2011/11/23    vol.119              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは。
映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです。


映画『うまれる』の中で出産された伴さん夫婦に、
11月20日、第2子が産まれましたー!!! 
女の子で「まなほ」ちゃんと命名(母は「まどか」第1子は「まなか」)。 


今回も映画と同じ伊深助産院での出産となり、
今回誕生した“まなほちゃん”も旦那さんソックリです(笑)。 


出産は日曜日の朝4時。


映画と同じく、再び、週末産となりました。

やっぱり赤ちゃんはママとパパの希望を聞いてあげようと
頑張ってくれる時があるようです。


出産の取材をしていますと、

・パパが強く立ち会いを希望していて、
・だけど週末しか立ち会えなくて、
・お腹の子に何度も頼んだ時に

週末を中心に、パパが立ち会える時間帯に出て来てくれる
確率がとても高いように感じます。


伴さんは2人とも週末でしたし、
死産を経験された関根さんの第2子、菖ちゃんの出産も
この日しかない、という「出張合間産」でした。

先日、日田市で上映会を主催いただいた方は5人とも(!)
週末産でしたし、実は僕らが立ち会わせていただいた出産のうち


希望していたパパたちは、全員立ち会う事が出来ていました。



こんな事を言ったら「お産は全部週末になっちゃうじゃないか!」と
言われてしまいますけどね(笑)。


これは科学的根拠ないと思うので、
胎内記憶と同じく、そう考えて楽しみましょうという事で、

ファンタジーなネタとしてスッと流してください。
 (希望が叶わなかった方はすみません!)



ところで今回のまどかさんは、
なんと前回よりも叫びまくったそうです(笑)。


経産婦さんだったこともあり、時間自体は5時間ほどだったのですが、
へその緒が“まなほちゃん”に巻き付いていたため、
その部分が信じられないくらい、痛かったそうです。


映画の中ではかなり雄叫びをあげられていましたが、
今回はもっとすごかったらしいです。

僕には想像できません(笑)。




1歳11ヶ月のお姉ちゃん、まなかちゃんは、なんと、
妹が誕生する明け方の4時まで、ずっと寝ずに立ち会ったそうです。


時折、ママを応援したり、水を運んでくれたりしていたそうですが、
やっぱり普段と違うママを見て泣き出しちゃったり、

眠くてぐずってしまったり、陣痛の間にオッパイをほしがったり
(陣痛中の授乳は子宮がキューッとなるので相当痛いらしいです)。。。


立ち会った真和さんもいろいろなところに気を使って、
かなり大変だったみたいです(^^;


お姉ちゃんにつきっきりの真和さんは、
今回は、「2児のお父さんになったぞー!」の喜びの叫びは
忙しすぎて実現できなかったようです(笑)。


新しい命を前に、まどかちゃんがしみじみ。


「結婚なんて絶対したくない」


と言っていた真和さんが、まさか2児のパパになってくれるとは。

出会った頃は、「そこまで言わなくてもいいんじゃない!?」というくらい、
家族を持つことに否定的だった真和さんが、

すっかり「イクメン」となった今、これから始まる家族4人の
新しい、愛おしい生活が楽しみです。



そんなこんなで、伴家に、
そして僕らに新しい仲間が出来ました。


まどかさん、真和さん、まなかちゃん、
オメデトウございます!!!!


そして我が娘の詩草(しぐさ)が11月18日に1歳になりました!

ツイッターなどでも非常にたくさんのコメントをいただき、
誠にありがとうございました!


本当に、あっという間の、スーパーハッピーな1年で、
笑顔と涙が満載でした。

妻と娘に心から感謝です。

そしてこれまで支えていただいて方々、本当にありがとうございます。 


色々あったけど、やっぱ産まれて来て、生きてこられて良かったー☆
お父さん、お母さん、ありがとう!

僕は日本一の幸せ者です♩


うんでくれて、
うまれてくれて、
ありがとう! 


★ まなほちゃんの写真はこちらから
http://www.umareru.jp/blog/2011/11/2-9.html


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◆ 目次
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├ 空に帰った赤ちゃんへのお返事
├ 【自主上映会】のご案内
├ あとがき  伴さん夫婦に第2子が誕生!


