2012/07/11   vol.150              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは!

映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです!

お元気ですか?


今日は残念でありながら嬉しいニュースがあります。


映画の製作段階から、自主上映会の運営など様々な面で
僕のアシスタントをしてきてくれた


【秋田直器が7月いっぱいを持って卒業】


する事になりました。

今後は某製作プロダクションに就職し、
別の形で修行を続けます。


秋田が僕のアシスタントになってくれてから、かれこれ5年。


当時、カナダにいた秋田は、バンクーバーで活動していた僕の噂を
聞きつけ、「お話を伺えませんか?」とメールをしてきてくれました。


ただ、当時、僕も忙しくて、なかなか時間が作れなかったのですが、
秋田は、数ヶ月ごとに、定期的に連絡をしてきてくれたんです。


「会いたい」と言ってくれる方はたくさんいますが、
しつこいと思わない程度の適度な距離感で
「言い続けてくれる」人はあまりいません。


結局、会うまでに1年以上かかり、
既に僕は日本に帰国していましたが(笑)、

彼はわざわざ日本に戻り、ひたすら僕の時間が空くのを
待っていてくれていたんです
(その事を知ったのはだいぶ経ってからでした)。


たまたま僕が腱鞘炎になって仕事を休んでいた、
いいタイミングで秋田から連絡があったので、「今日会えるよ」と
返事をした日から、ご縁が始まりました。


会った時は


「僕は恐がりでホラー映画が苦手なんですが、
ホラー映画は作ってないですよね?」


としきりに聞いていたのが印象的でした(笑)。

映像の事を全く知らない状態でのスタートでしたが、
とにかくいろいろな仕事を経験してもらった事もあり、


今ではどこに出しても恥ずかしくない「人材」に


育ってくれました。


正直、彼を「育てる」のには本当に苦労しましたが(笑)、
僕自身も「人を育てる」という事を経験させてもらい、
それが今の子育てにもつながっているなぁと思います。


僕もそろそろ秋田には違うチャレンジが必要だなぁと思っていましたし、
彼自身、いままで「企業に就職」というものをした事がない中、
30歳になる手前で「会社組織で働くこと」を経験したいと
思っていたようでしたので、

良いタイミングなのかなと思っています。


僕のところで修行して巣立っていった人たちは秋田で4人目に
なりますが、いずれも映像業界を中心に各分野で大活躍しています。

秋田も「兄貴」たちに続いて羽ばたいていってくれるでしょう!

ただ、怖がりなのは変わらないようなので、
新しいプロダクションがホラーを作らないことを願うのみです(笑)。


自主上映会のサポートに関しましては、
今後は三浦亜希子を中心に、さらにパワーアップしていきますので、
引き続き、よろしくお願いいたします。

(秋田が担当させていただいていた上映会主催者様には
個別のメールでご連絡をさせていただきました。)


出会いと別れが人生の醍醐味。


出会いの喜びの後に訪れる別れの体験によって、
自分の中の一部が「死」を迎えるわけですが、

こうした小さな死を積み重ねていくことで、
新たな自分が『うまれる』のだろうと思います。


直器くん、また一緒に働きましょう☆



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◆ 目次
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├ 「天国郵便局からの便り」が書籍になりました!
├ 【自主上映会】のご案内
├  あとがき   書籍『性犯罪被害とたたかうということ』


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◆ 「天国郵便局からの便り」が書籍になりました!
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映画『うまれる』の中で産科医・鮫島浩二先生が
死産を経験された関根さんご夫婦に書かれたお手紙がありました。

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すぐに亡くなってしまう事は分かっていたけれど、
パパとママに会いたくて生まれて来た
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という天国の椿ちゃんからの感動的なお手紙に
涙された方は多かったのではないかと思いますが、

このお手紙に加筆・修正をしたものが書籍になりました。


★初めて関根さんに取材をした時のブログ
http://www.umareru.jp/blog/2009/11/post-104.html


【全妊娠の10〜15%が自然流産になる】と言われ(ほとんどが初期)、
安定期に入ってから天国に戻る赤ちゃんは年間約5,000人います。

お腹からやってきたものの、1年以内に亡くなる赤ちゃんも
年間約6,000人ほどいます。


「我が子を亡くす」事は、
親にとっては想像を絶する悲しみ。

しかし、

===================================================
周りはどう声をかけたらいいのか、
何が出来るのかが分からず、ただ呆然と見守るしかない
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ことがほとんどです。

そして、

======================================
「支えたい」という気持ちからの言葉に、
かえって傷ついてしまう事も多くある
======================================


ようです。


そんな時に、そっとこの本をお渡しされると、

楽になる方がいらっしゃるかもしれません。



また、映画『うまれる』本編内で使われた、
天使ママ・パパのために作ったアニメーション「泣いていいよ」は
YouTubeで公開していますので、こちらもご利用いただければと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=MJNSEFMXnqM



『うまれる』相談室にも愛する人を亡くされた方への
グリーフ・ケアに関する記述がありますので、
ご参考いただければ幸いです。

http://www.umareru.jp/blog/2012/01/post-645.html



ママ、パパの悲しみが早く癒えますように。。。



◆ ご購入はコチラから

書籍『天国郵便局より おとうさん、おかあさんへ」
著:鮫島浩二
http://tinyurl.com/83f4euk



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◆ 【自主上映会】のご案内 (7月中旬〜7月下旬)
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先週・先々週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

