2012/04/23 vol.139 http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは。
映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです。
お元気ですか?
皆さま、鎌仲ひとみ監督をご存知でしょうか?
放射能汚染や原発についてのドキュメンタリー映画を
作り続けている方で、難しいテーマに長らく向き合われている、
という点で個人的に尊敬しています。
以前、対談もさせていただきました。
http://www.spiritualvoyagers.jp/interview_vol044.html
福島原発事故以来、オピニオン・リーダーとしても活躍されており、
彼女のツイッターのフォロワーは25,000人以上!
これはドキュメンタリー作家としては驚くべき多さです。
鎌仲監督はデビュー作「ヒバクシャ」(2003)で、
イラクやアメリカ、そして現在の広島に今も残る放射能汚染について、
「六ヶ所村ラプソディー」(2006)では
放射性廃棄物処理工場が建設された青森県六ヶ所村の人々を中心に、
10年後、もしくは隔世遺伝でやってくる放射能の恐怖について、
「ミツバチの羽音と地球の回転」(2010)では
瀬戸内海の原発建設と環境大国スウェーデンの原子力に頼らない
エネルギー政策から日本が歩むべき道を示しており、
アプローチの仕方は僕と全く違いますが、
お伝えしたいメッセージは命・家族・絆の大切さで、
「うまれる」と同じです。
★傑作ドキュメンタリー「ヒバクシャ」は
以前ご紹介させていただきました。
http://www.umareru.jp/blog/2011/12/post-618.html
そして最新作「内部被ばくを生き抜く」では、
福島原発事故とそれに伴う放射能汚染という、
避けられない不安と現実の中で、
どのようにして私たちは生き抜いていかなければならないのか、
という点について大きなヒントを掲示しています。
誰にとっても内部被ばくは気になると思いますが、
【放射能は身体が小さいほど悪影響が認められる】ため、
特に僕のような小さい子供のいるパパやママにとっては、
切実なテーマであります。
中には眼を反らしたくなるような事実もありますが、
我が子、そして家族を守るためにも、
本作を見て、感じ、そして行動していただきたいと思います。
「内部被ばくを生き抜く」は
4月28日よりDVD販売が開始です。
http://www.naibuhibaku-ikinuku.com/
※ 渋谷UPLINKにてトークショー付上映もあります。
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◆ 目次
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├ 【取材】「骨髄バンク」を日本に作った女性
├ 【自主上映会】のご案内
├ あとがき ああ、恋しいぱいぱい
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◆ 【取材】「骨髄バンク」を日本に作った女性
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「骨髄バンク」
という言葉を聞かれた事はあるかと思いますが、
それを設立したのが、一般女性だという事はご存知でしょうか?
先日、日本に骨髄バンクを作られた大谷貴子さんに
お話を伺いました。
これまでにいくつかドキュメンタリー番組も作られ、
彼女のストーリーはドラマ化もされているので、
ご存知の方も多くいらっしゃるかもしれません。
いったい、どんな女性なのだろう?
と思っていましたら、
「とってもノリの良い、チャキチャキの関西人」
という感じのお姉さまでした(笑)。
そして、ちょっっっぴり、女優の天海祐希さんに似ています♪
● 白血病から生還
大谷さんは、自身が骨髄移植をした経験者。
約25年前、大学院生だった頃に、突然、白血病の宣告を受けます。
白血病とは、
血液細胞のがんで、
血液をつくる骨髄の中で白血病細胞が増殖し、
正常な造血機能が低下するために起こる病気。
毎年約5,000人が発祥し、
年齢に関わりなく、
老若男女の誰のみにも起こりえます。
夏目雅子さん
本田美奈子さん
アンディ・フグさん(格闘家)
などは白血病の犠牲者で、
渡辺謙さんはサバイバー。
現在は
フリーアナウンサー大塚範一さん
が闘病中です。
● 骨髄バンクがあれば、助かったかもしれない。。。
「生き残れる確率は1%。。。」
骨髄バンク設立者の大谷貴子さんは
奇跡的に母親とマッチした事から生還しました
(血の繋がった親子でもマッチする事は稀です)。
しかし、
病院で同室だった中学生は死去。
当時は骨髄バンクがなかったので、
家族・親戚くらいしか選択肢がなく、
マッチする人が見つからなかったのです。
「アメリカのように骨髄バンクがあれば、助かったかもしれない。。。」
退院後、大谷さんは自身のミッションに奔走し、
約3年後、紆余曲折を経て、
日本で初めての日本骨髄バンクを設立
します。
● 骨髄バンクで14,000人の命が救われた
現在、骨髄バンクには
・約40万人が登録し、
・これまでに約14,000人の移植が成立
しています。
つまり、
【ごくごく普通の一般女性が14,000人の命を救った】
のです。
これは本当に凄い事ですよね。
● 移植日を「誕生日」
大谷さんにお会いすると、
「ああ、この人だから、このパワーがあるから、
