2012/06/11 vol.145 http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは!
映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです!
お元気ですか?
映画『うまれる』では新たに
【営業・広報担当のスタッフ(リレーションシップ・マネージャ)を募集】
させていただく事になりました。
おかげさまで映画『うまれる』は公開から1年半経ち、
15万人以上の方にご覧いただく事が出来、
その数はまだまだ増え続けております。
観ていただいた方には
本当に多くの素晴らしいご感想をいただいており、
「もっと多くの方に観て欲しい!」
という想いがますます強まって来ております。
しかし、
これまでの上映会は「クチコミ」に頼ってきたため、
まだまだ『うまれる』の事を知らない方々が数多くいらっしゃいます。
そこで、
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映画『うまれる』を責任を持ってご紹介していただける方に
お仲間に加わっていただく事で、
さらに多くの方々に映画を観ていただけるのではないか、
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と思い至りました。
私たちは可能な限り、多くの方々に映画のメッセージをお届けし、
社会作りのお役に立ちたいと願っております。
映画『うまれる』を愛してくださって、
メッセージを届けたいと熱い想いを持ち、そして行動力のある方、
ぜひ私たちの仲間になってください!!
やりがいは、、、メッチャ、あると思います☆
★ ご興味ある方は以下より詳細をお読みくださいませ。
http://www.umareru.jp/relationshipmanager.html
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◆ 目次
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├ 胎内記憶の日本的曖昧さ
├ 【自主上映会】のご案内
├ あとがき 娘は『うまれる』の「福利厚生」です
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◆ 胎内記憶の日本的曖昧さ
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時々、誤解されるのですが、
僕は「胎内記憶の信望者」ではありません(笑)。
「あったら楽しいだろうな」という気持ちと、
実際にその可能性を考えてみた事で人生が好転したという点から、
「もし、胎内記憶で前向きになれるなら信じてみると良いのでは?」
というスタンスです。
なので、逆に
「胎内記憶で前向きになれないなら信じなくて良いのでは」
とも思っています。
書籍や映画でもお伝えさせていただきましたが、
不妊、障害、虐待、戦争など、数々のネガティブな経験を
された方にとっては、受け入れるのが難しい部分があると思います。
映画『うまれる』の中に、長年、不妊治療を続けたものの、
お子さんを授からなかった女性が
「どうして中絶する人のところには赤ちゃんが来て、
私のところには来ないの?」
というシーンがあります。
これは胎内記憶の二面性と曖昧性を表現していますが、
編集段階では、「このシーンはカットして、"子供が親を選ぶ"という
立ち位置を明確にした方が良い」という意見もありました。
でも、僕は胎内記憶の二面性をお伝えした方が深みが出るとも思ったし、
そもそも僕が前述した考えを持っているので、
このシーンは敢えて、残させていただきました。
先日、胎内記憶の伝道師として知られる、
敬愛する産科医の池川明先生と対談をさせていただき、
意見が一致したのですが、
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実は僕も池川先生も、
胎内記憶を知って欲しいとは願っているけれど、
信じて欲しいとは思っていない
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んです。
それは前述の通り、胎内記憶、ひいては
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物事には常に二面性・多面性があり、
人それぞれの人生経験によって、
受け取り方が異なる
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からです。
僕と池川先生とで一致を見たのは、
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「胎内記憶」という概念で本当に伝えられるべき事は、
「子供が親を選ぶ」という信じる事ではなくって
(もちろん、それはそれで良いのですが)、
「物事には見方によって様々な考え方があるので、
自分にとって前向きになれるものを受け入れて行きましょう」
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という事。
僕は
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「捉え方」によって印象の異なる「胎内記憶の曖昧さ」が、
日本の「わび・さび」とつながる部分があり、
とても日本的な考え方
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だなぁと思うんです。
主に一神教のキリスト教を文化の背景にしている欧米では、
「Yes」か「No」かの二者択一論が大勢を占めます。
カナダのバンクーバーで4年近く過ごした経験からも、そう感じます。
しかし、
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八百万(やおよろず)の神を認め、
仏教、儒教、神道、キリスト教など様々な神が入り乱れる日本では、
本来、「曖昧な多様性」が受け入れられる素地がある
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と思うんです。
日本人はすべての物事をクリアにするというよりも、
色々と曖昧なままにしておく傾向が多々ありますが、
これは決して悪い事ではなく、日本人が古来から持っている特性で、実は
【受け入れ間口が広い】
という点で素晴らしい。
これが、「胎内記憶」という、非科学的でファンタジーな考え方が、
割と多くの日本人に受け入れられている理由の一つでは
ないかなぁと思います。
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◆ 【自主上映会】のご案内 (6月中旬〜6月下旬)
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先週・先々週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!
