福岡アジア文化賞 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【 アジアの風だより Vol.39 】
 ◆ 学術研究賞受賞 毛里 和子氏のフォーラム特集
 ◆ http://www.asianmonth.com/prize/
 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2010.08.02


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    2010年(第21回)福岡アジア文化賞 学術研究賞に輝いた
       毛里 和子氏の市民フォーラムへ行こう!!

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Name 様


8月に入り、ますます暑さに拍車がかかる今日この頃、みなさまいかがお過ごし
でしょうか。もう1週間も経てば立秋ですが、秋とは名ばかりの暑い日がまだま
だ続きそうですね。

さて、今回のメルマガも引き続き、受賞者のひとりをピックアップして詳しく
ご紹介していきたいと思います。
第3回目の今回は、学術研究賞に輝いた毛里 和子氏。

いろいろな意味で大注目の中国を長年研究されてきた現代中国研究の第一人者。

お勧めの本やサイトなどを紹介しつつ、毛里さんの業績についてご紹介してい
きますので、興味を持たれた方は是非、授賞式・市民フォーラムにも足を運ん
でみてくださいね。


◆◆◆ もくじ ◆◆◆

≪1≫ 学術研究賞 毛里 和子氏について

≪2≫ 学術研究賞 毛里 和子氏 市民フォーラムの概要

≪3≫ 第9回学術研究賞受賞 上田正昭氏の最近の活動


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≪1≫ 学術研究賞 毛里 和子氏について
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日本のみならず、世界の重要な関心事である現代「中国」研究の第一人者とし
て高名な毛里氏ですが、研究者としての顔とは別の一面も。

早稲田大学の毛里ゼミには中国からの留学生も多く、2月の旧正月には彼らを
自宅へ招いて「春節餃子パーティ」を開いたそう。作った餃子の数は約280個!
孫娘も手伝い、とても楽しいパーティだったようです。

そんな一面もあわせ持つ毛里氏のキーワードは以下2点。

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▼ キーワード1/大型プロジェクトリーダー
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文部科学省及び日本学術振興会が主導する「文部科学省 科学研究費補助金」
の特定領域研究というのをご存じでしょうか。

我が国の学術を振興するため、人文・社会科学から自然科学まであらゆる分野
で、独創的・先駆的な研究を発展させることを目的とした大型研究助成事業で、
研究費の助成を受け、学際的な共同研究が展開されている今注目のプロジェク
トなのです。

そのなかのひとつ「現代中国の構造変動」(1996〜98年度)は、毛里氏が代表
を務め、70人を越える中国研究者たちを率いて現代中国の構造変動に正面から
取り組んだ意欲的なプロジェクト。以降の現代中国研究の方向性を明示したと
して国内外から高く評価されています。

研究成果はもとより、継続性のある共同研究によって現代中国研究のレベル
アップがはかられたことも、指揮を執った毛里氏の功績のひとつでしょう。

※それらの成果をまとめた全8巻構成のシリーズ「現代中国の構造変動」
(毛里氏編)は、以下より購入いただけます。
⇒ http://amzn.to/baGKo4 (第1巻・大国中国への視座)
⇒ http://amzn.to/cHLyLi (第7巻・中華世界一〜アイデンティティの再編)

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【リーダーを務めたその他大型プロジェクト】
●大学共同利用機関法人人間文化研究機構「現代中国地域研究拠点プログラム」
 幹事長(2007〜09年度)
●文部科学省21世紀COE「現代アジア学の構築」拠点リーダー(2002〜06年度)
●文部科学省科学研究費補助金基盤研究A「冷戦史の再検討」代表(2000〜02年度)
●21世紀日中関係を展望する「日中研究者フォーラム」代表(1999〜01年度)
●文部省科学研究費重点領域研究「現代中国の構造変動」代表(1996〜98年度)


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▼ キーワード2/現代中国研究所
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毛里氏が研究の拠点として在籍しているのが、早稲田大学にある「現代中国研
究所」。中国各地の研究教育機関と交流を持ちながら総合的な現代中国研究を
行うとともに、研究拠点の形成及びネットワークの構築、次世代の若手研究者
の育成を目的としています。

「現代中国研究所」の初代所長で現顧問である毛里氏は、同所が行う様々な研
究グループの中心的役割を担ってきました。日本における現代中国研究のレベ
ルが世界高水準と謳われるのも、氏の功績のひとつでしょう。

中国が今後どのような道を進むのか、大国としてどのような対外政策をとるの
かは、日本自身の将来にも大きな影響をもたらします。世界の重要な関心事で
ある中国と向き合っていくために「現代中国研究所」が果たす役割は大きい。

