2012/03/06   vol.132              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは。
映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです。
お元気ですか?


最近、妻が悩んでいます。


「断乳」すべきか、せざるべきか。。。



「おっぱいの飲み終え」に関しては、

子どもが自分から止める「卒乳」というものと、
親が止めさせる「断乳」というものがあります。


1歳を過ぎると自然と「卒乳」する子が多いようですが、
お子さんによっては3歳を過ぎても飲んでいる子も
いらっしゃるようです。


娘の詩草(しぐさ)は1歳3ヶ月を過ぎましたが、
まだまだ、おっぱいを止める気配はなし。むしろ、


大好き♪


です(笑)。


元々、娘の意志を尊重するためにも「断乳」よりも「卒乳」と
考えていたのですが、最近はおっぱいを飲み続ける弊害が
目立ち始めています。


たっぷりおっぱいを飲むので、
以前は興味深く食べていた食事を
最近は、ほとんど全く食べなくなってしまっているんです。


保育園でも、ご飯を食べさせるのに大変な思いを
しているようで、身体形成と健康への心配が。。。。


体調が優れない時に「おっぱい〜」と頼る事はもちろんあると
思いますが、今の詩草は、そろそろおっぱいと離ればなれに
なることを察しており、ますます、おっぱいにはりついています(笑)。



また、寝かせ付けや夜泣きもおっぱいで対応しているのですが、
そうすると非常に不安定な姿勢になってしまうので、
悲鳴を上げ始めているのが妻の身体。


腰や背中、肩に強い痛みを感じ、
日常生活を送るのがしんどそうです。



映画『うまれる』ご出演いただいた伴まどかさんは、
第2子の出産を機会に、映画で産まれたまどかちゃんに
「断乳」をされたそうですが、その後、食事の種類が増え、
よくお話も出来るようになったと語られていました。

2週間ほど「おっぱい〜、おっぱい〜」と、
泣き叫んでいたそうですが。。。


それを聞いた妻が悩んでいます。

おっぱいを飲んで幸せそうにしている姿は愛おしいし、
みんな通る道とは分かりつつ。。。


「断乳」すべきか、せざるべきか、それが問題だ。。。



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◆ 目次
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├ ホスピスの取材
├ 【自主上映会】2012年1月度・都道府県別鑑賞者数ベスト20 
├ 【自主上映会】のご案内
├  あとがき  「海のみえる森・コンサート&講演会」のお知らせ


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◆ ホスピスの取材
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● 安らかで尊厳に満ちた死を迎えたい


「ホスピス」


という言葉を聞いた事はありますか?


僕はこれまで「何となく聞いた事はあるけど、詳しくは知らない」
という感じでした。

実は『うまれる』という映画は、元々は


★ 人が産まれるまで

と平行して

★ 人が亡くなるまで


を描く企画としてスタートしました。



産まれること、

生きること、

死ぬことは、

全く別物のようでいて、

螺旋階段のように密接につながっています。


しかし、妊娠・出産周りの世界があまりにも広く深かったため、
「死」という側面は、死産というテーマ、そして虎ちゃんの
ストーリーに転化させていただく事で、「いつか別の作品で」
という事になりました。