この繊細さがあるから、出来たのだろうな」
と思わされる清らかで強い人間性を感じます。
ちなみに、白血病から生還した人たちは、
【移植日を誕生日】と呼ぶ方もいらっしゃるそうです。
● 実際に移植が成立するのはマッチングの約半分
お話を聞いていて意外だった事は、
いまでは骨髄バンクのおかげで、
たとえ白血病になったとしても、
9割方の確率でマッチングする
そうです。
しかし、
【実際に提供が成立するのは55%。。。】
理由は、
家族に反対され、
子どもを預けられない、
会社を休むことが出来ない、
いざ連絡がきたら、怖くなって、、、
など。
つまり、理由がどうあれ、
助かるかもしれなかった45%の
命が天に戻られてしまう、、、
という事で、
そしておそらく、
マッチングしたものの提供できなかった人の心中も
悔しさと無念さでいっぱいでしょう。
これは、骨髄提供への理解不足とサポート不足から
来るものかもしれませんので、今後の働きかけによって、
変わって行くかもしれません。
まだまだ、大谷さんの旅は続きそうです。
そして、僕も何かお手伝いできることがあったら、
積極的にさせていただきたいと思っています。
大谷さんのお話、
いつか映画に出来たら嬉しいなぁー!
なお、
骨髄バンクの登録は、
以下のサイトから行えますし、
献血ルームで行う事も出来ます。
http://www.jmdp.or.jp/reg/about/requirement.html
※ ガン、白血病、骨髄バンクなどに関する情報、体験談など
ございましたら、こちらにメールいただけると幸いです。
info@umareru.jp
◆ 大谷貴子さんプロフィール
http://www.tau.ac.jp/festival/PDF/ootani_prof.pdf
◆ 情熱大陸
http://www.youtube.com/watch?v=Viro2EKYaGs
◆ 日本骨髄バンク
http://www.jmdp.or.jp/
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◆ 【自主上映会】のご案内 (4月下旬〜5月上旬)
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☆ 4月下旬〜5月上旬の上映は以下の日時・場所で行われます ☆
赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。
◆【4/28(土) 10時〜 複数回 愛知県名古屋市】 ※ ママ
主催:前田助産院/前田弘子/052-486-1761/m.hiroko@la-cuna.net
ボランティアスタッフ募集中
◆【4/29(日) 10時35分〜 福岡県福岡市】 ※ ママ
http://seimeifo-ramu.blogspot.jp/
江口麻緒/092-572-8808/maoeguchi222@gmail.com
※ 産科医・池川明先生の講演会あり
◆【4/30(月) 14時〜 栃木県小山市】 ※ ママ ※ 無料
アグレッシ部@UTUNOMIYA/鈴木 章弘/0285-35-2062/
suzuki@zoo-creates.jp/ブルーレイ上映/ボランティアスタッフ募集中
◆【5/6(日) 10時〜、13時30分〜 神奈川県横浜市】 ※ ママ
http://kirakiramammys.blog.fc2.com/持田三貴子
090-5329-0781/azamino.umareru@gmail.com/ボランティアスタッフ募集中
※ 監督・豪田トモの講演会あり
◆【5/6(日) 10時〜、13時30分〜 岐阜県関市】 ※ ママ
主催:岐阜県助産師会中濃地区河合昭子/0575-31-0703
kunotorimidwifery@shore.ocn.ne.jp/ボランティアスタッフ募集中
◆【5/6(日) 10時30分〜 高知県高知市】 ※ ママ ※ 無料
主催:スマイル・サポート/山下 君江/090-1173-7032
urumu-sea@mc.pikara.ne.jp/バリアフリー版上映
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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。
★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html
★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html
★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html
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◆ あとがき ああ、恋しいぱいぱい
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娘・詩草(しぐさ)は
理想的におっぱいを卒業したものの、
やっぱり恋しいらしいんです。
時折、妻の上半身をまさぐっては
「ぱいぱい、なーい!」
と、すっかり普通仕様のサイズ(笑)に戻った胸を見て、
嘆き悲しんでいます。
そんな娘、先日妻がお風呂に入っていた時、
床に置いてあったブラジャーを覗き込んでいました。
「ぱいぱい、なーい!」
ああ、幸せ♪
監督・父
豪田トモ
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