。

また本作は、娯楽としてだけでなく、高床式の木造家屋での生活、ゴム園で
の子供たちの遊び、コーラン塾、割礼の儀式など1950年代当時のマレーシア
でのありのままの生活を知ることができる文化的にも貴重な作品としても知
られています。

ebookjapanは、PC他、タブレット、スマートフォンでもご覧いただけます。
もちろん、全編日本語です。
立ち読み版も用意されているので、この機会に是非ご覧ください!

https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-2572.html


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■ フィリピンで受賞者3名による記念講演会開催
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日本・フィリピン国交正常化60周年を記念して、国際交流基金と福岡アジア
文化賞委員会の共催による記念シンポジウムを、2016年11月25日(金)に
アテネオ・デ・マニラ大学にて開催しました。

シンポジウムには、福岡アジア文化賞受賞者である、レイナルド・C・イレー
ト氏(2003年学術研究賞)、キドラット・タヒミック氏(2012年芸術・文化賞)、
そしてアンベス・R・オカンポ氏(2016年学術研究賞)をお迎えし、これまで
の歴史を振り返りながら将来にわたる両国関係の展望についてご意見を伺い
ました。

http://www.manila-shimbun.com/category/culture/news226201.html



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