2011/08/01    vol.103              http://umareru.jp/
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◆◇◆◇◆ドキュメンタリー映画「うまれる」メールマガジン◆◇◆◇◆
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皆さま、こんにちは。
映画『うまれる』監督・プロデューサーの豪田トモです。


先週は新潟県と福島県で記録的豪雨だったようですね。
約18万人に避難勧告が出されたようです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110730/dst11073001500001-n1.htm


新潟県三条市で冠水している映像がニュースにたくさん写って
いますしたが、ちょうど2ヶ月前に1,000人の自主上映会を
開催していただいて、想いのある場所なのでとても心配です。
http://www.umareru.jp/blog/2011/06/1000.html


上映会を主催いただいた「エコライフを楽しむ会」の鳥羽さんに
電話したところ、土砂崩れで家に帰るための道が分断されていて、
昨夜は職場に泊まる予定との事でした。

奥様とも連絡が取れ、大事には至っていなかったようです。


皆さまのご無事をお祈りしています。
僕らに出来ることがあれば、やっていきたいと思います。


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◆ 目次
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├ 虎ちゃんが坊主になりました♪
├ 【募集】自主上映会のスタッフ
├ 「私は、我が子のいのちを守れなかった父親です。」
├ あとがき 節電くらいがちょうど良い

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◆ 虎ちゃんが坊主になりました♪
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18トリソミー(以後「18っこ」)の松本虎ちゃんが
パパ似の坊主頭になりました。
相変わらず、可愛いです♪


18っこは体温が高くて汗を掻きやすく、
汗疹になりやすいみたいなので、思い切って、丸刈りにしたそうです。


最近の虎ちゃんは歯がバッチリ生えてきています。


という事は、「口から食事を取っていいよ」という身体のサインなわけで、
数ヶ月前から離乳所にチャレンジしていますが、
先日は納豆をかなり美味しそうにいただいました。


すくすく成長中です。


以下から丸刈り虎ちゃんの写真が見れます。

http://www.umareru.jp/blog/2011/07/post-543.html


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◆ 【募集】自主上映会のスタッフ
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映画『うまれる』のメッセージを伝える仕事を、
『うまれる』を『そだてる』活動を、一緒にしませんか?


パソコンでの事務作業が好き・お得意な方、強い意欲のある方、
以下より詳細をご覧いただき、ご応募くださいませ。

http://www.umareru.jp/everycinema-staff.html


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◆ 「私は、我が子のいのちを守れなかった父親です。」
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先週のメルマガで「我が子を守る人工呼吸」という記事を
書かせていただきましたが、

それを読んだ『うまれる』ファミリー・サポーターの方から
こんなメールをいただき、思わず涙しました。

許可をいただいて、皆さまとシェアさせていただきます。

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先週のメールマガジンで、「我が子を守る人工呼吸」
という記事を読ませていただきました。



 【3分以上、脳に酸素がいかないと、植物人間など甚大な結果に】



と記されていましたが、
「ドリンカーの生存曲線」というのがあり、
ドリンカーの生存曲線は呼吸停止から心肺蘇生法を実施するまでの時間と、
蘇生率を表しています。

これを見ると


1分後に人工呼吸を実施すると97%、
2分後では90%、
3分後は75 %、
4分後は50%、
5分後は25%となり、
10分後にはほとんど0に近くなってしまう。


しかも脳が酸素なしで生きていられる時間は
わずか3〜4分といわれているため、



【呼吸停止してから5分以上経ってしまうと蘇生するのは難しくなる】



のです。
私も、




我が子を保育園で亡くすまで知らなかった




ことです。



我が子は、

保育園で午睡中、

心肺停止の状態で発見され

窒息で亡くなりました。



発見された後も、保育士には心肺蘇生をしてもらうことも
ありませんでした。
保育士は心肺蘇生が出来なかったと報告を受けています。

豪田様も、娘を保育園へ預けているようですので、


その保育園が生命を守る保育園なのか、


午睡中の生存確認を5分毎に行なっているのか、


確認することをお勧めします。

それが、保育園へ預けている親御さんの務めだと考えます。


私たちを含め、午睡中の死亡事故で保育園を相手に
訴訟を起こしている人たちが沢山います。


幾ら訴えても、行政は耳をかさず、
我が子の死亡事故以後も同じような事故は起き続けています。
確認されているだけでも、これまでに



【200人近くの赤ちゃんが保育園で午睡中に亡くなって】



います。


しかし、すべての保育園が、そういう保育園ではないと思います。


現に、いのちを守る取り組みをしている保育園もあります。
別件で市内の保育園に行った時に、
私たちがのぶちゃんの両親だと解っていて、



「この度は、同じ児童を預かる立場にある人間として、
誠に申し訳ありませんでした。」



と謝罪されました。


私たちは、我が子を亡くしてから、
すべての赤ちゃんがかわいくて仕方ありません。


街で赤ちゃんを見かけると目で追い、わざわざ後を追い、
はたから見れば変なおじさん、おばさんだと思います。



「うまれる」という生と隣り合わせに死というものがあるのです。



「うまれる」のファミリーサポーターに
登録させていただいていますが、それは、


赤ちゃんを亡くしているからこそ、

「うまれる」ことの大切さ、

生命を守らなければならない使命感を持っています。



すべての赤ちゃんが、両親に育まれ、見守られ、
大きく育っていくことを願わずにはいられません。

豪田様も、しぐさちゃんを守り通してください。


私は、我が子のいのちを守れなかった父親です。


私のような親は、私たちでおわりにしたいのです。


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メールをいただいたのは、栃木県日光市にお住まいの方です。
「のぶちゃんくんは、おじぞうさま」というホームページもあります。

http://nobu.roadout.com/

のぶちゃんくん、とても可愛いです。


我が子を亡くすという事は、想像を絶します。
このような事件が二度と起きないよう、また、
この世にやってきたすべての命が幸せでありますように。


当事件のニュースのリンクです。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110226/tcg11022602070003-n1.htm


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◆ あとがき 節電くらいがちょうど良い
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色々な所で節電対策がされていますが、
僕は正直、

『節電くらいがちょうど良い』

と感じています。


デパートやレストランなんか行きますと、
去年までは冷房がキンキンで寒すぎちゃって、

僕はいつも上着を持って行かないといけなかったけど、
いまはどこも概ね適温で良い感じです
(まぁ、これは僕にとっての「適温」なんでしょうけれど、笑)。



ライトを消し気味に営業されているお店も多いですが、
でも別に問題なくないですか?



うちもたくさん節電していますが、生活に全く支障ないですし、
「かえってこの方が良くない?」という事も多々あります。



まだまだなのでしょうし、時間はかかるのでしょうけれど、
これで原発の恐ろしさと無縁の生活を送れるのであれば、
僕はそっちに賭けてみたい気がします。



もちろん、節電によって苦しさを感じている方がいるかもしれませんが、
何より、娘とこれからこの世界にやってきてくれる子たち
のことを考えると、そう思います。




もしかしたらこれからの社会、
節電くらいがちょうど良いのかもしれません。


豪田トモ

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