2012/02/27   vol.131              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは。
映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです。
お元気ですか?


2月25日で39歳になりました!


ちょうどWOWOWで「ジョン・レノン、ニューヨーク」
というドキュメンタリーを見ていたのですが(あとがきで後述)、

アメリカでイクメンが増えたきっかけにもなったと言われている、
歌手の


ジョン・レノンは、40歳で亡くなっている


んです。

「人生80年」と考えたら、40歳はちょうど半分。
人生前半戦の最終年を楽しみたいと思います。


色々ありましたし、
色々ありますが、

産まれて来て、
生きていて本当に良かったです。


お父さん、
お母さん、
命を授けてくれて、ありがとう!



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◆ 目次
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├ 乳児院から養子に行った男の子の話
├ 【自主上映会】「協賛・後援」のページを強化しました!
├ 【自主上映会】のご案内
├  あとがき  映画「ジョン・レノン、ニューヨーク」


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◆ 乳児院から養子に行った男の子の話
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乳児院の職員さんに聞いた話です。


ある理由があって
乳児院にやってきた産まれたての男の子。

感情的なつながりも強く、
まるで我が子のように育てていたそうです。


そして、3歳になった男の子は、



特別養子縁組で、ある家庭に行く事が決まりました。



養子に行くという事は、乳児院を出て、
別の大人たちと家族として暮らすということ。。。



すると、その男の子は、
いままで面倒を見て来てくれた、仲の良かった職員さんたちと


一切のコンタクトも拒否するようになった


のだそうです。

いままで何度もせがんできた抱っこも、
手をつなぐことも、寝かしつけも、


すべて拒否した


のです。

おそらく、
小さいながらも事情を察したのでしょうね。

彼なりの方法で複雑な感情面にけりを付け、
新しい家庭に向けて旅立って行ったそうです。

いまごろ、その男の子は
成人を迎えているそうです。


何だかとても、
印象に残ったお話でした。



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◆ 【自主上映会】「協賛・後援」のページを強化しました!
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自主上映会を支援いただくための協賛・後援につきましては、
ご自由に獲得いただいて良い事になっておりますが、
この度、協賛の獲得方法などをまとめたページを作りました。

以下よりご参考くださいませ。
http://www.umareru.jp/everycinema-kyousan-1.html



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◆ 【自主上映会】のご案内 (3月上旬〜3月中旬)
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先週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!

大阪府東大阪市(4/22) 群馬県高崎市(5/26) 神奈川県横浜市(5/27)
大阪府東大阪市(6/14) 東京都目黒区(7/8) 千葉県市川市(12/1)


☆ 2月中旬〜下旬の上映は以下の日時・場所で行われます ☆


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


◆【3/3(土) 9:00〜 複数回 山梨県韮崎市】 ※ ママ ※ 無料
主催:韮崎市子育て支援センター&うまれる上映実行委員会
長谷川 夏生/055-123-7676/ kosodate@mail.nirachibi.jp


◆【3/3(土) 詳細は主催者まで 新潟県新潟市】 
新潟大学医学部保健学科 渡邊岸子/025-227-0967/
http://ameblo.jp/nursecare/mama1banboshi@ksf.biglobe.ne.jp

※ 監督・豪田トモの講演会あり


◆【3/3(土) 13:40〜 新潟県新潟市】 ※ ママ
主催:金宝寺/朝倉 奏/090-7406-0095/atoko58@k4.dion.ne.jp

※ 監督・豪田トモの講演会あり(12:45〜)


◆【3/4(日) 10:30〜 複数回 埼玉県上尾市】 ※ ママ
主催:上尾に「まちの映画館」をつくる会/http://tinyurl.com/7gns972
兵藤/070-5571-6483/ageocinema@gmail.com/バリアフリー上映


◆【3/4(日) 13:00〜 新潟県新潟市】
http://kirakira.genki365.net/ブルーレイ上映
永石 美穂/025-248-2220/kirakira1@syakyo-niigatacity.or.jp

※ 産科医・池川明先生と監督・豪田トモとの対談あり


◆【3/4(日)10:00〜 複数回 山梨県苗吹市】 ※ ママ
主催:NPO法人 Happy Space ゆうゆうゆう
星合深妃/ 055-261-0218/hiroba@yuyuyu.org


◆【3/4(日)詳細は主催者まで 東京都国分寺市】 ※ ママ
主催:有限会社 母と子のサロンhttp://familysalon.net/
ファミリーサロン/042-326-2414/y_familysalon@ybb.ne.jp


◆【3/9(金)10:30〜、14:00〜 愛知県豊田市】 ※ ママ
主催:VIP bebe/http://ameblo.jp/vip-bebe/
川合 彩香/080-6952-2106/aya_to_u831@yahoo.co.jp