山梨県南アルプス市(8/8) 石川県金沢市(9/9) 沖縄県那覇市(9/22)
福井県福井市(9/29) 山口県山口市(10/14) 茨城県筑西市(10/20)
鳥取県雲南市(10/28) 京都府精華町(12/1)


☆ 7月中旬〜7月下旬の上映は以下の日時・場所で行われます ☆


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


◆【7/13(金) 14:00〜、19:00〜 東京都武蔵野市】 ※ ママ
http://ameblo.jp/afropapapa/西本咲子/0422-53-8005
papamama.kichijoji@gmail.com/託児あり要事前予約


◆【7/14(土) 10:00〜 東京都武蔵野市】 ※ ママ
主催:ゆびとま子育て@吉祥寺/http://ameblo.jp/afropapapa/西本咲子
0422-53-8005/papamama.kichijoji@gmail.com/託児あり要事前予約


◆【7/14(土) 14:30〜、19:00〜 大阪府大阪市】 ※ ママ
主催:子育てサークルたんぽぽ
申千玉/06-6741-9451、090-8379-7920/tanpopo.poppo24@gmail.com


◆【7/15(日)10:00〜 複数回 千葉県市原市】 ※ ママ
http://ameblo.jp/rta-chiba/entry-11167233543.html/伊藤 夏海
043-292-1096/takuchan-man@tbi.t-com.ne.jp/バリアフリー版上映


◆【7/15(日)13:00〜 愛知県名古屋市】
主催:前田助産院/前田弘子/052-486-1761/m.hiroko@la-cuna.net


◆【7/15(日)11:30〜 奈良県北葛城郡】
主催:Rainbow ☆ clover プロジェクト/井上 ルミ
0743-82-0410/rumi7flowers@ezweb.ne.jp/ボランティアスタッフ募集中


◆【7/15(日)10:00〜 複数回 大阪府泉佐野市】
主催:株式会社マルゼン/北浦 善久/0724-65-6789
izumisano-maruzen@titan.ocn.ne.jp/ボランティアスタッフ募集中


◆【7/16(月)13:30〜 神奈川県藤沢市】 ※ ママ ※ 無料
主催:鵠沼地区地域経営会議ふれあい教育部会
鵠沼センター地域経営担当:土橋優子/0466-33-2001/yuko@score-1.com


◆【7/16(月)10:00〜 複数回 東京都多摩市】 ※ ママ
主催:たえのはhttp://taenoha.com/070-6642-3627/
office@taenoha.com/バリアフリー版上映

※ 監督・豪田トモの講演会あり


◆【7/21(土)10:00〜 複数回 東京都北区】 ※ ママ
主催:『うまれる』上映会inキタ/http://umarerukita.blog.fc2.com/
大塚麻子/070-5029-6015/umarerukita@gmail.com


◆【7/21(土)10:00〜、13:00〜 岐阜県山県市】 ※ 無料
主催:NPO法人 Kaba's Fam/http://heartland.geocities.jp/kabasfam/
「おやこYYひろば」 丹羽/050-1537-8718/kabasfam@ybb.ne.jp


◆【7/22(日)10:00〜、13:00〜 千葉県千葉市】 ※ ママ
主催:UA千葉「うまれる」実行委員会/http://umareruchiba.blog.fc2.com/
行木佐衣子/080-5452-1805/umareru.chiba@gmail.com

※ 熊谷俊人・千葉市長と監督・豪田トモのトークショーあり


◆【7/22(日)9:30〜 複数回 広島県広島市】 ※ ママ
主催:沖横田 秀雄/http://www.terakoya-shanti.com/
沖横田 秀雄/090-4658-3312/okihideo@hotmail.com


◆【7/22(日)10:00〜、13:30〜 東京都江戸川区】 ※ ママ
http://ail418.blog97.fc2.com/望月 信宏/090-3963-7924
umareru722@yahoo.co.jp/ボランティアスタッフ募集中



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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



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◆ あとがき  書籍『性犯罪被害とたたかうということ』
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【犯罪被害の中で最も被害の実態が分からない事のひとつが性暴力】


ではないかと思いますが、この本を読んで、初めて


・「性暴力の被害に遭う」という事はどういう事なのか

・被害者の人生にどのような影響を与えるのか

・なぜ被害者は声を挙げられないのか


という事が実感として分かりました
(もちろん、犠牲になった方々のお気持ちには近づけませんが。。。)。


本書の中にある驚くべきデータが、


【性暴力の被害者は日本人女性のおよそ300万人に登る】


という事。
そして、


【そのうち58%が「誰にも言っていない」】


という事。
つまり、

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犯罪として立件されないという事で、
犯人は探しもされていないという事。
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娘を育てる父としては、本当に恐ろしい話です。


その中で、実名と写真を掲載して本書を著し、
メディア等を通して継続的に性暴力の防止と被害者の支援に
努められている小林美佳さんという女性は本当にすごいです。


誰もが読むべき本。

中高生の授業でも取り上げて欲しいです。


◆ ご購入はコチラから

書籍『性犯罪被害とたたかうということ』
著: 小林美佳
http://tinyurl.com/6r4cv89



監督・父
豪田トモ


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