2013/12/17  vol.219              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは!

映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです!


先週のメルマガで、

新たに、【有料メルマガを発行させていただく】旨、
ご案内させていただきました。

既にたくさんの方にお申込をいただいており、
とても嬉しく思っております。

ありがとうございます!



間もなく5歳になる!!“虎ちゃんのいま”の映像や
まだどこにも発表していない秘蔵映像なども、

お届けさせていただく予定です。


みなさんからのご支援とお気持ちを、
たくさんの費用がかかってしまう映画製作にあてさせて
いただければ、と願っております。


★ コーヒー1杯のご支援が「うまれる」シリーズをつくります★
http://www.umareru.jp/mail/special-magazine.html


まだまだ、受け付けております!
ご検討をお願いいたします。



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◆ 目次
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├ 【撮影】死後の世界は2つあった
├ ブログ更新のお知らせ
├ 【自主上映会】開催決定場所のお知らせ
├ 【自主上映会】のご案内
├ あとがき:【親ばか日誌】保育園に行きたくない、でも行きたい。。。 

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◆【撮影】死後の世界は2つあった
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闘病や介護、人生の終末期をテーマにした作品を
作らせていただいていますが(公開はまだまだ未定です)、
様々な方に


・亡くなること
・遺されること


についてお聞きしているうちに、


【死後の世界は2つある】


のだなぁと思うようになりました。

1つは、ご想像の通り、天国や地獄、あの世など
様々な表現がありますが、

「人が旅立った先の世界」。



「死」は当然の事ながら究極の恐怖の対象ではありますが、
色々とお話を聞くと、人によっては


「新しい世界に住む事になる(から楽しみ)」

「先に亡くなった、愛する人に会える」


など、怖さばかりではなく、ポジティブに捉えようと
されている方も意外にたくさんいらっしゃいます。



もう1つの「死後の世界」というのは、



「人が旅立たれた後の遺された世界」



です。

これは僕自身、あまりちゃんと考えてこなかった気がします。



「自分が死んだらどうなるのかな?」

というのはよく考えたり、勉強したりしたけれど、



「自分が死んだら"遺された人は"どうなるのかな?」



というのは、恥ずかしい話、ちょっと抜けていました。

でも、とても大切な問いだと思います。


これは僕が取材・撮影させていただく方々の半数近くが
「遺された側」である事に、ある日、気づいたからなんですが、


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遺された方々にとって、
旅立ったご本人との絆が強ければ強いほど、
遺された後の「死後の世界」は、
全くもって、今までとは違う世界です。
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亡くなった事を認めたくない気持ちが消えず、


・何度も、何度も、後悔し、

・時に「遺された事」に対して怒り、

・時にパニックになり、

・涙はとめどなく流れ、、、


それまでの生活は一変せざるをえません。

仕事をされている方は、それまでと同じように
働く事はまず不可能です。

場合によっては長期休職、
そして退職もありえます(会社側の理解や制度が問われますね)。


働かれていなくても、ご近所や友人、ママ友など、
仕事とは違った社会生活、そして子どもやパートナーとの
家庭生活も、

一時停止と再生が繰り返されます。


最愛の人を亡くした方が日常生活に戻る道筋を
「グリーフ・プロセス」と言いますが、

残念ながら、



私たちは生きている間に、

ほぼ必ずと言っていいほど、

「グリーフ・プロセス」を経験せざるをえません。



本当に避けたい事ですが、私たちはこの
「グリーフ・プロセス」については、

ほぼ「ノー・アイデア」です。


学校で勉強する事はありませんし、社会に出てからも
死を忌み嫌う風潮から、このような事がランチの話題に登る事は、
まずないですよね。

分かっていれば、対処法が分かりますし、
ダメージは少なくすむ可能性がありますが、



分かっていないと、

ダメージは深刻なものになる可能性



もあります。

愛する人を亡くされた方の多くが


・ウツを経験し、

・場合によっては何らかの依存症に苦しまれ、

・後を追うように亡くなられるケースがあるのも、


支えがあるかないかと同時に、

「遺された後の死後の世界」がある事、
「グリーフ・プロセス」を知っている事、

が大切なのではないかなぁと思います。



現在、編集中の「映画『うまれる』第2章(仮)」には、
愛する奥様を亡くされた今賢蔵さんという男性の

グリーフ・プロセスの物語が登場します。



賢蔵さんには僕自身、本当にたくさんの事を
学ばせていただきましたが、きっと映画を観ていただく
多くの方にとっても、

とてつもないご経験になる

のではないか、と思い、


いま、魂を込めて編集しています。



愛する人を亡くされたすべての方に、
エールを送ります。



あなたは一人じゃない。



きっと、光が見える時が来る。



そして、
愛する人を亡くされた方が周りにいらっしゃったら、


【1. 一緒にいる】
【2. 話を聞く】
【3. 泣きたい時には泣いてもらう】


を実施してあげてください。

きっと、大きな大きな助けになると思います。


★ ブログ「愛する人を亡くした方に出来る3つの事」
http://www.umareru.jp/blog/2013/05/3-6.html


★ ブログ「愛する人を亡くされた方に言ってはいけない言葉」
http://www.umareru.jp/blog/2013/07/post-1053.html


☆写真付きのブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/2-20.html


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◆ ブログ更新のお知らせ
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先週はこんな内容でブログを書いていました。


● 2013.12.13 【取材】がんとタバコ
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/post-1152.html

● 2013.12.11 親ばか日誌: 避難訓練 ※ 写真あり
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/post-1155.html

● 2013.12.10 【撮影】死後の世界は2つあった ※ 写真あり
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/2-20.html

