2013/05/28  vol.193              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは!

映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです!


先週末、足立区での上映会に参加させていただき、


【約2年ぶりに映画『うまれる』を観ました】。


映画を公開して約2年半、公開日に銀座に、
その半年後に娘を連れて品川に観に行きましたが、

以降、「我が子」は全国各地でたくさんの方々に愛され、
すくすくと成長してきました。

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自分が作った映画を久々に観るというのは、
海外留学に行った我が子に久々に会うような感覚
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です(笑)。


技術的には「ああすれば良かった、こうすれば良かったかも。。」
という反省点は当然ありますし、
フィルムってちょっと劣化しちゃうんだなぁと気づいたり
(プロにしか気づかない些細な部分です)、

「こんなにたくさんの人が映画を観に来てくれているんだ」

と改めて、会場のみなさんに感謝をしたり。


単純に「観客」にはなれない自分がいますが、
でもやっぱり、我が子の成長ぶりをたくましく、
そして誇り高く感じました。


いつか娘の詩草(しぐさ)に対しても、
こういう感覚を持つ日が来るのだろうか。。。

と思うと、胸が熱くなります。


上映会をしていただいた皆さま、
映画を観てくださった皆さま、
今まさに、上映会を企画してくださっている皆さま、

ありがとうございます!

これからも「我が子」をよろしくお願いいたします!!



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◆ 目次
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├ 日本の自殺をめぐる現状
├ 「カナエール」のチケット・プレゼント、締切迫る!!
├ ブログ更新のお知らせ
├【自主上映会】開催決定場所のお知らせ
├【自主上映会】のご案内
├ あとがき: グリーフ・プロセスを描いた映画『ラビットホール』

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◆ 日本の自殺をめぐる現状
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現在、映画『うまれる』では、
2013年5月より10月までの半年間に渡り、

人と人とのつながりを通じて自殺する方を減らす
「自殺対策キャンペーン」を行っております。



現在、日本国内で、自殺で亡くなる人の数は、年間、およそ3万人。
【一日、70人以上、一時間、3人以上】です。

1人が亡くなると、4〜5人が遺族になりますので、
計算上、


【毎年12万人を超える人が、家族を自殺で亡くしている】


という事になります。



他国と比べると、

【自殺率は、アメリカの約2倍、イギリスの約3倍】。

また、

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15歳から34歳の若年世代の
死因の第一位は、自殺
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です。

日本は先進国の中で自殺率が最も高いため、
物質的な豊かさとは、違った問題が潜んでいるようです。 



皆(みな)、お母さんのおなかから生まれた時は、
たくさんの夢と希望があったはず。


なぜ、このような事態になってしまったのでしょうか? 


昨年(2012年)、日本政府が策定した「自殺総合対策大綱」では、

(1)自殺の多くは、自ら望むのではなく、追い込まれた末の死
(2)自殺は防ぐことができる社会的問題
(3)誰にでも起こり得る危機

という基本原則が示されました。


私たちに出来る事は、何なのでしょうか?


この機会に、
皆さまと「ひとつの命が本人の選択によって亡くなるということ」
について考えていければと思っております。


★ 映画『うまれる』自殺対策キャンペーン ★
http://www.umareru.jp/suicide-prevention.html



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◆ 「カナエール」のチケット・プレゼント、締切迫る!!
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先週、募集させていただいた


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児童養護施設の子どもたちによる夢スピーチ・コンテスト
「カナエール」のチケット・プレゼントの
【お申込期限が5月31日】と迫っております。
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ご興味ある方は以下のページよりご確認いただき、
ご応募くださいませ☆

http://www.umareru.jp/canayell.html


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◆ ブログ更新のお知らせ
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先週はこんな内容でブログを書いていました。


● 2013.05.22 「オモチャ争奪戦争」の対処法 ※ 写真あり
http://www.umareru.jp/blog/2013/05/post-1005.html

● 2013.05.20 親ばか日誌: 子どもの音程 ※ 写真あり
http://www.umareru.jp/blog/2013/05/post-947.html

● 2013.05.19 四十九日
http://www.umareru.jp/blog/2013/05/post-1012.html


<Facebook公式ファン・ページ>

約1万8千人に登録していただいているFacebookでは
1日何回か、投稿いたしております。
http://www.facebook.com/umareruthemovie



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◆ 【自主上映会】開催決定場所のお知らせ
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先週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

鹿児島県鹿児島市(13/06/22) 鹿児島県薩摩川内市(13/06/29)
鹿児島県薩摩川内市(13/07/06) 宮城県石巻市(13/07/21)
島根県益田市(13/08/24) 静岡県伊豆の国市(13/09/07)
埼玉県南埼玉郡宮代町(13/11/16) 北海道札幌市(13/11/16)
長野県飯山市(13/11/17) 島根県出雲市(13/11/17)

※ もし地元での開催で「何か手伝いたい!」という事などございましたら、
スケジュール一覧に掲載されている連絡先より
直接コンタクトを取ってみてくださいませ。

★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html



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◆ 【自主上映会】のご案内 (5月下旬〜6月上旬)
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赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