※そんな現代中国研究所の前所長であり現顧問でもある毛里氏の新著
「グローバル中国への道程」は以下より購入いただけます。
⇒ http://amzn.to/9TVdek

※現代中国研究所の現所長であり、毛里氏の市民フォーラムにもコーディネー
ターとして参加される天児慧氏の新編著「膨張する中国の対外関係」は以下
より購入いただけます。
⇒ http://amzn.to/cXN7Zn

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毛里氏の研究の一端を福岡でお聞きいただけるのが、この福岡アジア文化賞の
市民フォーラムです。
中国を巡る政治、国際関係史、民族問題という三分野を有機的に統合し、アジ
ア地域研究の共通基盤となる方法的枠組みを構築した氏の研究内容を、わかり
やすくご紹介しますので是非ご参加ください。もちろん、参加費無料です。

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  毛里 和子氏 市民フォーラムのご参加はコチラから
  ⇒ http://www.asianmonth.com/prize/notice/index.html#m
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  イベントに関するお問い合わせ:0120-141-286(10:00〜18:00)

※先着順となっていますので、お早めにお申し込みください。
※毛里和子氏の経歴など、より詳しい情報は福岡アジア文化賞のウェブサイト
 でご覧いただけます。
⇒ http://www.asianmonth.com/prize/21/index.html#thisyear3


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≪2≫ 学術研究賞 毛里 和子氏 市民フォーラムの概要
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● 日 付:9月18日(土)
● 時 間:17:00〜19:00
● 会 場:イムズホール(福岡市中央区)、約400席
● テーマ:中国式発展モデルの向かう先〜中国は、世界モデルになりうるか〜
● 入場料:無料 

▼ コーディネーター 天児 慧/早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科 教授

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北京五輪、上海万博、伸び続ける経済。今や、世界で最も注目を集める国のひ
とつとなった中国は、新しい世界の発展モデルになりうるのか。

現代中国研究をリードしてきた毛里氏に、現代中国がもつ多様な側面を、様々
な視点からの分析を交え、事例に即してわかりやすくお話いただきます。 

当ウェブサイトにて申し込み受付を行っていますので、是非お申し込みくださ
い。もちろん、参加費無料です。皆様のお申し込み、お待ちしています!

 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
  毛里 和子氏 市民フォーラムのご参加はコチラから
  ⇒ http://www.asianmonth.com/prize/notice/index.html#m
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
  イベントに関するお問い合わせ:0120-141-286(10:00〜18:00)


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≪3≫ 第9回学術研究賞受賞 上田正昭氏の最近の活動
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1998年(第9回)福岡アジア文化賞 学術研究賞を受賞された上田正昭氏。日本を
代表する著名な歴史学者の上田氏ですが、最近も精力的に著書を発表し続けて
います。

今回は、そんな氏の新著を少しだけご紹介。amazonからもご購入いただけます。

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▼新版 日本神話/角川学芸出版 (2010/7/24)

古事記や日本書紀に書かれた神話以前から、日本人の心の中には素朴な神話が
息づいていたのではないか。古代史研究の第一人者が、考古学や民俗学の成果
を取り入れながら神話を再検討。新たな成果を加えた新版。  
⇒ http://amzn.to/dwQnT7

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▼古代国家と東アジア/角川学芸出版 (2010/6/22)

5世紀の倭の五王の時代から8世紀の平城京・平安京まで。日本文化の淵源を神話、
神祇信仰、神道などに求める著者が、祭祀遺構、壁画、古墳など東アジア全体の
古代の動向を視野に置きつつ、その実相を探求する。  
⇒ http://amzn.to/bVKfjg

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▼倭国から日本国へ/文英堂 (2010/06)

「日本」国号、「天皇」称号、「白鳳文化」…。日本の国と文化は、7世紀後半
の天武・持統朝期に確立したことを検証する。  
⇒ http://amzn.to/d91JMh

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▼大和路の旅/角川学芸出版 (2010/4/21)

平城京の古道やそれぞれの遺跡・旧跡を訪ねる歴史散歩。ガイドブックのよう
に楽しみながら奈良時代へと至る古代史の全体像がわかる一冊。 
⇒ http://amzn.to/ae4Fi1

※上田正昭氏の経歴など、より詳しい情報は福岡アジア文化賞のウェブサイト
 でご覧いただけます。
⇒ http://www.asianmonth.com/prize/winner/09_03.html



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     e-mail:acprize@gol.com
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