● 2013.12.09 年の瀬の不安 〜施設の子どもたち〜
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/post-994.html

● 2013.12.07 体験談「やっぱり笑って生きていきたい」
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/post-1118.html

● 2013.12.06 2013年のベスト映画 ※ 写真あり
http://www.umareru.jp/blog/2013/12/2013-4.html


<Facebook公式ファン・ページ>

約2万1千人に登録していただいているFacebookでは
1日何回か、投稿いたしております。
http://www.facebook.com/umareruthemovie


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◆ 【自主上映会】開催決定場所のお知らせ
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先々週・先週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

東京都国立市、杉並区(14/01/18) 岡山県津山市(14/01/18)
埼玉県さいたま市(14/01/25) 大阪府大阪市(14/01/25)
福岡県柳川市(14/02/09) 大阪府堺市(14/02/15) 大阪府大阪市(14/03/02)
神奈川県湯河原町(14/03/06〜03/08) 鹿児島県霧島市(14/03/15)
茨城県神栖市(14/04/19) 奈良県橿原市(14/04/19)
東京都西東京市(14/04/26) 栃木県足利市(14/06/07)

※ もし地元での開催で「何か手伝いたい!」という事などございましたら、
スケジュール一覧に掲載されている連絡先より
直接コンタクトを取ってみてくださいませ。

★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


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◆ 【自主上映会】のご案内 (12月中旬〜12月下旬)
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赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


◆【2013年12/21(土) 9時〜 複数回 埼玉県所沢市】 ※ ママ
えがおのたね/櫻場敬子/090-6177-4985/kei37.s@i.softbank.jp/
バリアフリー上映/定員500名


◆【2013年12/21(土) 10時〜 14時〜 愛知県名古屋市】 ※ 無料 ※ ママ
東亜新薬株式会社 名古屋営業所/http://toa-nagoya.jimdo.com/上條貴之
toa05umareru@gmail.com/052-936-6151/定員100名


◆【2013年12/21(土) 14時半〜 福岡県福岡市】 ※ 無料
東亜新薬株式会社/http://toa-fukuoka.jimdo.com/蓑原耕/080-9025-7573
toa08umareru@gmail.com/定員300名


◆【2013年12/21(土) 13時〜 大分県津久見市】 ※ 無料 ※ ママ
福祉フォーラムinけんなん/鈴木勇樹/0972-82-7287/定員200名
flower-k@po.hyper-tsukumi.jp/バリアフリー上映


◆【2013年12/22(日) 12時半〜 15時半〜 東京都豊島区】 ※ ママ
foryouファミリー魚串炙縁/野口陽子/03-3984-6394/定員60名
kirakirahappy405@gmail.com/ボランティアスタッフ募集中


◆【2013年12/23(祝) 17時〜 大阪府豊中市】
『うまれる』上映会+表現芸術『生きる』/http://tinyurl.com/lnm6sgx/
皆川真澄/infomap7@yahoo.co.jp/090-3567-2094/定員200名


◆【2013年12/23(祝) 1回 福岡県みやま市】 ※ 無料
みやま市教育委員会/人権同和教育係 古賀/0944-32-9180/定員250名


◆【2013年12/25(水) 10時半〜 千葉県船橋市】 ※ ママ
うまれる@船橋実行委員会/http://ameblo.jp/inosugochiba2013/あみちえ
047-401-3392/inosugo_chiba@yahoo.co.jp/ボランティアスタッフ募集中/
定員250名


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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html


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◆ あとがき:【親ばか日誌】保育園に行きたくない、でも行きたい。。。 
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夏頃に


「娘が保育園に行きたがらない」


というお話を書かせていただき、
Facebook上で大変な反響をいただきました
(コメント、アドバイスくださった皆さま、ありがとうございました!)。


★ 愛情の充電
http://www.umareru.jp/blog/2013/08/post-1089.html


その時は、

2歳8ヶ月の女の子が期待している愛情の総量と
現実に提供できている愛情の総量にギャップがあるのではないか

という仮説を立て、


【詩草(しぐさ)と一緒に過ごせる時間を増やしてみる】


という対策を夫婦で練りましたが、

あの1ヶ月後くらいから何事もなかったかのように、
保育園に率先して行くようになりました。


それは、彼女にとって


・十分な愛情をもらって気持ち的に安定したからなのか、
・保育園の楽しさを再認識したからなのか、
・はたまた諦めたからなのか、


正直、現段階では分かりません。


朝ご飯を食べた後に

「よし! ほいくえんに行こー!」

と自分からスタスタと歩き始めるときもあれば、
日曜日に「今日は保育園休みだよ」と言うと

「ヤッター!!!!」

と万歳する時もあります。


娘はお友達が大好きなので、
保育園に迎えに行った時に他のお友達と帰りのタイミングが重なると、

ほぼ100%、その子の家まで一緒に帰りたがり、
バイバイする時はよく号泣しています

(この姿が愛おしい)。


一方で、
保育園に見送りに行くと、必死に僕の身体にしがみついて、
「行かない!」と泣き叫ぶ時もあるんです。


本当は僕らともっと一緒にいたいと思っている事は
間違いないと思いますが、

でもお友達も大好き。



保育園に行かせないと、
それはそれで、仕事が出来ない、作品を作れない、
娘の社交の機会を失う、
など様々なデメリットもある。


答えのでない、堂々巡りです。


でも、
こういう心の葛藤を、
彼女なりに僕らなりに向き合って、


娘として、親として
成長していくのかな、、、

と思いました。

☆ 写真付きブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/2013/11/post-1162.html


監督・父
豪田トモ



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