2012/04/16   vol.138              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは。

映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです。

お元気ですか?


「地域を越える! 人がつながる!」をコンセプトに、
DVD化をせずに自主上映会を開始して
ちょうど一年になりますが、

とっっってもありがたい事に、


【先週・今週とで過去最高の17ヶ所からお申込】


をいただきました!!

4月に入ってから正式決定した上映会です。

東京都練馬区(4/28)
神奈川県藤沢市(5/5)
奈良県天理市(5/19) 
千葉県千葉市(6/9)
栃木県野木町(6/23) 
愛知県大府市(6/30) 
長野県諏訪市(7/1)
愛媛県四国中央市(7/8)
大阪府大阪市(8/5) 
東京都港区(8/11)
兵庫県西宮市(8/11) 
東京都東村山市(9/8)
岐阜県瑞穂市(9/16)
東京都足立区(9/23)
茨城県鹿嶋市(9/25)
新潟県新潟市(9/29) 
長野県白馬村(11/2)



上映会終了後は、主催者様に報告書をお送りいただくのですが、
以下のような嬉しいコメントをたくさんいただいています。


「自主上映会を開催して70代の父に誉められました。
今まで2回しか誉められた事なかったけれど、
これで3回目になります(笑)」


「田舎暮らしに憧れて引っ越したものの、知り合いもいなく
退屈な日々でしたが、自主上映会を開催してから、
たくさんのつながりが出来ました!」


「来ていただいた多くの皆さまに”ありがとう”と言われた。
本当はお越しいただいて”ありがとう”なのに」


「いままで流産や不妊の経験や親との不和を人に
話せなかったけれど、上映会を開催した人とは何でも話せる、
生きるのがとても楽になりました」


お話を伺って驚いたのは、

上映会を申し込まれた人の多くが、



他の方が主催した上映会に参加し、

そこで上映会を開催している方々の輝く姿を見て、

「わたしもやりたい!」と心を動かされた事



でした。

見よう見まねで始めた上映会活動ですが、
人とのつながり・絆の大切さを改めて感じる毎日です。


★ 自主上映会の概要はこちらから
http://www.umareru.jp/everycinema.html



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◆ 目次
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├ 【取材】「命の授業」に見る子どもの心の変遷
├ 【自主上映会】のご案内
├  あとがき   映画『八日目の蝉』


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◆【取材】 「命の授業」に見る子どもの心の変遷
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先週ご紹介させていただきました、
子どもホスピス「海のみえる森」の代表・甲斐裕美さんが
ずっと続けているのが、


学校での「命の授業」。


「命の授業」は『うまれる』にもご出演いただいた
バース・コーディネーターの大葉ナナコさんも「誕生学」として、
「生まれる素晴らしさ」をテーマに行われていますが、


甲斐さんがお話されているのは、「死」についてです。


先日ご紹介した、在宅ホスピス医の小澤竹俊先生のもとで
ホスピス・ボランティアを体験したことをもとに、


「”死”という誰もが逃れられない現実から

どうやって生きて行くのか?」


という事についてのお話をされています。


最初のうちは、

「学校で「死」について話をするのは縁起が悪い」

などと言われて受け入れてもらえなかったようですが、
その試みは10年を経過し、今では20人ほどの講師陣を抱え、
【毎年50校程度で講演】をするようになっているそうです。


