2012/02/07    vol.128              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは。
映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです。
お元気ですか?


娘の詩草(しぐさ)は1歳2ヶ月になりました。

おかげさまですくすく育っておりまして、
色々な事が出来るようになっています。

娘の最近のブームを紹介させていただきますと、、、


☆ お湯をつまんで食べること


☆ 食器をテーブルまで運ぶこと


☆ 童謡「だるまさん」の「アップップ♩」


☆ 人差指を口に置いて「シーっ」


☆ 顔を隠して(丸見えだけど)「ばぁー」


娘を見ていると、改めて


【「まなぶ」は「まねぶ」】


だなぁって思います。

彼女の行動の大半はママとパパのマネをしようとする
とこから始まっています。

お湯をつまんで食べるのはどこから来たのか知りませんが(笑)。


先日の食事中の事ですが、
少し柔らかめの白いご飯をフーフーと冷ましながら食べさせるのですが、
おっぱいをフーフーしながら飲んでいました(笑)。


よくよく考えたら、僕の映像作りも、意識的に、また無意識的に、
他の作品から「まねぶ」姿勢によって作られている部分は
多々あるように思います。

「キル・ビル」などで知られるクエンティン・タランティーノ監督は、
良い意味で「真似る巨匠」として知られています。


僕らの行動をちゃーんと見ていて、
少しでも近づこうとチャレンジしている娘の姿には、いつも感動します。

応援するぜ!

http://www.umareru.jp/blog/2012/01/post-649.html



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◆ 目次
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├ 【相談室】死産を経験した後、誰ともうまくいきません
├ 【自主上映会】 「予算」についてのページを見やすくまとめました!
├ 【自主上映会】のご案内
├  あとがき 新ママ雑誌「Neem」に父・娘で登場!


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◆ 【相談室】死産を経験した後、誰ともうまくいきません
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出産や育児、親子関係、パートナーシップなどについて、
ご相談を受けさせていただいております。

今回は愛知県の「猫背さん」という方からのご相談内容を
皆さまとシェアさせていただこうと思います。


ご相談内容は、

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妊娠8ヶ月での死産を経験した後、旦那様ともお子様とも、
また、地域のママさんたちとも良い関係を築けなくなってしまった。

子どもの死には意味がある。。。と本やネットで読んだけれど、
いまだに分からず、自分に何を教えようとしてくれたのか。。。
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というものです。

僕からのお返事は、ひじょ〜に長くなってしまったので、
一部抜粋させていただきます。


・流産・死産は戸籍が出ませんので、社会的には「産まれて来なかった」
という事になっていますが、赤ちゃんは間違いなく、
猫背さんのお腹の中で産まれ、そして一緒に生きていたお子さん
ですから、「我が子を亡くす」という想像を絶する体験をされたんです。


・いまは、自分の子どもが亡くなった事、周りの方々の理解不足、
ご自分を責める気持ち、また、理想と現実のギャップに対して、
「心が怒っている」状態であり、穏やかな気持ちになる事が出来ず、
自分でもよく分からないイライラ感が常にあるのだと思います。


・我が子を亡くされたんですから、悲しんで当然。泣き叫んで当然、
怒って当然。です。


・この「心の怒り」が、お子さまにカッとなってしまったり、
旦那さまや旦那さまのご家族、地域の方々に対して、
以前のように気持ち良く接する事が難しくなってしまった
根本的な原因です。


・子供やパートナー、親などの死によって深い悲しみを経験された方は、
次のような心の動きをされる方が多くいらっしゃいます。

1. 否認
現状を受け入れたくない気持ち

2. 怒り
「なぜ自分だけこんな目に会わなくてはならないのだ」という気持ち

3. 閉じこもり
他人と接しても理解してくれない、意味がないと思う気持ち

4. 受容
起きた事を受け入れ、共存と共に新しい自分に生まれ変わる


・悲しみから抜けるためには、

1.思いっきり泣く
2.誰かに話を聞いてもらう
3.心のサポートを受ける

の3つが必要です。悲しみを一人だけ乗り越えるのは難しいので、
周りの方々のサポートが必要になります 


・今後の人生でも厳しい局面はあるかもしれません。
やはりそれを乗り越えるのは夫婦の絆でしょうし、
今起きている大変な体験をご夫婦で乗り越えられると、
夫婦の絆は非常に固いものになります。


・つわりも胎動も感じず、お腹も大きくならない男性は、
父親の実感を持つのに数ヶ月を要するため、残念ながら、
「流産」というものが、女性が思う以上に「大事(おおごと)」だと
捉えにくい傾向にあります。


・おそらく旦那さまは、旦那さまがこれまで育って来た環境の中での
価値観で、「あまり泣きすぎるのは良くない」「早く忘れたい」
「明るく努める事が一番良いのだ」と感じているので、
そのような「現実」にいる男性に対して、
「気持ちを分かってくれない」「支えてくれない」と否定的になっても、
問題解決にはならないし、効果は限定的です。


・男性には男性なりの悲しみを処理する方法やタイミングがある
という事を理解してください。


・パートナーとの向き合い方は、まずは相手を受け入れることです。


・旦那さまの気持ちを聞いてみた事はありますでしょうか?

