2012/11/14   vol.167              http://umareru.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

皆さま、こんにちは!

映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです!

このメルマガを読んでくださっている方の多くはご存知かもしれませんが、


【毎年11月は「児童虐待防止推進月間」】


です。
それに合わせて、僕ら


映画『うまれる』でも、
【虐待防止キャンペーンを実施】


しています。

============================================
児童虐待防止を目的とした自主上映会を開催
された場合、上映費を10%OFFにさせていただく
============================================

というもので、
半年前から募集を開始させていただいておりまして、
いまのところ、


【お申込みいただいた自主上映会の約4割が虐待防止キャンペーンに参加】


されています。


映画『うまれる』の虐待防止キャンペーンの特徴は、



・虐待の定義・・・何をもって「虐待」というのか、「しつけ」との違いは?

・原因・・・なぜ愛する子に手をかけてしまうのか?

・長期的な影響・・・虐待を受けた子どもがどのように大人になっていくのか?

・改善案・・・どうすれば虐待を防止することができるのか?



という事について、僕自身がリサーチさせていただいた5分程度の
論文のようなものを、上映前に、お読みいただくという点です。


時折、映画『うまれる』と児童虐待とが結びつかないという
ご意見をいただく事もあるのですが、


【映画『うまれる』は、虐待経験のある女性が新しい命を迎える話】


とも言えます。

======================================================
親子関係の負の連鎖に怯えながらも、
旦那さんや助産師さんのサポートによって、
その葛藤を克服していく伴まどかさんの歩みや、
その他の登場人物などを通して映画で描かれている事は、
虐待防止の大きなヒントを秘めている
======================================================

と考えています。

虐待については色々な考え方があり、児童相談所に対して
ネガティブな印象を持たれている方もいらっしゃいます。

しかし、僕は


【虐待の問題に取り組む事は、育児環境の改善につながる】


と考えていまして、
虐待に追い込まれる子どもとママに手を差し伸べる事が、


・親が幸せな子育てを楽しむこと

・パートナーシップや、家族の絆を育(はぐく)むこと

・優秀な未来人を、産み出すこと


などに、大きく関係するのではないかと感じています。


どんな理由があれ許されない犯罪はありますが、
虐待をした人だけがおかしいのだ、と考えると
将来的な問題解決には結びつきません。


私たちが共に感じ、考え、助け合い、行動する事によって、
この問題は改善できるのではないかと思うのです。


ぜひ皆さまもこの機会に、
虐待としつけ、そして子育ての関係性について、
考えてみませんか?


★ 映画『うまれる』虐待防止キャンペーン ★
http://www.umareru.jp/abuse-prevention.html


★ 監督・豪田トモによる虐待防止宣言文 ★
http://www.umareru.jp/blog/2012/11/post-853.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 目次
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

├ いまさら聞けない「子ども虐待」の定義・・・何をもって「虐待」というのか?
├ 自主上映会担当スタッフを募集中!
├ ブログ更新のお知らせ
├ 【自主上映会】のご案内
├ あとがき:親ばか日誌: フツーに会話が出来るようになりました♪


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ いまさら聞けない「子ども虐待」の定義・・・何をもって「虐待」というのか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

子どもへの虐待は4種類あります。


【1.身体的虐待】


殴る、蹴る、水風呂や熱湯の風呂に沈める、アイロンを押し付ける、
厳冬期に戸外に閉め出す、などの行為をすること。

打撲や骨折、頭部の外傷、火傷、切り傷などを負うだけでなく、
死に至ることもあり、「虐待死」のほとんどはこの身体的虐待に
よるもので、児童虐待のうち、38%を占めます。

これは最も分かりやすい「虐待」の例ですが、
子どもへの「虐待」は以下の3点も含まれます。


【2.ネグレクト】


登校禁止にして家に閉じ込める、食事を作らない、服を与えない
パチンコ等に熱中して子供を自動車内に放置するなど、
簡単に言うと「親としてするべき育児をしないこと」。

