2012/08/27   vol.157              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは!

映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです!

お元気ですか?


このメルマガが届く頃、
僕らはバンクーバーに出発しているかと思います。

6年ぶりの「帰国」はフィルムメーカーとしての自分の
「原点」に帰るような気分でもあります。


浪人生の頃に「映画監督になりたい!」と思い、
学生時代は独学で映画製作を学んだものの、

いざ就職活動の時期になって「映画監督のなりかた」が分からなくて
あっさりギブアップ。


失意のままコンピュータ会社に勤め始めたものの、
営業という自分の資質とは合わない業務と
数々のプレッシャーに襲われ、いわば、

適応障害(ウツ状態)になりました。


人生、一度きりだから、トライしてみよう!


と思えるようになり、貯金を始め、2002年、29歳の時に
単身、海を渡りました。

当時の奥さんとは離ればなれでしたが(後に離婚)、
【10年越しに夢を追いかけられる事にとても幸せ】を感じていました。


クラスメートは皆、20代前半で、僕だけ「おっさん」。

北米は映画先進国だけあってレベルも高く、
自分に十分な才能があるのかは最後まで分かりませんでしたが、

毎日がワクワクドキドキで、とにかく一生懸命でした。

いま思えば、

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天才的才能のない自分を伸ばしてくれたのは、
熱意と行動力と周りのサポート
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なのだろうと思います。

自分より才能のある人は、正直、ゴマンといる。
それは自分でも認めます。

でも、当然のことながら、大切なのは、
生まれ持った才能だけでは成功は掴めません。

熱意を持って、
周りとつながりながら、
一生懸命、行動した事は、

僕の人生にとって、かけがえのない体験になりました。


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実現するかは分からないけれど、
夢を持つ事、そして追い求めて行動する事、
それだけでも意味がある
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ものなんだなぁと思いました。
おそらく、僕が自分の夢を実現できなかったとしても、
たくさんのものが自分の中に残ったはずです。

そんな「原点」と6年ぶりに向き合ってきます。


さて、バンクーバーではどんな出来事があるのでしょう〜?



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◆ 目次
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├ 支えられ、育てられたバンクーバー時代
├ サウンドトラックCDの不具合についてお詫びとお知らせ
├ 【自主上映会】のご案内
├ あとがき:日経新聞で記事が掲載されています♪


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◆ 支えられ、育てられたバンクーバー時代
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この話をすると多くの人にビックリされます。


今回のバンクーバー訪問で、
どうしても会いたい人がいます。


まささん


という40代半ばの日系カナダ人の男性で、
幼少期に九州からカナダに移民し、
お会いした当時はカナダでとれた海老などの海産物を
日本に輸出する会社を経営されていました。


彼と出逢ったのは、何と飛行機の中(笑)。


バンクーバー・フィルム・スクールで学び始めた僕は、
年末年始に一時帰国していました。

カナダに戻ろうと成田空港に向かったものの、
まさかのダブル・ブッキング。

しかし、


「エコノミーは空いていないのですが、
ビジネス・クラスで宜しければ空きがございますが。。。」


とのお言葉に


「ビジネス・クラスでお願いします!」


と即答(笑)。


こうして人生初のビジネス・クラスに乗ったのでした。

その時、隣りに座っていたのが、まささん。


ブツブツ独り言ばっかり言っていて、この人大丈夫かなぁと
思っていましたが(笑)、

何となく話し始めたら意気投合しちゃって、
それ以来、バンクーバーに着いてからも連絡を取り合い、

スーパー貧乏学生だった僕を何度も食事に連れて行ってくれました。


それから1年近くが過ぎ、
いつものように、まささんに寿司屋に連れて行ってもらった時です。


「トモはさ、学校卒業した後はどうするの?」


「1年勉強しましたけど、やっぱり1年じゃ足りないですね。。。

このままだと中途半端に帰国する事になっちゃうから、
もう少し残って勉強したいんですよね。

でも、お金がないから残れないんですよ」


と言ったら、


「じゃあ、俺が生活費、出してやるよ」



。。。。

????