おそらく、猫背さんが悩まれているのと同じように、
旦那さまも悩まれているのではないかと思うのです。

流産・死産の経験をした時、女性は自分の感情を表し、
少なからず話を聞いてくれる時はありますが、
男性が流産に関して話を聞いてもらう機会はほぼ、一切ありません。


話を聞いてみると、猫背さんの知らなかった旦那さまの感情や感覚を
聞く事が出来、「ああ、そうだったんだ」と
相互理解が進む事は十分、ありえます。


・男性は女性に褒められ、頼りにされ、甘えられると力を発揮します!


・完璧な人間がいないように、完璧な親もいません。
しかし、子どもやパートナーとの日々の生活の中で、少しずつ、
より良い親になっていき、より良いパートナーになっていき、
より良い人間になっていくのだと思います。 


ご相談内容とお返事の全文は以下のブログからご覧くださいませ。
http://www.umareru.jp/blog/2012/01/post-645.html


ご相談はコチラから

http://www.umareru.jp/consultation-room.html



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◆【自主上映会】「予算」についてのページを見やすくまとめました!
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自主上映会は会場費や告知費用、入場料など10万円以上の
お金が動きますので、しっかりとした予算概念が必要です。

経済的ご負担の少ない上映会を目指していただくため、
「予算」についてのページを見やすくまとめさせていただきました。

以下のページをご参考くださいませ〜☆
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html#08_7



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◆ 【自主上映会】のご案内 (2月中旬〜2月上旬)
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先週は以下の場所で開催が決定いたしました。
皆さま、ありがとうございます!


鹿児島県徳之島(3/2)、岐阜県飛騨市(3/10)、岐阜県飛騨市(3/11) 
福井県おおい町(3/11)、兵庫県西宮市(3/17)、群馬県伊勢崎市(3/24)
千葉県市原市(3/27)、岐阜県関市(5/6)、神奈川県横浜市(5/6) 
新潟県新潟市(7/7)、滋賀県近江八幡市(7/8)、東京都北区(7/21)
兵庫県明石市(10/21)


赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


◆【2/11(土) 10:00〜、13:20〜 愛媛県松山市】 ※無料
http://www.coms.or.jp/kouza/2011/12/post.html/089-943-5777
松山市男女共同参画推進センター・コムズ 情報係/coms@coms.or.jp

※監督・豪田トモの講演会あり(四国で最後?)


◆【2/11(土) 11:00〜、15:30〜 神奈川県川崎市】 ※ママ ※無料
主催:有限会社アビリティ/石尾ひとみ/045-312-6377/
info@kodomonomori.com/関係者上映(一般申込も可)


◆【2/11(土) 14:00〜、19:00〜 新潟県阿賀野市】 ※ママ ※無料
主催:阿賀野市 男女共同参画市民参加型セミナー企画・実行委員会
渡邊寿恵/0250-62-2510/kikaku@city.agano.niigata.jp


◆【2/11(土) 13:00〜、16:30〜 岩手県盛岡市】 ※ ママ ※ 無料
主催:いわて母乳の会
及川真由美/019-601-3025/oikawa.mayumi@brown.plala.or.jp


◆【2/12(日) 10:00〜、13:00〜 広島県広島市】
主催:NPO法人e子育てセンター/tada@e-kosodate.net
http://e-kosodate.net/umareru/index.html/多田奈美/080-6309-3907/

※監督・豪田トモの講演会あり(中国地方で最後?)


◆【2/12(日)10:00〜 複数回 長野県岡谷市】 ※ ママ
主催:すわこ文化村
毛利正道/080-1040-7463/mouri-m@joy.ocn.ne.jp/ボランティア募集中


◆【2/12(日) 10:30〜、14:00〜 石川県金沢市】 ※ ママ ※ 無料
主催:自分を見つけるママの会Snigel m./川上 泉/090-5335-4140/
snigelm@infoseek.jp/託児室あり(要申込・午後)



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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。

★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html



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◆ あとがき 新ママ雑誌「Neem」に父・娘で登場!
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先週末に徳間書店さんより、ママ雑誌「Neem」が創刊されましたが、
男性の育児についてのコーナーで僕の事を取材していただきました。

76Pに掲載されています。

娘と一緒の笑顔写真があまりないので、
家宝として取っておきたいと思います☆

http://tinyurl.com/7w9hy82

羽田編集長、ありがとうございました!


監督・父
豪田トモ


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