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 ――‐ ――‐ ―‐ ― ―‐ 福岡アジア文化賞 メールマガジン
 ● アジアの風だより ●・Vol.15                     [2008/08/18]
 ‐― ‐―― ‐―― ‐――    http://www.asianmonth.com/prize/
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====== ■  も  く  じ  ■  ==========================================
【1】[文化賞 市民フォーラム] マレーシアから何を学ぶ?
【2】海外報道される"Fukuoka Prize" /「フクオキ」の謎
【3】[福岡国際映画祭] オープニング上映会の参加者募集中
【4】[TIFF2008] 東京映画祭でも特集決定! アン・ホイ監督作品
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【1】[文化賞 市民フォーラム] マレーシアから何を学ぶ?
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 来る9月10日(水)〜14日(日)の間に開催される、福岡アジア文化賞イベント
の見どころをご紹介しましょう。

 映画監督や歌手など、女性の受賞者が目立つ今回ですが、
 いぶし銀のように光るのが 学術研究賞の【 シャムスル・A・B 】氏。
 マレーシアでは先の総選挙後の政局に絡み、民族問題と政治の関係について
の氏の鋭い分析が方々で求められ、一躍メディアの寵児となっています。

 多忙な研究生活の合間を縫って受賞のため福岡に来られる氏とともに、日本
の東南アジア研究の先端を走る気鋭のパネリストを招いて、シンポジウムを行
います。

 ■  福岡アジア文化賞   市民フォーラム  □
 □  <<< 学術研究賞 シャムスル・A・B >>>   ■
 ■ http://www.asianmonth.com/prize/form19/ □

  ● 9/14(日) 13:30〜15:30 於アクロス福岡イベントホール【入場無料・要申込】
  「 多民族・多文化社会、そして一つの<国民>:マレーシアの経験 」

☆マレー系、華人(華僑)、インド系など複数の民族からなるマレーシア。
 有史以来常に東南アジアの海の交易のルートを擁し、行き交う人々の中で培
った歴史と、イギリス植民地時代の労働移動の結果です。さらにマレー人以外
にもそれぞれの文化を持ついくつもの先住民。その民族構成の複雑さは、日本
や韓国の比ではありません。

 独立以来の歴史は、そうした多民族性を持つマレーシアが、いかに分裂や内
戦に到らず、民族の共生を実現し、一つの<国民>を模索してきたかの過程で
あるといっても過言ではありません。

 これからの我々日本人にとっても、生活の場が国内外かを問わず、自らの文
化に誇りを持ちつつも他の文化と共生し、相互の理解を持つことができるよう
になることは重要なことです。

 政治が変動期にあるからこそ改めて民族と<国民>が問われているマレーシ
アの、今までの経験、これからの展望に耳を傾けて見ましょう。

★パネリスト陣の豪華さも見逃せない理由の一つです。

 シャムスル氏と同じ「マレーシア国民大学(UKM)」で客員研究員も務めた
マレーシア研究者の【 鳥 居 高 】明治大学教授。与党の歴史的敗北と野党党
首の同性愛容疑での逮捕、一方で好調な経済などマレーシア情勢の今をどう見る
か、是非お話を聞いてみたい一人です。

 京都大学東南アジア研究所の【 清 水  展 】教授。2006年まで九大で教えて
おられたので、ご存じの方も多いかもしれませんが、フィリピンや東マレーシア
をフィールドに独創的なテーマで研究する文化人類学者です。

 福岡に根付いたNGOから参加されるのが「NGO福岡ネットワーク(FUNN)」の【小
野山  亮】さん。民族紛争が続くスリランカのジャフナで、NGO「アジア太平洋資
料センター(PARC)」の現地代表も務め、NGO「反差別国際運動(IMADR)」でもス
リランカの平和・人権の問題に関わるなど、民族紛争の現場を誰よりもよくご存
じです。すでに福岡でも同国内戦について何度も講演、FUNN事務局メンバーとし
ても活躍されています。

 そして全体をコーディネートするのが、東京大学社会科学研究所の
【 末 廣 昭 】教授、日本におけるタイ研究の第一人者。歴史や文化を踏まえた
緻密な経済社会分析で実績を上げつつ、岩波新書『タイ 開発と民主主義』など
一般の読者にも理解やすい形で研究成果を還元しておられますから、わかり易い
語り口で議論を進めるコーディネーターとしてまさに適任です。