ネグレクトは児童虐待の37%を占め、
身体的虐待とネグレクトで全体の75%となります。

是枝浩和監督の「誰も知らない」は、
このネグレクトによる児童虐待を描いた映画です。


【3.心理的虐待】


大声や脅しなどで恐怖に陥れる、無視や拒否的な態度をとる、
著しく兄弟間を差別する、
「産まなきゃ良かった」「あんたの事は愛していない」など
自尊心を傷つける言葉を繰り返し使って傷つける行為を言います。

この子どもの心への暴力は児童虐待の22%を占めます。


【4.性的虐待】


子供への性交や性的な行為の強要/教唆、子供に性器や性交を見せる、
などで、全体の約3%を占めます。

実父や養父から「お母さんに話したら殺すぞ」など、
口止めをされているケースが多く、本人が告白するか、
家族が気づかないとなかなか顕在化しないため、
非常に難しいケースです。

「性的」虐待と書きましたが、「子どもへのいたずら」など
軽視される表現に対して、「的」という曖昧な表現ではなく、
「性虐待」、「性暴力」と明確にすべきだと主張される方も
いらっしゃいます。


これら4種類の児童虐待は、
児童虐待防止法第二条に違反する行為に当たり、

これらを見かけた場合、
児童相談所などに、通報する事は、国民の義務である、
と同法第六条で、定められています。



日本では、周りに迷惑をかけない事が、重要視されますし、
わがままな人間に育って、将来困らないよう、
子どもを育てる上で「しつけ」、は大切な要素、と言われています。


虐待と「しつけ」には、しっかりと、線引きできない
グレーゾーンが、存在しますが、

===================================
・ 子どもが耐え難い苦痛を感じている
・ 子どもが安全でない
という状態は、しつけではなく、虐待である
===================================

と専門家の間では、言われているようです。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ ブログ更新のお知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週はこんな内容でブログを書いていました。

● 2012.11.11フランシスコ・ザビエルからのメッセージ
http://www.umareru.jp/blog/2012/11/post-852.html

● 2012.11.10【子どもに幸せになってもらう方法】
http://www.umareru.jp/blog/2012/11/post-782.html

● 2012.11.09【夫に幸せになってもらう方法】
http://www.umareru.jp/blog/2012/11/post-783.html

● 2012.11.08【妻に幸せになってもらう方法】
http://www.umareru.jp/blog/2012/11/tel.html

● 2012.11.07ミシェル・オダン先生 ※ 写真あり
http://www.umareru.jp/blog/2012/11/post-850.html


● FaceBook公式ファン・ページ

約1万2千人に登録していただいているFaceBookでは
1日何回か、投稿いたしております。
http://www.facebook.com/umareruthemovie



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 【自主上映会】のご案内 (11月中旬〜11月下旬)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

先週と先々週で以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

山形県高畠町(12/11/27) 福岡県朝倉市(12/12/23) 東京都大田区(13/01/19)
東京都新宿区(13/01/19) 岩手県盛岡市(13/01/19) 千葉県船橋市(13/01/27)
福岡県筑後市(13/01/27) 北海道石狩市(13/01/31〜2週間)
香川県坂出市(13/02/02) 岩手県金ケ崎町(13/02/09) 
岐阜県中津川市(13/03/09)


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


◆【11/16(金) 11/18(日)山梨県笛吹市、南巨摩郡】 ※ ママ
やまなし子育て応援ネットワークはぴはぴ/星合 深妃/055-261-0218/
hiroba@yuyuyu.org/バリアフリー版/定員:300名


◆【11/16(金)15時〜愛媛県久万高原町】
久万高原町立久万中学校/高田誠/0892-21-0013/
makomakotakata@yahoo.co.jp/ブルーレイ上映/定員:220名


