2012/12/18   vol.172              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは!

映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです!


2歳1ヶ月になった娘・詩草(しぐさ)のマイ・ブームは、
「荷物のおじさん」です(笑)。

我が家には毎日のようにいろいろな荷物が届けられるのですが、
その


【宅配の方と接するのが、娘にとっての一番の楽しみ】。


「こんにちは〜」と言ってドアを開け、

ヘビみたいな字でサインして(しぐさ、と書いているつもりです、笑)、

荷物を受け取って、

「バイバーイ」と手を振る。


この「宅配プレイ」が詩草にとっては「たまらない」時間なのです
(宅配の皆さま、いつもお付き合いくださってありがとうございます!)。


一度、娘がお風呂に入っていたので僕が代わりに出たら、
風呂場から「おじさーん、おじさーん」と叫び、
出られなかった事にギャン泣きしてました(笑)。


この娘の変化に影響をされた方々がいます。

実はその「宅配のおじさん」たち。


以前は、失礼のないくらいの挨拶だけして笑顔もなくササッと帰る、
疲れきってブスっとした表情で荷物を届ける、
という方々もいらっしゃったんですが、

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娘が「受付」するようになってから、
いままで見た事もなかったような笑顔や表情を
見せていただけるようになった
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んです。

一緒になって「10秒のくつろぎ」をエンジョイしてくれる方々が
ほとんどで(仕事の一環かもしれないけど、笑)、

娘がいないと「なーんだ、いないんだ。。。」と
寂しそうに帰っていく時もあったり(笑)。


子どもの「IQに頼らずに人を変える力」って凄いなぁと、
改めて感じる日々です。



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◆ 目次
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├ しつけと虐待の境界線
├ 自主上映会を開催してくださった方の感想
├ ブログ更新のお知らせ
├ 【自主上映会】のご案内
├ あとがき: 『うまれる』はママを泣かせる悪い映画?


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◆ しつけと虐待の境界線
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「児童虐待防止月間」は11月で終了しましたが、
映画『うまれる』の虐待防止キャンペーンは半年間、続きます。

以前、ご紹介させていただきましたが、子ども虐待には

【1.身体的虐待】
【2.ネグレクト】
【3.心理的虐待】
【4.性虐待】

という4種類があり、

「虐待」と「しつけ」には、
しっかりと、線引きできないグレーゾーンが、存在しますが、

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・ 子どもが耐え難い苦痛を感じている
・ 子どもが安全でない
という状態は、しつけではなく、虐待である
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と専門家の間では、言われています。


「そんな事言ったって、子どもをどうやってしつけるのか?」


という議論が常に残りそうですが、

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身体的・心理的虐待が法律違反であると規定されている以上、
考えを改めて、新しい別の子育て方法を生み出していくしかないし、
結局のところ、身体的・心理的虐待は、「しつけ」にはなりえない。
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のではないかと思います。

・殴って言う事を聞かせる。(身体的虐待)
・怒鳴って黙らせる。(心理的虐待)

というのは、その場では子どもは言う事が聞く時があるかもしれませんが、
同時に【子どもを病ませる行為】なので、後々に

・親に反抗したり、
・自虐行為に走ったり、
・ひきこもりになったり、
・何らかのパーソナリティ障害になったり、
・社会に出てからの人間関係がうまくいかなかったり、
・(極端には)犯罪者になったり、、、

と、長い人生の中で強大な悪影響を残す芽が生まれます。


殴って言う事を聞かせられてきた歴史を持つ人は、
子どもに言う事を聞いてもらうのに、
殴る以外に方法が分からず、

問題の解決手段として、
暴力の他に選択肢がなくなるほど、
追い詰められてしまう事があるようなのです。

特に、虐待は3〜4割程度は無意識のうちに繰り返してしまうと言われ、
被虐待者にはパートナーを中心としたサポートがとても大切です。


そこまでのリスクを犯して「しつけ」る事は、
理にかなった事なのか、、、

再考する必要がありそうです。


とは言え、【線引きは本当に難しい】ですよね。


子どもが火傷しそうなくらい熱い何かに触ろうとしている時に、
痛みを感じるくらいに腕をガッと掴まえることはありえます。

お友達と包丁で遊んでいたりしたら、
思わず怒鳴ってしまう事もありえます。


大切なのは、

・何をしたら虐待になるのか
・虐待をされた子どもにどのような影響を与えるのか

を知った上で、周りと話し合いながら、愛情深く育てて行く事なのでしょう。

難題です。。。


★ 映画『うまれる』の虐待防止キャンペーンはコチラから
http://www.umareru.jp/abuse-prevention.html



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◆ 自主上映会を開催してくださった方の感想
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<8月11日開催:松原律子さま(兵庫県西宮市)>