福岡県北九州市(7/2) 神奈川県横浜市(7/5) 大阪府高槻市(8/9)
兵庫県豊岡市(8/19) 佐賀県上峰町(8/19) 愛知県名古屋市(8/20)
神奈川県横浜市(10/6)
☆ 6月中旬〜6月下旬の上映は以下の日時・場所で行われます ☆
赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。
◆【6/14(木) 10:00〜 複数回 大阪府東大阪市】 ※ ママ
主催:ひびき福祉会
石田義博/06-6618-3181/siensent@circus.ocn.ne.jp
◆【6/17(日) 9:00〜 栃木県宇都宮市】 ※ 無料
主催:城山地区青少年育成会/井上五十七子/090-2433-5177
kd6y-usi@asahi-net.or.jp/関係者用上映だが一般申し込みも可
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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。
★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html
★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html
★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html
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◆ あとがき 娘は『うまれる』の「福利厚生」です
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現在、『うまれる』にほぼ常勤しているスタッフは2名おりますが、
2人も娘の詩草(しぐさ)をとても可愛がってくれています。
彼らはフルタイムではなく、
他の仕事をしながら手伝ってもらっているのですが、
他の仕事の現場では、ストレスが溜まってしまっても、
それを癒す場所はないそうです。
でも、そんな中、オフィスに来て、
詩草が笑って、踊って、大きな口を開けてご飯を食べ、
「抱っこ〜」とせがんでくる姿にはとても癒されるようで、
スタッフの秋田直器は
【詩草は『うまれる』の福利厚生だ】
と言っていました(笑)。
うまい事いいます☆
これまでの日本の労働環境は、
子育てと明確な線を引き、労働と子育てを別々の場所で遂行する
ことで、「効率」と「生産性」という部分を重視してきましたが、
いまの日本の経済環境を鑑みると、
その辺りは考え直す必要がある気がしています。
子どもが職場にいる事は、
程度によっては「効率」が良くない場合はあるかもしれませんが、
労働環境だけでなく、「生活環境」まで範囲を広げれば、
人生の「効果」と「生産性」は高まるのではないかと思いますし、
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働く場所が楽しくて、働きやすくて、
やりがいがある方が、人は伸びる
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んじゃないかなと思います。
また、
人の労働パフォーマンスを見る際に、仕事に従事している
時だけを見ていると、判断を誤る可能性もあります。
労働というのは「人生」、「生活」の中に位置するものなので、
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「生活」の中での精神状態が良くなければ、
労働パフォーマンスに影響する
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からです。
「そんなものに影響されないのがプロだ」
という意見もあるかもしれませんが、
人間は感情を持った生き物。
感情を押し殺しすぎて仕事をするのは、
全体的に見た場合の、その人の人生に影響してしまうと思うんです。
これは様々なご意見があると思いますが、
「恋人と喧嘩したから仕事に集中できない」
なんて、僕は人間的で好きです (笑)。
そこで理解を示し、助けになる事で、精神的に
落ち着いて良いパフォーマンスを発揮してくれるような気もします。
プレッシャーとストレスを与えすぎて、
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いまの日本では精神疾患を持ってしまう方が増えていますが、
これは人を人間扱いせず、機械と同じように
作業場での労働パフォーマンスを主に評価している
事も原因の一つとしてある
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のではないかと思うのです。
そのためには、
リーダーが人間として成長しなきゃいけないし、
人に共感できる感性を養う事が必要
なんだよな、と思い、
いつも気を引き締めています。
監督・父
豪田トモ
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