◆【11/16(金)18時〜福岡県福岡市】 ※ ママ ※ 無料
日本母性衛生学会総会・学術集会/株式会社九州舞台 松島/092-718-0330/
bosei53@kyushustage.co.jp/ブルーレイ上映/定員:200名


◆【11/17(土)10時〜 14時〜兵庫県三田市】 ※ ママ
MaMa&Babyよつば/松尾真由美/080-1580-1707/puss.353@gmail.com/
定員:300名


◆【11/17(土)10時半〜 複数回 大阪府泉南市】 ※ ママ
ピンクリボン大阪/冨尾 貴美代/090-5463-8954/
info@pinkribbonosaka.com/定員:200名


◆【11/17(土)10時半〜  13時半〜三重県東員町】 ※ ママ
三重県助産師会桑四分会/ニコフェス実行委員長 釘田朋子/
080-3480-3147/nikofes@yk.commufa.jp/定員:300名


◆【11/18(日)13時半〜 山口県岩国市】
岩国短期大学映画うまれる上映実行委員/小早川/080-4556-0444/
umareru.iwakuni@gmail.com/託児あり


◆【11/18(日)14時〜兵庫県小野市】 ※ ママ ※ 無料
小野市障がい者地域生活・相談支援センター/松浦 純子/
0794-63-1000(内線840・841)/ご応募は電話またはFAXのみ


◆【11/18(日)10時半〜 複数回千葉県千葉市】 ※ ママ
プロジェクト実行委員会/渡辺忍/043-206-3920/shinobu1123@nifty.com/
定員:300名


◆【11/18(日)14時〜 複数回 愛知県一宮市】 ※ ママ
癒し屋ふわんふわん/0586-25-1848/umareru138@gmail.com/
定員:各回150名


◆【11/18(日)10時〜 複数回福岡県苅田町】 ※ ママ
苅田町社会福祉協議会/093-434-3641/taibooon@gmail.com/定員:200名


◆【11/18(日)〜30(金)複数回沖縄県与那原町】 ※ ママ
与那原町映画うまれる上映実行委員会/080-5672-7424/
a-k-m-y18418@agate.dti.ne.jp/定員:500名



===========================================


詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ あとがき:親ばか日誌: フツーに会話が出来るようになりました♪
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

もうすぐ2歳になる娘の言葉の進化がハンパないです。

僕らが言っている事は、ほとんど繰り返して言えますし、

「今日は保育園で何して遊んだの〜?」

と聞くと、

「てった君と“待て待て”したよ(“追いかけっこ”のこと)」

など今日の出来事をちゃーんと報告してくれます。



Vサインができずに「もうすぐ2歳」と5本の指をさし出すところは
ご愛嬌ですが、

ますます育児が楽しくなってきました♪

今月の18日に2歳になりますっ。



監督・父
豪田トモ


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆◇◆◇ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◇◆◇◆
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□発行者:うまれるパートナーズLLP
□映画「うまれる」ホームページ:http://umareru.jp/
□お問い合わせ先:info@umareru.jp
 ※ 携帯のメールアドレスはご遠慮ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□本メールマガジンの著作権は発行者・執筆者に帰属しておりますが、
「世のため、人のため」とご判断された場合は、出典先を明らかにした
上で許可なくご自由に転送、転載、回覧していただいて構いません。
ただし、記載記事及びデータにより、損害が生じた場合も、
当方では一切の責任を負いかねます。ご了承くださいませ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□本メールマガジンは、サイトからご登録いただいた方、当映画製作
のスタッフ及び、株式会社インディゴ・フィルムズのクルーが名刺
交換をさせていただいた方にお送りさせていただいております。
ご不要の方は、お手数ですが以下にございますページより解除を
お願いいたします。ありがとうございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□本メールマガジンのお届け先アドレスの変更・配信停止は、
恐れ入りますが、下記ページより行ってください。
 http://umareru.jp/mail/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Copyright (c) 2012 UMARERU LLP, All rights reserved