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6月9(日)、東京都千代田区で監督・豪田トモ
参加のトークセッションが開催されます!!
http://www.umareru.jp/blog/2013/05/69-2.html
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◆【2013年6/1(土) 10時〜14時〜 埼玉県八潮市】 ※ ママ
八潮ルーキーパパ倶楽部/http://kokucheese.com/event/index/79520/
金子壮一/yashio.papa@gmail.com/090-2308-6099/定員500名
ボランティアスタッフ募集中


◆【2013年6/2(日) 10時〜 14時〜 千葉県山武市】
チーム夢縁/今関恒/drehun3737@tyo.heckel.ne.jp/0475-84-3470
ボランティアスタッフ募集中/定員250名


◆【2013年6/1(土) 複数回 鹿児島県姶良市】 ※ ママ
ママサポートプロジェクトかごしま/自殺対策キャンペーン/0995-43-8126/
http://tinyurl.com/pvwctkb/山口ひとみ/35mmフィルム上映
info@cafe-momo.com/ボランティア募集中/託児あり(有料)/定員720名


◆【2013年6/8(土) 13時〜 千葉県松戸市】 ※ ママ
宗教法人本勝寺/http://tinyurl.com/or4foyy/川村靖朗/090-3042-3777/
honkatutera@yahoo.co.jp/ボランティアスタッフ募集中/定員50名


◆【2013年6/8(土) 複数回 鹿児島県鹿屋市】 ※ ママ
ママサポートプロジェクトかごしま/http://tinyurl.com/nnd8evg/
山口ひとみ/info@cafe-momo.com/0995-43-8126/自殺対策キャンペーン/
ボランティアスタッフ募集中/託児あり(有料)/定員300名


◆【2013年6/9(日) 14時〜 東京都千代田区】 ※ ママ
ブリッジフォースマイル/http://www.b4s.jp/2013/04/28154050/寺崎通代/
090-6549-3125/michiyo0120@gmail.com/定員200名

※ 「監督・豪田トモ&林代表トークセッション」あり


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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html


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◆ あとがき:グリーフ・プロセスを描いた映画『ラビットホール』
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ニコール・キッドマン主演、
ジョン・キャメロン・ミッチェル監督による本作は、
一言で言えば、


【「グリーフ・プロセス」を描いた映画】


です。

以前にもブログ等で書かせていただきましたが、

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最愛の人を亡くした人が、悲しみを受け入れながら、
日常生活に戻る道筋を「グリーフ・プロセス」と言います。
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★ ブログ「愛する人を亡くした方に出来る3つの事」
http://www.umareru.jp/blog/2013/05/3-6.html


< ストーリー >

主婦のニコール・キッドマンは、4歳の男の子を交通事故で亡くし、
それ以来、友人関係、親子関係、夫婦関係のすべてが
うまくいかなくなって、自身も精神的に非常に不安定な状態。

そんな時、加害者である高校生の男の子をたまたま見かけ、
時折会って話すようになった事で、少しずつ、彼女自身が癒されていき、
様々な関係性も再びつながっていく、、、というようなお話です。


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この映画で描かれている「グリーフ・プロセス」は、
おそらく、愛する人を亡くした事のある誰にとっても、
また、周りで支える側にとっても、非常に参考になる
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のでは、と感じました。


1. 人それぞれ「死」は違うこと(比較されても反発しか生まない)。

2. 向き合う事が癒しの始まりになること。

3. 「現実」だけではなく、「ファンタジー」を信じる事も
  重要な助けになること。


など、ポイントをうまく抑えた設定、構成、展開は、
作り手が心理カウンセラー並の知識と経験がなければ
描けない事が、とってもよく分かります。



以前からブログ等で書かせていただいていますが、
親、兄弟姉妹、夫、妻、子ども、親友、ペット、など、


残念ながら、この世の多くの方は、
一生の間に愛する人の“喪失”を経験します。


遺されるという事は、
人間の精神にとって特大のインパクトを放つもので、
グリーフ・プロセスの進み方によっては、
人生は大きく異なる道に進んでしまう可能性があります。

4月1日に義父を亡くした義母を見て、
強く思います。


敬愛する死生学の権威・アルフォンス・デーケン先生(上智大学)
のご著書には


「54歳以上で妻を失ったイギリス人男性4,486人について調査した結果、
彼らが妻の死後6ヶ月以内に死亡する確率は、
同年代の既婚男性に比べて【40%も高い】」


とも書かれていますが、
非常に頷ける事なのかなと思います。


僕らは


・ 死というものが何なのか

・ 逝かれてしまうという事がどういう事なのか

・ 遺されるという事は、人にどういう影響があるのか


ほとんど全く知りませんし、
そこからどのように回復していけば良いのか、
明確にストーリーのある人はほとんどいないのではないかなぁ、と思います。


映画『ラビットホール』を観て、
改めて、人生にとって非常に重要な「悲嘆教育」の必要性を感じました。


僕もこんな技術力の高い映画を作れるようになりたいものです☆


★ 以前書いたブログ「求められる「悲嘆教育」」
http://www.umareru.jp/blog/2012/08/post-756.html

★ アルフォンス・デーケン先生著「死とどう向き合うか」
http://amzn.to/1aoLWT6


監督・父
豪田トモ


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