※ 予約受付終了していますが、ボランティアスタッフさんを募集しています


◆【3/10(土)10:30〜 兵庫県神戸市】 ※ ママ ※ 無料
主催:神戸市看護大学コラボセンター
古谷/078-794-8080


◆【3/10(土)10:30〜 兵庫県神戸市】 ※ ママ
主催:社会福祉法人 かがやき神戸/関係者限定上映(一般申込も可)
三木 菜津子/078-582-4431/nmiki@kagayaki-kobe.jp


◆【3/11(日)詳細は主催者まで 愛知県設楽町】 ※ 無料
主催:設楽保健福祉センター
今泉/0536-83-2665/hoken@town.shitara.aichi.jp


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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。

★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



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◆ あとがき  映画「ジョン・レノン、ニューヨーク」
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※ 以下の記述は正確に調べたものではないので、
もしかしたら年号など流れが若干、間違っているかもしれません。


ザ・ビートルズの中心メンバーであった
ジョン・レノン。

彼は


産みの親に育てられず、

かなり鬱屈した青春を過ごしていた


のはご存知でしょうか?


父親は失踪し、
素行に問題のあった母親には育てられず、

母親の姉に育てられます。

その後、産みの母と再会しますが、
彼女は子どもを3人育てていました。


「なぜ自分だけ育ててもらえないのか。。。」


複雑な心境を抱きつつも、ようやく出会えた母親とは頻繁に
連絡を取り、そして音楽を教えてもらいます。

そんな彼女もジョンが18歳の時に交通事故で死亡。


ジョンの心には、深く強烈な喪失感が刻み込まれ、
特に若い頃は酒やドラッグに溺れていた事もあったようです。



そのジョンを救ったのが、オノ・ヨーコ。



彼女は何かと揶揄される事も多いようですが、
ニューヨークの前衛アーティストであった彼女は、
ジョンに新しい出会いと芸術的刺激だけでなく、
落ち着きと癒しをもたらしました。


そして2人は有名な「ベッド・イン」というパフォーマンスだけでなく、
得意の音楽と芸術を活かして反戦運動・平和活動を
していくのですが、FBIに「危険人物」としてマークされ、
盗聴や尾行など様々な嫌がらせを受けた上に、


「国外追放」を宣言されます。


そんなストレスフルな生活からのプレッシャーからか、
ジョンの「悪癖」が顔を覗かせ、2人の関係は破綻。
一時、距離を置く事に。。。


ジョンはニューヨークを離れてロサンゼルスへ行き、
音楽活動だけでなく、酒と暴力の日々を過ごすようになります。

しかしある時、目覚めた彼はニューヨークへ戻り、
そしてヨーコとも、よりを戻します。


1975年、ベトナム戦争がついに終結し、
ジョンの国外退去命令も破棄。


そして10月9日、

ジョンの誕生日に、

それまで何度か流産していたヨーコが

ついに2人にとって初めての子、

ショーンを出産します。



父親を知らず、
実の親に育てられていないジョンは、

長い間、
家族というもの、親になるということに対して、
疑念と不信感を抱いていたでしょう。


しかし、

ヨーコによって救われ、
流産という悲しみを2人で乗り越え、
待望の赤ちゃんが生まれてきてくれた事で、


「俺も父親業にチャレンジしてみよう!」


と思ったのではないかなぁと思います。


育つ環境の中で愛され方を知らなかったにも関わらず、
愛し方を懸命に模索し続けていたのですね。


僕も似たような経歴を持っているので、
とても良く分かります。



ショーンが生まれた翌年、
ジョンはレコード会社との契約が切れたことも幸いし、
音楽活動を休止。


「専業主夫」としての生活を開始


します。
当時のアメリカは、今のように男性が育児参加していた
わけではなかったようなので、
ジョンの選択は驚きをもって迎えられたようですが、

ジョンの影響もあってか、
現在のアメリカは「イクメン」である事が普通になっています。


「主夫」になったジョンの生活は、以前と180度変わり、
ミルクをあげ、パンを作り、水泳を教えると言ったものになり、

本当の幸せを感じられるようになったそうです。


ショーンが生まれて5年後の1980年に、
ジョンとヨーコはアルバム「ダブル・ファンタジー」を発表し、
シングル「スターティング・オーバー」で「やり直そう」と
宣言して音楽活動を再開。


反抗児だったビートルズ時代とは変わり、

「ウーマン」

「ビューティフル・ボーイ」

など、父親として、夫として、音楽を「やり直そう」と
取り組んでいた矢先のことでした。



1980年12月8日、

愛する家族と暮らすアパートの前で殺されてしまったのです。



暗い出生、辛い思春期を経て、
ようやく幸せを掴んだジョン。。。


そして、
最愛の夫を亡くした後も再婚をせずに
ジョンの「未亡人」であり続けているヨーコ。。。


映画「ジョン・レノン、ニューヨーク」は、
史上最も偉大なミュージシャンの一人であるジョン・レノンが、
ニューヨークの地で、普通の男性として、

夫であり、そして父親でありたいと願った記録を描いた
ドキュメンタリーではないかと思います。


いままでジョン・レノンと自分に共通点なんてあるわけないと思っていたけど、
意外なところにありました。



監督・父
豪田トモ


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