「この映画はただ観て感動するだけではないんだなと思います。
実際に鑑賞し、私も上映会をやりたい!と立候補してから、

ずっと、自分の内側と向き合っていました。

自分の得意なとこも不得手なとこも、情けないとこも、
いろんな感情が見えてくる中で、

自分のうまれてきた意味、役割が見えてきたような気がします。


また、これが自主上映という形をとっていることの意味がわかりました。
「絶対一人でできない」んですよね。

人にお願いすることが苦手な私でしたが、
ドキドキしながらお願いすると、みなさんとても快く引き受けてくださるんです。

自分で世界をちっちゃくしてたんだなぁと気づき、
新しい考え方や行動もうまれています。

上映会を通して、自分の意思でやりとげること、人と協力し合うこと、
ご縁をつなげていくこと、大切なことをたくさん学ばせていただきました。

これから、どんなキラキラした自分に成長していくんだろう?と、とても楽しみです」



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◆ ブログ更新のお知らせ
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先週はこんな内容でブログを書いていました。

● 2012.12.16便利な時代だからこそ「体験」するのが大切
http://www.umareru.jp/blog/2012/12/post-831.html

● 2012.12.15【取材】ビハーラ僧による日本的終末期施設の「美意識」
http://www.umareru.jp/blog/2012/12/post-869.html ※写真付

● 2012.12.13映画『うまれる』2周年記念パーティー ※写真付
http://www.umareru.jp/blog/2012/12/2-14.html

● 2012.12.12親ばか日誌: 娘との関係がすこぶる良いです♪ ※写真付
http://www.umareru.jp/blog/2012/12/post-885.html


<FaceBook公式ファン・ページ>

約1万2千人に登録していただいているFaceBookでは
1日何回か、投稿いたしております。
http://www.facebook.com/umareruthemovie



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◆ 【自主上映会】のご案内 (12月下旬〜1月上旬)
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先週と先々週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

東京都渋谷区(12/12/23) 長崎県大村市(13/01/17) 長崎県五島市(13/01/22)
東京都世田谷区(13/01/22) 群馬県昭和村(13/02/03) 北海道札幌市(13/02/17) 
長崎県南島原市(13/02/05) 千葉県千葉市(13/02/10) 東京都小金井市(13/02/13) 
栃木県小山市(13/02/23) 愛媛県八幡浜市(13/02/23) 千葉県船橋市(13/02/24) 
神奈川県藤沢市(13/03/10) 兵庫県上郡町(13/03/17) 岐阜県揖斐川町(13/03/31)
群馬県太田市(13/04/21) 兵庫県太子町(13/05/12) 千葉県流山市(13/05/12) 
埼玉県吉見町(13/05/26)


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。
関係者限定上映は記載しておりません。


◆【12/22(土)10時〜 複数回新潟県長岡市】 ※ ママ
うまれる上映実行委員会/樺沢敦/0258-25-6805/umareru@tokicco.net/
定員450名


◆【12/22(土)10時〜 13時〜千葉県市川市】 ※ ママ
手をつなごうママの会ICHIKAWA/http://ameblo.jp/mamanokai/
三浦 久美子/080-1389-8583/umareru1222@yahoo.co.jp/定員:500名

※産科医・池川明先生の講演あり


◆【12/22(土)14時〜愛知県長久手市】
すみれ会/落合郁子/090-1757-0803/nagomi876700@smile.odn.ne.jp
関係者用上映だが一般申し込みも可/定員:150名


◆【12/23(日)10時〜複数回福岡県朝倉市】 ※ ママ
甘木地区コミュニティ協議会&心晴日和/coharubiyori8008@yahoo.co.jp
http://coharubiyori8008.jimdo.com/フレアス甘木0946-22-2117(おがた)


◆【12/23(日)詳細は主催者まで 愛知県大府市】
産院いしがせの森/佐藤あけみ/0562-44-4131/contact@ishigasenomori.com


◆【12/24(月)12時半〜 埼玉県熊谷市】 ※ 無料
NPO法人国際ボンディング協会/齋藤英彰/h-saitoh@aroma-com.jp/
048-528-0283/定員300名


◆【12/25(火)13時〜 18時15分〜東京都江戸川区】 ※ ママ
http://ameblo.jp/umareru-kirakiraboshi/寺嶋貴美江/
03-5878-1669/umareru1225.kirakiraboshi@gmail.com/定員:500名


◆【2013年1/5(土)9時〜 複数回新潟県三条市】 ※ ママ
ママサークルりっぷる/渡辺明矢子/masako27320@yahoo.co.jp
090-7002-1897/定員150名


◆【2013年1/6(日) 14時〜, 18時半〜 神奈川県厚木市】 ※ ママ
麺処明かり家foryou/金澤洋平/046-296-7710/menforyou2011@yahoo.co.jp
定員100名,300名



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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



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◆ あとがき:『うまれる』はママを泣かせる悪い映画?
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先日、映画『うまれる』を見てくださった方から

「最後まで見れなかった」

という連絡をいただきました。

死産とか不妊のストーリーもあるからかなぁと思ったら、
映画が始まってから感動して涙を流していたら、



一緒に観に来た5歳の息子さんが、
「これは【ママを泣かせる悪い映画】だ!」
と言って、手を引っぱって上映会場から出て行ってしまった



そうなのです(笑)。

大切な人を守る、たくましい男子に育ちそうですね☆



監督・父
豪田トモ


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