。。。。


「よろしくお願いします!」

と即答(笑)。

こうして、その後の1年間の「留学延長」が決まりました。


「ただ、1つだけお願いがあるんだけどさ」


と、まささん。


「なんでしょう?」


「漁師のドキュメンタリー作ってくれない?」


「ドキュメンタリー。。。ですか?
僕、作った事ないですよ。

僕は役者と脚本のある映画製作を勉強しているので、
自信がないです。」


「いいよ、いいよ、トモなら大丈夫だよ。」


こうして、人生で初めて、ドキュメンタリーというものを
作ったのでした。

このドキュメンタリーはYouTubeでもご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=Ksa9lRcXkgA
※ ちょっと映像が古いです。。。


この時の経験がなかったら、
いま、ドキュメンタリー作りなんてしていなかったでしょう。


まささんに会ってなかったら、
『うまれる』という映画は産まれていなかったと思います。


当時の僕がやりたかった事は、娯楽性のある重厚なドラマ作り。
ドキュメンタリーにはあまり興味を持っていなかったので、
人生って本当に不思議だなぁと思います。



ただ、まささんとは、ここ3年ほど連絡が取れていないんです。


何度かメールを送ったものの返信がなく、
先日も、バンクーバーに行きますよってメールしたら、
アドレスが変更になっていて、エラーで返ってきてしまいました。

電話番号も変更になっていて、通じません。


もしかしたら僕を避けてるのか?と思ってしまうのですが(笑)、
カナダ人は、日本人のように年賀状やらお歳暮、お中元などのように、
「定期的に連絡を取り合う」という習慣がクリスマス・カード以外にないので、
連絡が取れなくなる、という事はよくあるんです(笑)。


ただ、まささんとは、一対一のお付き合いだったので、
共通の友人もいないので、
誰か他の人に連絡先を聞くという事が出来ません。


最後の手段、、、
という事で、手紙を書いてみました。

まささんの会社の住所は今も控えてあるので、
もしかしたら届くかもしれません。

ただ、会社が移転していたら、
届かないかもしれません。

でも、これしか方法がない。


想いよ、届け〜♪



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◆ 【自主上映会】のご案内 (8月下旬〜9月上旬)
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先週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

大分県大分市(11/10) 大阪府泉南市(11/17) 愛媛県四国中央市(12/2)
広島県藤東クリニック(10/1〜1ヶ月)


☆ 8月下旬〜9月上旬の上映は以下の日時・場所で行われます ☆


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


◆【8/30(木)17:50〜福井県福井市】 ※ 無料
主催:総合福祉施設 あけぼの園/中谷 誉子/090-2379-8796
akebonoen52@miracle.ocn.ne.jp/関係者用上映だが一般申し込みも可能


◆【8/30(木)19:00〜Vancouver, Canada】 ※ 無料上映(ドネーション)
主催:J Wave Communications Inc./英語字幕版
604-899-5436/info@oopsweb.com/予約受付なし、当日おこしください

※ 上映前に監督・豪田トモの挨拶あり


◆【9/1(土)9:00〜 愛知県春日井市】 ※ ママ
http://ameblo.jp/kaorunn2523/箱崎 薫/090-3563-5024
kanonn103@gmail.com/ボランティアスタッフ募集中


◆【9/1〜9/30 三重県津市】
主催:医療法人碧会/http://www.pmc.or.jp/yanase/059-227-5585

※ 院内上映(限患者様/元患者様限定上映)


◆【9/2(日)14:00〜栃木県さくら市】 ※ 無料
主催:さくら市男女共同参画推進委員会
鈴木久祥/028-681-1113/suzuki-hisayoshi@city.tochigi-sakura.lg.jp



◆【9/2(日) 13:00〜 16:00〜 Whistler, Canada】 ※ 無料
松永昌穂/akihotakano@hotmail.com/英語字幕版

※ 監督・豪田トモの講演あり


◆【9/2 (日)10:00〜 13:30〜 滋賀県彦根市】 ※ ママ
主催:TEAM うまれる/http://ameblo.jp/team-umareru/
四俣 由香利/090-2180-1380/y.yotsuma76@gmail.com/託児あり


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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



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◆ あとがき:日経新聞で記事が掲載されています♪
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27日夕刊の日経新聞に映画「うまれる」を
取り上げていただいています。
宜しければご覧くださいませ。

今回の記事は自主上映会の広まりについてがテーマのようです
(まだ読んでいないので全然違うものかもしれませんが、笑)。


通常、映画の記事というのは、
映画の内容そのものがほとんどですが、

今回の記者さんは、元々、映画畑の人ではなかったこともあり、
新たな視点に気づかれたのかもしれません。



監督・父
豪田トモ


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