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◆ 空に帰った赤ちゃんへのお返事
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以前、上映会を開催していただいた方で、
長年、不妊治療にがんばられている方より、
こんなメールをいただきました。


「誰かの小さなドラマが、知らない誰かの生きる力になる」
ということを私自身が「うまれる」から教えてもらいました。

というご理解のもと、ご本人の許可をいただいて
皆さまとシェアさせていただきます。

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実は私、ちょうど上映会を開催した頃に、妊娠が判明しました。

奇跡の自然妊娠でした。

やっぱり映画『うまれる』には奇跡のチカラがあるなぁと
感動していました。


6週、7週では、診察を受けても赤ちゃんの袋しか見えませんでした。
いよいよ心拍が確認できるかという診察の日は、
主人と一緒に診察室へ入りました。

しかし先生の口から聞こえたのは、「おめでとう」ではなく、



「心拍が確認できません。

妊娠は継続しているので、子宮外妊娠の可能性が極めて高い」



という言葉でした。
そして8週に入り大きな病院へ診察に行きました。


たぶんお腹の赤ちゃんと最後のお出かけになると思うと、
できるだけ楽しい思い出を持っていって欲しくて、

私はいつもより可愛い格好をして、ゆっくり歩いて
病院にたどり着きました。


そして診察で、子宮ではなく卵管で心拍が確認され、
私は帰宅することも許されず緊急手術となりました。

病院に駆けつけた父が、執刀する先生に聞きました。



「卵管で生きている命を、子宮に移すことは出来ないのですか?」



しかしそれは、現代の医学を持ってしても無理なことです。

そして超音波がある時代だからこそ卵管妊娠の診断がつき、
私は大出血で命を落とさずにすみました。

とはいえ、赤ちゃんが大きく育っていたので
卵管ごと切除することになりました。


手術後、全身麻酔が切れて一番に思ったことは、
卵管に温かく包まれたまま取り出してあげられて良かった。。。
という気持ちでした。


そして、短い期間ではあったけれど、
私のお腹に来てくれて本当にうれしかったと思いました。


入院中は気持ちも混乱したり悲しんだり無気力になったりしましたが、
映画に出てきたいろんな言葉が私を励ましてくれました。


特に「天国郵便局からのお便り」で、
もう一度元気になる決意ができました。


主人にも、鮫島先生の書かれた「天国郵便局からのお便り」を
メールで送りました。


すると主人が「空に帰った赤ちゃんへのお返事」を書いて
私にメールで送ってくれました。

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赤ちゃんへ

お手紙ありがとう。
短い時間だったかもしれませんが、
私たち3人には大切な時間でしたね。

お母さんは大事に大事に最後まであなたを守ってくれましたよ。

喜びを与えてくれて本当にありがとう。
いつか天国で会えるといいですね。

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主人とは、同じ喜びと悲しみを分かち合ったということが
よくわかりました。

同じ悲しみを乗り越え、主人との絆はより一層強くなりました。


「子育ては自分育て」と聞きますが、
「不妊治療は夫婦育て」だなと感じています。


今は心も体も回復し、本当にうれしかった妊娠期間を懐かしく
思い出しつつ、毎日を楽しく過ごしています。


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◆ 【自主上映会】のご案内(11月下旬〜11月下旬)
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赤ちゃんと一緒に観れる上映会は「※ママ」、
無料上映は「※無料」と書かれています。


◆【11/23(水) 詳細は主催者まで 福井県福井市】 ※ ママ
ELEVEN VILLAGE/田川 寿一/080-4241-1137/
elevenvillage.umareru2011@gmail.com/ボランティア募集中


◆【11/23(水) 13:30〜 新潟県新潟市】 ※ ママ
主催:豊栄学童保育お日さまクラブ/http://pksp.jp/ohisama5252/
松本のぞみ/090-2026-9287/toyosaka-ohisama-club@mail.goo.ne.jp

※監督・豪田トモの講演会あり


◆【11/23(水) 13時〜 岡山県真庭郡】  ※ ママ
主催:新庄村未来創造研究所 活性化センター 
佐々木 美喜/0867-44-1351/shinjo.fc@gmail.com


◆【11/23(水) 10:30〜 3回上映 高知県高岡郡】 ※ ママ
主催:中土佐町「うまれる」上映実行委員会 
山岡 佐也/0889-52-3280/kumiai@iris.ocn.ne.jp/ブルーレイ上映


◆【11/23(水) 10:00〜 鹿児島県鹿児島市】 ※ ママ
ママ'sトーク☆嬉々☆/http://www4.ocn.ne.jp/~kikitalk/
堂園 百合子/099-822-2822/curemitsuba@chime.ocn.ne.jp/ボランティア募集中



◆【11/26(土) 10:30〜 香川県三豊市】
さぬき映画祭/三豊市文化会館(マリンウェーブ)/0875-56-5111/
marinewave@city.mitoyo.kagawa.jp/35mmフィルム上映


◆【11/26(土) 13:00〜、18:30〜  沖縄県宮古島市】  ※ ママ
喜久山 仁美(Aroma助産院)/0980-79-8811


◆【11/27(日) 10:15〜 3回上映 岩手県花巻市】 ※ ママ
主催:お産と地域医療を考える会 
新田史実子/0198-22-7291/oimobun@y4.dion.ne.jp/ボランティアスタッフ募集中


◆【11/27(日) 10:00〜、13:30〜 埼玉県秩父市】 ※ ママ ※ 無料
主催:埼玉県秩父市 
内田 香/0494-25-5200/seikatsu@city.chichibu.lg.jp