子どもたちに「死ぬこと」「看取ること」などについての
お話をされるそうですが、


面白いのが、前後のアンケート内容が大きく変わること。


亡くなる時にかける言葉が、

「死なないで!がんばって!」

だったものが、授業で、人が亡くなるということ、
その人の気持ち、支える家族、など、今まで子どもたちが
あまり考えたことのなかった視点について話をすると、


「がんばったね。ありがとう。ずっと家族だよ」


など、相手を受け入れ、ねぎらうものに変わります。



産まれること、生きること、死ぬことは、
全く別物のようでいて、螺旋階段のように密接につながっています。


『うまれる』ことと「死ぬ」ことを考えること、
そして感じることは、豊かに「生きる」上でとっても大切なこと。

そしてそれは
「子どもだから分からない」ものでは決してないと思います。


※ 子どもホスピスや小児医療に関する情報などございましたら、
こちらにメールいただけると幸いです。

info@umareru.jp


◆ 甲斐さんの「命の授業」
http://www.ikiruchikara.org/irai.html


◆ 小澤先生の「ホスピスから学ぶいのちの教育」
http://www4.ocn.ne.jp/~zaitaku/inochi.html


◆ 大磯子どもホスピス「海のみえる森」
http://www.umimori.org/


◆ バース・コーディネーター、大葉ナナコさん
http://www.birth-sense.com/


◆ 「誕生学」
http://www.tanjo.org/



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◆ 【自主上映会】のご案内 (4月下旬〜5月上旬)
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☆ 4月下旬〜5月上旬の上映は以下の日時・場所で行われます ☆


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。



◆【4/22(日) 14時〜、17時〜 大阪府東大阪市】 ※ ママ
NPO法人 コリアサポートセンターアイ/高英治/ブルーレイ上映
090-9697-0510/jyongeui@ybb.ne.jp無料託児サービスあり(事前予約)


◆【4/28(土) 10時〜 複数回 愛知県名古屋市】 ※ ママ
主催:前田助産院/前田弘子/052-486-1761/m.hiroko@la-cuna.net
ボランティアスタッフ募集中


◆【4/29(日) 10時35分〜  福岡県福岡市】 ※ ママ
http://seimeifo-ramu.blogspot.jp/
江口麻緒/092-572-8808/maoeguchi222@gmail.com

※ 産科医・池川明先生の講演会あり


◆【4/30(月) 14時〜  栃木県小山市】 ※ ママ ※ 無料
アグレッシ部@UTUNOMIYA/鈴木 章弘/0285-35-2062/
suzuki@zoo-creates.jp/ブルーレイ上映/ボランティアスタッフ募集中


◆【5/6(日) 10時〜、13時30分〜  神奈川県横浜市】 ※ ママ
http://kirakiramammys.blog.fc2.com/持田三貴子
090-5329-0781/azamino.umareru@gmail.com/ボランティアスタッフ募集中

※ 監督・豪田トモの講演会あり


◆【5/6(日) 10時〜、13時30分〜  岐阜県関市】 ※ ママ
主催:岐阜県助産師会中濃地区河合昭子/0575-31-0703
kunotorimidwifery@shore.ocn.ne.jp/ボランティアスタッフ募集中


◆【5/6(日) 10時30分〜  高知県高知市】 ※ ママ ※ 無料
主催:スマイル・サポート/山下 君江/090-1173-7032
urumu-sea@mc.pikara.ne.jp/バリアフリー版上映



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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



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◆ あとがき  映画『八日目の蝉』
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愛人の赤ちゃんを誘拐して3年半育てた女性の逃亡劇と、
事件後、大人になった女児が後遺症に苦しむ姿を描いた、
日本アカデミー賞受賞作。

母性と育児、親子関係をテーマにしている事もあって
興味を持って、見始めましたが、最初のうちは

「暗いぞ。。。」

という印象 (笑)。


「ネガティブで暗い作品」=「深くて良質な作品」


と思われる傾向に、いつも違和感を覚えている僕は、

「ああ、また暗い映画が評価されてるんだぁ。。。」
と正直、少し残念に思いながら、観ていましたが、
次第に


・永作博美さんの超絶演技と、
・親子関係の連鎖についての物語に魅了


されていきました。

赤ちゃんを誘拐して育てるなんて、
実の親の立場からしたら、とんでもない事だけれど、

一方、その赤ちゃんを自分の子のように育てていた
母親が、その子を「かけがえのない存在」だと思い、
今までに感じた事のないような幸せを感じ、
引き裂かれる事に半狂乱になる気持ちも分かり、

最後には何だかよく分からない涙が出ていました。


この作品は赤ちゃんを誘拐した女性を演じた、
永作博美さんの演技力と存在感が非常に大きいですね。


ああ、永作さん、あなたは何て演技がうまいんだろう。。。

いつか、一緒に仕事させてください☆


映画『八日目の蝉』
http://tinyurl.com/6sbfwl9



監督・父
豪田トモ


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