 入場無料。参加申込みは福岡アジア文化賞ホームページにて。先着順です!
           → http://www.asianmonth.com/prize/form19/ 

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【2】海外報道される"Fukuoka Prize" /「フクオキ」の謎
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 今年福岡アジア文化賞を受賞したアン・ホイ氏と、シャムスル氏がそれぞれ
地元で受賞記念記者会見を開催。"FUKUOKA PRIZE"として受賞の栄誉が現地メ
ディアに報道され、改めて注目を集めました。

 いままで"Newsweek"誌や"Monocle"誌などで注目すべき都市の中に数えられ
たきた我が福岡市ですが、知名度ではまだまだ大阪にも遠く及びません。
 "FUKUOKA PRIZE"として初めてフクオカの名を知る人が増えることは、シテ
ィプロモーションの視点からもメリットがあることなのです。

 ●7/28日(月) クアラ・ルンプールにて 【シャムスル・A・B】氏受賞記者会見
   New Straits Times(マレーシア代表紙)
   →http://www.nst.com.my/Current_News/NST/Tuesday/National/2306098/Article
   マレーシア国民大学ニュースサイト(写真あり、動画も見られます!)
   →http://www.ukm.my/english/News/berita_fukuoka.html
  星州日報(マレーシア紙) シャムスルって漢字では『山蘇』と書くんですね…
  →http://www.sinchew.com.my/node/75977?tid=1

 ●8/7日(木) 香港にて【アン・ホイ】氏受賞記者会見
  21CN.com (写真あり)
  http://et.21cn.com/movie/xinwen/huayu/2008/08/11/5047386.shtml
  大河網 (写真あり) 
  『カルマ』『恋の風景』の女優カリーナ・ラムさんもお祝いにかけつけました!
  http://www.dahe.cn/xwzx/yl/mx/t20080808_1361142.htm
  網易 (写真あり)
  http://ent.163.com/08/0808/02/4IPPM0NJ00032KMI.html
  FilmWeb (ポーランドの映画情報サイト)
  なぜかポーランド語でもニュース配信。は有難いのですが、"Fukuoki"って一体…!?
  http://www.filmweb.pl/News,id=45124
  【謎解き:ポーランド語で-aで終わる女性名詞の語尾を-iに格変化すると
       「生格」(「〜の」に相当する形)になるそうです。地名も格変化
           すると"Fukuoka"が"Fukuoki"になってしまうのですね…】

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【3】[福岡国際映画祭] オープニング上映会の参加者募集中
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 [アジアフォーカス 福岡国際映画祭からの情報提供です。]
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□■  オープニング上映会の参加者募集中


 9月12日(金)から21日(日)まで開催する今年の「アジアフォーカス・福岡国際
映画祭」ですが、事前の申し込みが必要なイベントがあります。今回は、9月12日
(金)のオープニング上映会のご案内です。今年の特集であるトルコ映画を、いち
早く無料で鑑賞できる、またとない機会です。抽選でのご招待となりますので、以
下の応募方法によりお申し込みください。

▼△▼オープニング上映会▼△▼
●日時:9月12日(金)17:30開場 18:00開演
●会場:ソラリアシネマ1(中央区天神2−2−43 ソラリアプラザ7階)
●作品:「至上の掟」(2006年/トルコ/105分)
●参加申込:映画祭公式ホームページからお申し込みください。
      抽選で150名様をご招待します。
●締切:9月3日(水)必着
●発表:ご招待状の発送をもって、当選発表にかえさせていただきます。
※参加申込における応募者の個人情報については、ご招待状の発送に限って使用い
たします。

詳しくは→ アジアフォーカス・福岡国際映画祭ホームページ
      http://www.focus-on-asia.com

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【4】[TIFF2008] 東京映画祭でも特集決定! アン・ホイ監督作品
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 香港の女性映画監督を代表し、今回【第19回福岡アジア文化賞 大賞】の栄冠に
輝いたアン・ホイ監督。今回福岡での作品上映会には、九州内だけでなく本州から
も香港映画ファンの申込みが届いています。

 この全国的盛り上がりに応え、【東京国際映画祭】でもアン・ホイ監督特集が開
催予定というニュースが入りました。この秋アン・ホイ映画を観るチャンス、まと
めてご紹介しましょう!