そのような背景もあり、現在、次回作の候補の一つとして、
以前から注目していたホスピスの取材を
進めさせていただいております。


ホスピスとは、

・(原則的には)【余命が6ヶ月以内と推定】された

・末期ガン患者やエイズ患者の方へ

・苦痛の緩和を中心とする治療・ケアを

・病院・施設、または在宅で行う医療

のことを言います。


残念ながら、現代の医療ではもう助からないという状態に
なってしまったものの、


最後の時までを少しでも快適に生き、
安らかで尊厳に満ちた死を迎えたい、


と望む患者さんをサポートされています。


特にガンは、6割の方が強い痛みを感じ、
生活に支障をきたすもの。

「緩和ケア」は人間的生活を営む上で、
今後、さらに注目される医療と言えるでしょう。


● 着実に増えているホスピス施設


日本のホスピスの歴史はまだとても浅いと言えます。

1973年にホスピスの原型となるものができ、
1981年に浜松の聖隷三方原病院で初めて緩和ケア病棟が開設。

そして、完全独立型としてのホスピスが初めて完成したのは、
1993年でした。



僕が産まれたのが1973年で、
小学校に上がったのが1980年。

そして大学に入ったのが1992年ですから、
自身の成長とホスピスの発展とを、何だか重ねてしまいます(笑)。


ホスピスは10年前には10カ所程度しかなかったようですが、
現在は全国に約200カ所ありますので、
少しずつ、日本社会に受け入れられつつあるようです。


● 家で看取る


今は、ほとんどの方が病院で亡くなる時代ですが、
今後は、在宅を中心に終末期医療が広がっていかざるをえない
状況にもあるようです。


現在の年間の死亡者数は約120万人ですが、
団塊世代の方々が老いる年齢になると、


年間150万人以上の「多死時代」に


なります。

病院のベッドがどんどん足りなくなってしまう事は明らかで、
終末期の患者さんは、


救急車で搬送されたとしても受け入れが困難になる


可能性がとても高くなってしまうです。

数年前に出産受け入れ施設がなく「たらい回し」という言葉が
メディアをにぎわせたのと同じ状況が起きるとか。。。



そこで注目されるのが「家で看取る」ということ。



僕の両親は1946〜47年生まれの団塊世代。
全く人ごとではありません。


次回は在宅ケアをされているホスピスの先生への取材を
ご報告します。



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◆ 【自主上映会】2012年1月度・都道府県別鑑賞者数ベスト20 
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先月度締めの
都道府県別の累計入場者数ベスト20が集計されました。

1東京
2沖縄・・・人口では31位
3神奈川
4愛知
5長野・・・人口では16位
6大阪
7埼玉
8新潟
9千葉
10北海道
11兵庫
12岐阜
13福岡
14岡山
15京都
16秋田・・・人口では37位
17   群馬 (↑+14)
18山形 (↓-1)・・・人口では33位
19三重 (↓-1)
20宮城 (↓-1)
20熊本 (↓-1)


(↑)先月からアップ
(↓)先月からダウン
マークなし・・・先月と変わらず


今月は珍しく16位まで順位は変わっていませんが、
17位に群馬県が入ってきました☆

来月はどうなっているでしょー?



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◆ 【自主上映会】のご案内
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先週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

栃木県宇都宮市(4/30) 群馬県高崎市(6/2)  栃木県那須塩原市(6/10) 
広島県広島市(6/24) 山形県寒河江市(8/26)


☆ 3月中旬〜下旬の上映は以下の日時・場所で行われます ☆


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。



◆【3/9(金)10:30〜、14:00〜 愛知県豊田市】 ※ ママ
主催:VIP bebe/http://ameblo.jp/vip-bebe/
川合 彩香/080-6952-2106/aya_to_u831@yahoo.co.jp

※ 予約受付終了していますが、ボランティアスタッフさんを募集しています


◆【3/10(土)10:30〜 兵庫県神戸市】 ※ ママ ※ 無料
主催:神戸市看護大学コラボセンター
古谷/078-794-8080


◆【3/10(土)10:30〜 兵庫県神戸市】 ※ ママ
主催:社会福祉法人 かがやき神戸/関係者限定上映(一般申込も可)
三木 菜津子/078-582-4431/nmiki@kagayaki-kobe.jp


◆【3/11(日)詳細は主催者まで 愛知県設楽町】 ※ 無料
主催:設楽保健福祉センター
今泉/0536-83-2665/hoken@town.shitara.aichi.jp


◆【3/17(土) 11時〜 複数回埼玉県さいたま市】 ※ママ
主催:スマイル・ポット/http://moa2.cocolog-nifty.com/blog/ 
植村理絵/048-877-7330/s_pot2010@yahoo.co.jp/ブルーレイ上映


◆【3/18(日) 13時〜東京都千代田区】 ※ 無料
主催:NPO法人コドモ・ワカモノまちing
秋山 奈緒/03-5834-8870/n-akiyama@k-w-m.jp


◆【3/18(日) 10時〜、13時半〜 富山県富山市】
主催:sky・はーと/http://ameblo.jp/marina-ku/entry-11143814169.html
森田 麻里奈/090-6813-8628/umareru.toyama@gmail.com


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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。


★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



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◆ あとがき  「海のみえる森・コンサート&講演会」のお知らせ
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子どもホスピス「海のみえる森」さんが、
命を考える、とっても魅力的なイベントを開催されます。


◎ 内容: 

小児科医・細谷亮太氏の講演(聖路加国際病院副院長)
「富岳会」による和太鼓演奏

◎ 日時:2012年3月24日(土) 19:00〜21:00(開場18:30)

◎ 場所:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野2-9-7)

◎ 料金:前売2,500円、当日3,000円 ※学生 : 1,500円

◎ ホームページ: http://www.umimori.org/news/

◎ 担当 : 財団法人海のみえる森・井上さん


ご興味ある方は、
「代表者氏名、住所、電話番号、希望枚数」を明記の上、
以下のアドレスにファックスもしくはメール送信を☆


電話 : 080-5078-1822 / FAX : 0463-60-3855
メール : akemi-inoue@umimori.org


僕たちも家族でお伺いする予定です。


監督・父
豪田トモ


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