※監督・豪田トモの講演会あり(午後)


◆【11/27(日) 10:00〜、14:50〜 熊本県荒尾市】  ※ ママ
母乳育児cutuecutue/http://tinyurl.com/7jj5fgf/林田/0968-78-0653/
kusuri.hayasida@nifty.com/託児あり(定員:30名)

※産科医・池川明先生の講演会あり(13:00〜14:40)


◆【12/1(木) 10:30〜 3回上映 宮城県仙台市】 
http://nanohanakai.or.jp/topics/topicsblog/2011/10/post-1.html
社会福祉法人なのはな会/木村美矢子/022-275-3878/miyappe@mri.biglobe.ne.jp


◆【12/3(土) 10:00〜 東京都新宿区】 ※ ママ
主催:チーム・バンクシア/木村高士/090-3982-6021/
mirokunoyo2008@yahoo.co.jp/

※監督・豪田トモの講演会あり
※ボランティア募集中


◆【12/3(土) 10:00〜 4回上映 兵庫県加西市】  ※ ママ
主催:癒しサロンohana 喜多訓世 
喜多訓世/079-035-9571/info@ohana-kk.com


◆【12/4(日) 13:30〜 長野県岡谷市】※ 無料
http://tinyurl.com/72ka95b/岡谷市健康福祉部子ども課 松村佳江/
0266-23-4811 内線1266/kodomo@city.okaya.lg.jp

※監督・豪田トモの講演会あり


◆【12/4(日) 10:00〜、4回上映 愛媛県新居浜市】  ※ ママ
主催:Team 縁〜yukari〜/高見佐智恵/090-7141-4408/
info.yukari@gmail.com/ボランティアスタッフ募集中


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詳細やお申込に関しては各主催者様にお問い合わせください。

★上映会スケジュール一覧はコチラ★
http://www.umareru.jp/everycinema-schedule.html


★上映会開催ご希望者はコチラから詳細を御確認ください★
http://www.umareru.jp/everycinema-2.html


★自主上映会を開催した事のない方のために「はじめての上映会」
というページもあります★
http://www.umareru.jp/everycinema-first-time.html


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◆ あとがき  ダイヤモンド・ユカイさんと対談
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メルマガNo.114でレッド・ウォリアーズというロックバンドの
ボーカルを担当していたダイアモンド☆ユカイさんが、
無精子症(文字通り、精子がない症状です)を告白した
書籍『タネナシ。』をご紹介させていただきましたが、
http://www.umareru.jp/blog/2011/10/post-570.html


先日、そのユカイさんにお会いしてきました。


実は僕、高校生の頃にバンドをやってたんですが(初告白!)、
よくレッド・ウォリアーズさんの曲は聴いていました。

特にお気に入りは「バラとワイン」で、
いつかこの名曲を映画で使わせていただきたいと狙っています♪


今月初めに双子の男の子が産まれ、3児の父になったユカイさん。


帝王切開での出産に立ち会ったようですが
(帝王切開では立ち会えない病院がほとんどです)、

「女の“切腹”はすごいよ」

とユカイさんらしい独特の表現をされていました(笑)。


双子の男の子たちには、
「頼音(らいおん)」くん、「匠音(ショーン)」くん、
と、これまたユカイさんらしい命名。


2人のボーイズには、ビシッといくよー、とおっしゃっていて、
1歳半の長女、ニーナちゃんにデレデレのご様子でした。

ニーナちゃんは、お腹にいた時からギターを弾いて曲を
聞かせていたこともあって、音楽にはとても敏感。

いまは楽器を見ると、とんでやってくるそうです。


お気に入りの曲はビートルズの「Yesterday」だそうですが、
ユカイさんは、オリジナルの曲も歌ってあげているそうです (贅沢!!)。


お話の中でユカイさんが特に強調されていたことは、


たまたま自分たちは授かったけれど、

やっぱり授からない人たちもいることを忘れずに

生きていきたいという事でした。


テーマ的に前例がないので書籍の出版はやっぱり躊躇したそうですが、
自分の経験を伝えることで、不妊治療に関して良い方向にいけばと
願っているそうです。



今回は全然違う話で盛り上がったのでほとんどイクメン・トークは
できませんでしたが、次回、色々とコツを聞こうと思っています。


あと、ユカイさんとプロデューサーの牛山朋子が
【同じ中学出身】という事も判明(笑)。
不思議なつながりも感じた一日でした。


『タネナシ。』と「バラとワイン」はおススメです!! 


★ ユカイさんとの写真はこちら
http://www.umareru.jp/blog/2011/11/post-419.html


★ 書籍『タネナシ。』 ダイアモンド☆ユカイ著
http://tinyurl.com/3ok42k6


★ レッド・ウォリアーズ「バラとワイン」YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=2KiFBsNEoxc



監督・父
豪田トモ

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