1【福岡】 参考上映会
  8/31(日) 「客途愁恨」ビデオ上映会 @福岡アジア美術館 8Fあじびホール
  ★2回上映(100分)  第1回 10:00   第2回 14:00 
  ★監督自身の自伝的要素を含む、母と娘の和解の物語。九州ロケ作品。
  申込不要、入場無料(会場は開演30分前。入場は先着順。定員制。各回入れ替え制。)

2【福岡】 特別企画 福岡アジア文化賞大賞受賞記念
  9/4(木)〜9/7(日) @市総合図書館シネラ
  ★9/4(木) 13:00 『上海假期』16:00『シークレット』
   9/5(金) 13:00 『男人四十』16:00『千言萬語』
   9/6(土) 13:00 『男人四十』16:00『シークレット』
   9/7(日) 13:00 『千言萬語』16:00『上海假期』
  申込不要、入場無料 詳細→ http://www.cinela.com/

3【福岡】 福岡アジア文化賞・市民フォーラム
  9/13(土) 13:30〜 @アクロス福岡
  ★2007の話題作『おばさんのポストモダン生活』上映!
  要申込み→ http://www.asianmonth.com/prize/

4【福岡】 アジアフォーカス2008・福岡国際映画祭
  9/14(日), 9/18(木), 9/19(金) @エルガーラホールor西鉄ホール
  ★最新作『生きていく日々』上映! 当日券1,200
  申込不要、要チケット 詳細→ http://www.focus-on-asia.com/

5【東京】TIFF 2008 東京国際映画祭 アン・ホイ監督特集
    10/18(土)〜10/26(日) @六本木ヒルズ, Bunkamura
    ★『生きていく日々』等。上映スケジュールは未発表。
  詳細は→ http://www.tiff-jp.net/ja/lineup/

−◆□−◆□− その他アジア関連イベント情報の小部屋 −□◆−□◆−
★ AYCC「日本ポップカルチャー研究所」スタート!
  → http://asianbeat.com/ja/blog/blog_20080626_022301.html
★ 7/29-8/28 「タイ文字講座 」@福岡女学院天神サテライト
  →福岡女学院HP http://www.fukujo.ac.jp/
★ 8/9-9/28 旅するアートpage3 牛島 智子 展 <旅する青二才>@アートリエ
  →福岡文化芸術振興財団HP http://www.ffac.or.jp/artlier/
☆ 8/13-8/29 アジアフォーカス アーカイブズ「飛天舞」他@総合図書館シネラ
  →総合図書館映像ホールシネラHP http://www.cinela.com/
★ 8/21-22 「外国人のための住宅入居及び進路に関する相談会」@同NPO事務所
  →NPOグローバルライフサポートセンター http://www.npo-global.jp/
☆ 8/21 中村哲医師講演会 @河合塾福岡校
  →ペシャワール会HP http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/p-news.html
★ 8/22 中村哲医師講演会 @飯塚コスモスコモン
  →ペシャワール会HP http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/p-news.html
☆ 8/23 原田伸雄ほか<肉体の劇場>連続舞踏公演 @Space Terra (警固)
  →Space Terra HP   http://www.spaceterra.net/
★ 8/23 講演会「東南アジアの独立を担った人々の群像」@青年センター
  →FUNN HP http://funn.npgo.jp/
☆ 8/25 国際交流「親子で楽しむスクラップブッキング教室」@こくさいひろば
  →NPOグローバルライフサポートセンター http://www.npo-global.jp/
★ 9/10-11 カンボジア地雷撤去チャリティ野球@Yahoo!Japanドーム
  →FUNN HP http://funn.npgo.jp/
☆ 9/12 唄う浪速の巨人パギやん(趙博)ライヴ&トーク @あじびホール
  →FUNN HP http://funn.npgo.jp/
★ 11/8-11/9 ふくこいアジア祭り2008@警固公園ほか、福岡市各所
  →ふくこいアジア祭り2008実行委員会 http://www.fukukoi.com/
☆ 外国人学生が語る ふるさとの街と福岡@福岡国際交流協会(市役所北別館)
  →[毎月開催] あったか福岡HP http://attaka-fukuoka.jp/info.htm
  

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     〒810-8620 福岡市中央区天神1−8−1 国際部内
     電話 092-711-4930  FAX 092-731-4130
    (イベントの申込・問合せ専用電話:0120-711-690)
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(バックナンバー更新 2008年08月21日15時49分)
(バックナンバー更新 2008年08月21日17時04分)